ぬっきーさんの映画レビュー・感想・評価

ぬっきー

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正義の行方(2024年製作の映画)

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正直、半分野次馬根性で観に行ったのだけど、全然、そんな気持ちで見られるものではなかった。観終わった後、なぜか頼りなく、寒く、体温を上げたい気持ちになって、近くのスタバによってカフェラテを買った。
日本
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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やさしさ120%の映画だった。
登場人物のほとんどに、痛みを感じたことがある経験があって、だからこそ誰かの痛みを想像できている世界だった。
願わくば、自分に痛みを負った経験がなくても、そんなふうに誰か
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

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三谷幸喜の「12人の優しい日本人」が大好きで、その元ネタということは知っていたけどこれまでずっと観てこなかった。これもアマプラにあったのでポチり。
眠たい日に見たので、途中で何度も巻き戻しながら最後ま
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Winny(2023年製作の映画)

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本当は映画館で観たかったやつ。
アマプラで見つけたので、平日だったけど思わず見てしまった。
監督が、金子勇という人のことが好きなんだなぁというのが伝わってくる。東出昌大が、とてもいい。今まで他にも東出
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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観終わったあと、玉ねぎの皮をむくみたいに、世界の薄い皮が一枚はがれたみたいな感覚になった。はがれる前と大して変わらないんだけど、確実に何かが変わってしまっていて、いい映画見た後ってこういう気持ちになる>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに、分からないことが真実…という気持ちになる映画をみた。
弁護士が劇中で何度も言っていたように、彼女が殺したか殺してないか、この映画の問題は(そして実は裁判の争点も)そこにはない。
人は一度、
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

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ぶっ飛ばしてるところと真面目なところと本当に起こったこととが絶妙なバランスでミックスされてて、よかった。
今ちょうど、真山青果の「元禄忠臣蔵」を読んでいるので、さらに面白かった。
家臣の林遣都に漬け物
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情婦(1957年製作の映画)

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最後、手のひら返しに次ぐ手のひら返しで、見抜けた見抜けなかったを超えた面白さがあった。
ラストはウィルフレッドの行動に思わず泣いてしまった。
いっけん悪徳弁護士にも見えなくもないタプタプのじいさん・ウ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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わんちゃん出てきた!
いい子だ。
最後エンドロールみてたら、犬の名前はALMAだったと思われる。女の子かな。ちなみに、それで知ったけど、フィンランド語で犬はkoira(コイラ)っていうんだね。

久し
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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これ、狂児のこと好きにならない人、いる?ツボを押さえた優しいやつ過ぎて聡実くんに合わせて一喜一憂した。
聡実くんのこの気持ち、知ってるなーと何度か思った。特にまわりが怖い人ばかりで、その中でこの人だけ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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多幸感!
永遠に観ていられそうだった。
映画を観ているだけで幸せになることができる映画。平山が辛そうな時ですら、幸福感がすごかった。
トイレ掃除を永遠に観ていたくなるのもすごい。
毎日毎朝、少しづつ違
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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漆黒の絵がすごい迫力でよかった。
江戸時代シーン観てる時、一瞬なんの映画観てるのかなって気持ちになったけど、髪振り乱す高橋一生は大変かっこよくてよろしかったです。

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人がどこまでキレイごとを貫けるか、を問う話だった。
途中までは、ケンが盤上をひっくり返して、権力者たちをタジタジにさせる何かをやらかすのかと思ってそれを期待して見ていたけれど、そうはならなかった。歯痒
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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飲み会の後いったら、めっちゃ眠くて起承転結の承くらいまでウトウトしちゃったよ。
そのあとはチャーミングな物語が続いたので万全の時に行くべきだったと反省した。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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ただただ久しぶりに映画館に行きたくてなんも考えなくても見れそうなので見た笑。
いつも通り楽しくて、アーニャとヨルはかわいくて、ロイドは素敵でした。

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

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敵が外にいるからって人類皆ひとつとか、きれいごと言うな!とあたまで反論しながらも、きっちり感動してきっちり泣いた。
よかった…

(2023年製作の映画)

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女がほとんど出てこない。
教科書やこれまでの大河ドラマだけから想像していた本能寺の変が、愛憎が加わるだけでこうも見え方が変わるのかと思った。
変な言い方だけど、途中から青春ドラマ見てるような気持ちにな
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おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

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沖田監督の映画の中で一等好き!もしかしたら、全映画の中で一等かもしんないくらい、むちゃくちゃ好き。どっぷり浸かった愛おしさと、ちょっと突き放したユーモアのバランスがいいんだと思う。
なんにせよ、みんな
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正欲(2023年製作の映画)

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ガッキーの顔映画だった。
ほんとに全く悪い意味じゃなくて、ほとんど全部のガッキーの顔カットが不細工で胸が詰まる。苦しさみたいなものがその顔に張り付いていて、何をしていてもとれない感じ。ガッキーの横顔も
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

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ひゃーごめんなさい。
あんまり寝てないで見にいったので、たぶん半分くらいところどころで寝てしまった。
でも起きてたところは全部が印象的だった…!
そして、シネマカリテ、さむい!!

私がやりました(2023年製作の映画)

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こんなん絶対面白いやんと思って予告編から楽しみにしていたフランソワ・オゾンの新作。むっちゃ愉しかった。
なんか最後手ひどいしっぺ返しが来るんじゃないかってドキドキしながら見てたけど、そもそもそういう風
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「戦争」をやたら意識せざるをえない「ゴジラ」で、自分のなかの価値観をすごく問われる映画体験だった。
死ぬために戦うことが当たり前だった特攻兵の男がそこから逃げ出してさらに大勢の人間を死なせてしまったこ
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(2023年製作の映画)

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感想を書くのがむちゃくちゃ難しい。というのも、自分が何をどう感じているのか、何が答えなのか、たった2時間ちょっとでは全然わからなかったからだ。
たぶん困ってしまったのは、主人公の「師匠」の気持ちも、「
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

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まったく期待しないで観に行ったら、ここ最近見た映画の中で一番面白かった!
最初はこれはつくりもののホラーなんだ、さあどんな怖がらせ方をしてくるんだと(ホラー映画が苦手なだけに)身構えながら見ていて、な
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

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こんな史実あるんだ!と思って気になってた映画。蓋を開けたら、びっくり史実の映画でもあったけど、自分を信じるってことってこういうことなんだなと体感させられる映画だった。
こんなにたくさんの人を巻き込んで
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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途中で何度か寝てしまった。映画館出たら、前を行く外国人グループが「ハイコンテクスト」と言ってるのが聞こえて、ハイコンテクストって、外国でもハイコンテクストって意味で使ってるんだ、と思った。
眠くならな
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福田村事件(2023年製作の映画)

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楽しみにしていたというのも、なんだか似合わないし変な感じだけれど、楽しみにしていた。
想像していたよりもずっと淡々とことが運んでいく映画で、ドラマチックなことは何も起こらず、ドラマチックじゃないからこ
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宝塚で超絶おなじみだった「エリザベート」。彼女と親しかった「ルードヴィヒⅡ世」も登場したり、前知識ありまくりで観に行った。予告であっかんべえするエリザベートにワクワクを感じたのだ。
観にいく前から気に
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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コテンラジオ課金勢なので、最近はじまったシンドラー回全て聞いてからこの映画を観た。
シンドラーは私が想像していたような聖人君子ではなく、ビジネスマンで野心家で賢い人だった。
本当に信じることをなすため
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バービー(2023年製作の映画)

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心ん中の開けちゃいけない扉を開けてしまったような気持ちになった。
自分は今まであんまり、自分が女性であることが原因で何か不利なことになったり、辛い思いをしたりとかない方だと思ってきていたし、実際今もあ
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

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一人の人を形づくるのに、その記憶が強く結びついていることを語ろうとしている物語だった。一代記みたいなものとは全然違う。
そして、現代への警鐘的なニュアンスの強い映画でもあった。最後は果たして今はどうな
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セブン(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前半から、被害の様子を明るみに出して堂々と見せないで、写真や言葉や暗がりや遠巻きで伝える演出が多く、何でなのかなと思っていた。あまりに残酷だからかなとか、美術さんが作るの大変だからかなとか思ったけど、>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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概念ファンタジーやった。
たぶん大人より子どもの方がずっと楽しめると思う。意味を考えないから。考えたら何かダメなツボにハマってしまう気がする。
私はといえば、意味はさっぱり分からなかったし(そんなもの
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