ダギリオダギレイさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ダギリオダギレイ

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お引越し(1993年製作の映画)

3.7

台風クラブから見に来たのでまた狂気じみた展開になるのかって身構えてたらやっぱり狂ってた。
お引越しってタイトルなのに主人公走りまくるし炎あがりまくるし全然先が見えない内容だったけど面白かった。なんとい
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.0

オシャレに見えて感性が爆発しまくってる映画だった。
映像と編集が神。とんとん拍子に進む話なので緊張感と同時に爽快感が味わえる。
ラストは視点を変えるとハッピーだったり切なかったりモヤモヤしたり、そうや
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.1

ジャック・タチの文明批判映画。ヘンテコリンで可愛らしい世界観がクセになる。50年代に作られたってのが信じられないくらいお洒落でスタイリッシュな作品だった。どのシーンも画作りが凄いのにペースが落ちること>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

1.4

なんかさ、全部がショボい
世界クソだクソだって言ってるだけじゃん

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.1

ファスビンダー初鑑賞。ずーっと人物が語りまくる内容だけど、題材といいドア越しの構図といい、44年前とは思えないくらい先進的な映画だったと感じる。愛のむきだしの元ネタと言われる理由にも納得がいく。唐突な>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

濱口竜介監督の短篇集。どの話も好きになれた。ガラス越し・カメラ目線で語るカット・エスカレーターの交わし合いとか、巧妙な描写がアクセントあって、しかもロメールやホン・サンスへのいかにもって感じのリスペク>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

5.0

なんだこれは!すごい映画だったー。(語彙力)
監督とカメラと子供が一体になってんのかって思った。映画という概念を忘れるので汽車が画面から飛び出してきそうでビビった。まさに奇跡。全く色褪せてない。

拾った女(1953年製作の映画)

4.0

テンポが良い!そして破壊的。
愛とか金とか正義とか、80分の中で色んなテーマが盛り込まれている爽快な映画だった。あとカメラワークかっこいい。後半の疾走感がたまらない

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

夫婦の生活を淡々と映し続けるドラマ。
ほとんど何も起こらないのに、画面から目が離せなくなるこの不思議さ、病みつきになる。非常に影響力ある作品だと思う。
誰も触れてない気がするけど、繰り返し射し込むが光
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革命前夜(1964年製作の映画)

3.2

ベルトルッチの初期作品ということで鑑賞したけどなにこれヌーヴェルヴァーグじゃねーかよ。(タイトルいいね)
退屈する内容だったけど、ラスト20分で映像がカッコよくなるし、実験的な演出が目立つものの、監督
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

面白かった。前作のリスペクトを含め、改変しすぎない内容になっていたが、良質なリメイクになってたと感じる。さらに、本家(1961年版)がいかに革新的だったのか改めて考えさせられる。
60年前に作られた本
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汚れなき祈り(2012年製作の映画)

3.7

監督さん宗教めっちゃ嫌ってそう。

教会行って精神狂わされて悪魔祓いされる話。実話っぽい。
常に小刻みに揺れる画面とか、終わり方とか、狂気が漂いまくってて好きだった。白い吐息出まくるのが見応えあるし、
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オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

4.1

カオスな編集法が最高に気持ちいい。
ドヤ顔されてもずっとポカーンってしてたけど、ドキュメンタリー映画なんて全部ウソだって思ってる自分にとっては興味深いと思える作品だった。
あとピカソはやっぱり変態だっ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

面白かった。情報量を最小限にとどめたサスペンス映画。事件の一部始終を音だけで進めていくっていう規格外な話だけど、上手くまとめられていたと思う。
寒色系な映像が非常にカッコいいけれど、長回し始まった!っ
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孤独な場所で(1950年製作の映画)

4.0

短気な性格が持ち主の脚本家が殺人事件の容疑者として疑われる話。殺害現場の写真を見せてもしれっとしてるし、つーか車ぶつかったら平気で運転手撲殺しようとしてるし。そりゃ疑われて当然って感じ。
男が事件の経
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

絵がいちいち強烈すぎて何度もゾッとできるサスペンス映画。
ミステリー要素強いのに展開がゆっくりで、どっちに力入れたいのか分からない感じだったけど。
どっぷりハマれるこの世界観、初期から確立していたんだ
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サンライズ(1927年製作の映画)

4.1

サイレント映画。
意外にポップな内容なのだが、とにかく撮影が美しすぎる。一つ一つのカットが映えすぎてて忘れられない。2人で泣きながら教会に入って男が挙式を見て改心するシーン、展開も映像もすっげえ神秘的
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.0

ひたすら映画愛と皮肉を注ぎ込んだ映画。
名作映画の名前がポンポン飛び交う冒頭の長回し、ありがたい。
映画好きにこそ響く作品だと思う。
セックスシーンは顔しか映らないしその後になんか二人とも泥パックして
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オルエットの方へ(1970年製作の映画)

4.5

バカンス映画。ストーリーも音楽もない会話劇だが解放感あふれる作品。
男がとにかくいじられっぱなしで笑える。
昨日撮ったばっかりなんじゃねーのってぐらい古臭くなくて素晴らしい。
クレープとクリームパフが
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.1

ブニュエルのねおれありずも。(言えたぁ)
実話をもとにしただけあって、映像もストーリーも奥深いものになっていた。ゾワッとする要素満載。不条理にフォーカスしすぎず分かりやすい内容になってるのでとても見や
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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.6

2021年最後の映画にしようと思ったら見ないまま年明けたので今年最初の映画になった。

擬似じゃなくマジワンカット映画。画面は揺れすぎだと思った。カメ止めより揺れてる。(比べるのはおかしいか)
話はシ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

予想以上にぶっ飛んでて面白かった!
血飛沫なんて可愛く思えるくらいバイオレンスな描写の連続だったけど、市民を救うためには犠牲が必要だとか反逆児も正義になれるとかヒーロー映画で隠されがちな現実をしっかり
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.9

面白かった。
が。どうやら配信側の問題らしいけど、中盤、映像の乱れ・ノイズが激しくなってまともに作品観れなかった。腹立つ。
構図が洗練されてて全く古臭さを感じないので影響力ある作品だなーと感じた。ちゃ
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

大雪で散々な目に遭ってるので季節外れのバカンス映画を。海辺と言っときながら屋内にいる映像の方が多いじゃねえかよと感じた

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.8

幼気なラブストーリー。公園の話がとても面白いんだけど、終盤長引いてる感があってちょっと残念。

逃げた女(2019年製作の映画)

3.8

ホン・サンス新作。知り合いを訪ねる女の話。90分もないので気楽に観れる。
本作で登場する男たちみんな後ろ姿なのが面白い。空虚感たっぷりの映像なので、ちょっと退屈。猫とかインターホンとかいい味出してるシ
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