山下さんのあたたかさを感じるディレクションと、主演2人の掛け合いもよくて、役が生きてる感じがした。ぽやーっと見ながら笑い涙してしまった。紅は名曲やな。
単純な恋愛ではなくて、その国らしさ、男らしさ女らしさみたいなことだったり、人生で何を優先するか、タイミング、言うか言わざるかみたいな普遍的なテーマを、とても繊細に描いた作品だった。
構図や色の使い方が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
すごすぎた。進行方向や天地が分からなくなるような冒頭ロングショットからも誰も何も悪とは言えないようなタイトルを感じさせられたり(そもそも美しすぎるし)、音も含めただるまさんが転んだの時間が止まったよう>>続きを読む
書き漏れてたーめちゃよかったのに。
遅ればせながら備忘録。
屠殺場で豚を抱えるシーンと友人を抱えるシーンのマッチのさせ方だったり細かな演出も素晴らしくて。特に雷・ろうそく・写真を使った見えないから見え>>続きを読む
遅ればせながら備忘録。
すこしやさしい気持ちになる、脚本と演出も自然で優しく、とても好きな映画だった。
自分ではコントロールの効かない感情や行動の波に翻弄されるとき、落としたものを元に戻すのではなく、>>続きを読む
遅ればせながらの備忘録。
体調最悪で見たにも関わらず、その
辛さを完全に忘れ去る時間だった。
主人公の世界に夢中になってしまった。
時折、生きることの幸せとは、を考える。
忙しい日々の中で、自然を楽し>>続きを読む
劇中劇に挑みまくった一本という印象。映画自体より、試みとしての面白さが個人的には勝った。
最初から最後まで徹底した構造の中で、劇中の劇と違う劇の存在が出て来たり、劇中劇の中の窓やカメラやテレビを使った>>続きを読む
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創作の持つパワーに圧倒された時間だった。スコアとかうまくつけられないけれど、見てよかったし感動した。
深い創造の持つ重みと自由さどちらも感じられる、不思議な時間だった。。
構図、動き、空気感の演出>>続きを読む
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本当に、すごいの一言。主題に対して、こんな脚本が書けるなんて、こんな演出になるなんて、の感動と尊敬がすごい。
怪物だーれだ、の予告編から、誰か特定の怪物的存在が出てくるのではないかという先入観を持った>>続きを読む
語彙力を失うくらいすごかった。なんで髪の毛の束感をあんなに残しながらもピーチ姫の髪の毛はサラッサラしてるのか…、、ゲームが世界的に認知されているからこそ、ストーリーの世界観に落とし込まれるアイテムのう>>続きを読む
当時のパリへの憧れと闇がファンタジーなのにどこかリアルに迫って描かれていた。
自然さが恐ろしくて美しい。ぷりっとしたお尻も美しかった。
エンタメ極まるとこうなるんだなと感動。かなりヘビーな時代背景があるのに、極限までパワーが全開放されると明るすぎるし面白すぎる。どうしてこうなったが多いのに、構成のうまさは緻密だったり、それすらも最早面>>続きを読む
逆転の描かれ方が分かりやすく、テーマ設定の時点での勝ちを感じる。かなりコメディに描かれていたけど、ラストシーンへの落とし込みが皮肉たっぷりだった。個人的には、ねぇ見てあなたうちの製品だわ、のシーンが大>>続きを読む
スピルバーグ監督の力量を見せつけられた。物語の転換に訪れる1シーンの中に、複数の意味を待つ演出が散りばめられている。引き込む手、切られる爪、すごく記号の使い方がクリアで最高だった。最後のシーンもウィッ>>続きを読む
国も、育ちも全く異なる主演2人の、最悪な始まりから変化していく心理演習が、リアルで見事。台詞1つで人物や心理描写が鮮烈にされるところも好き。劣悪な環境も浮ついた気分で切り取れば祝福を感じる、そんな対比>>続きを読む
流れる時間のテンポは早くないし、劇的な盛り上がりは作られない。ていねいに繊細に映画にされていた。少ないテンションの振り幅の中で、ものすごい感情と熱量の振り幅があって、演出の妙による映画のトーンとか、カ>>続きを読む
アニメ化の最高峰なのでは?というくらい、時がたった伝説の原作をアニメ化する意味を感じた映画だった。もはや実写だった。井上さんのフルカラーがずっと動いてるみたいな作画、ライティング、被写界深度に、重力や>>続きを読む
すごくよかった。重たいテーマがキャッチーに昇華されていてバランスが絶妙だった。相変わらずの光の美しさもありながら、元気な土地や緑とその対象の描き方が鮮烈。災害や廃れの前にあった日常を思わせる声の演出と>>続きを読む
オシャレでポップでカワイイ。って感じ!
アメリカの時代と文化は感じられたのと、タイトルは好き。
人として生きられるようになる変化の過程が、ほぼすべて犯罪という皮肉がすごいのだけれど、どこかコメディ感もありさらっと見れてしまう。自然な演技がすごい。
すごく自然に、子どもの頃体感する痛みや苦さが演出されている。大人になってほとんど忘れるだろうけど、苦さだけ抱え続けるんだろうか。画面内の構図もすごく引き込まれる。あと加賀まりこさん綺麗すぎ。
テーマがとてもよくて、すばらしい映画だった。台詞や、洗面所や、木の水やりみたいないろんなものが記号として効果的で自然に色々な感情を受け止められた。エンディング曲もよい!
OPとEDはめちゃくちゃキャッチーな狙いなのに、冒頭の長回しシーンでめちゃくちゃ不安な気持ちに落とされる。主人公と妻、笑いで殺し悲劇に殺される、光と闇、理性と衝動など終始対比か鮮やかで、設定がうますぎ>>続きを読む
音の使い方がドラマチックで、ファンタジックな設定に気づいたら引き摺り込まれている。服装とか美術に品があってとても素敵。BGMをピアノで演奏するおじさんを映り込ませるのも好き。
さよならくちびるから抜擢された2人の演技が、これが体当たりな演技か、という感じでいい。向井さんの曲もかっこいい。なにより、塩田さんの演出のテンポ?が気持ちよかった。
胸躍る演出と目が離せない美術。愛おしくて美しい。ずっとウェスなのにずっと新鮮なの、なんなの…
こんなこと可能なの?ってぐらい、長回しの台詞を面白く、そして自然に聞けてしまっていた。非現実的な出来事だけれど自分の延長にあるような、そんな3話。
たまに差し込まれるキーとなる台詞のコピーワークがすご>>続きを読む
劇場で見てよかった。比較的長尺なのに時間を感じさせない没入感は、細かにちりばめられた関係性の変化を感じさせる台詞や構図の演出の積み上げによるものだと思う。構成もうますぎたし…と言いたいことはたくさんあ>>続きを読む