marigoさんの映画レビュー・感想・評価

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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

瑞々しさの権化のような永野芽郁ちゃんがヤニにまみれた限界OLを演じてるというだけで有難い、擦り切れてもやり切れなくても向き合わなくてはいけない人生イベントについて原作の良さを殺さぬまま描かれていて良か>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.5

人間てのは本来エゴイスティックでずる賢くて問題や嫌なことから目を逸らし続ける弱さしか持ち合わせていないということが骨身に沁みてわかる映画 それでもどうにか取り繕って生きている我々は偉すぎる…… 画面の>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

自分的には終始登場人物のリアリティがなくてピンと来ず、は???なぜ??今??ポカーンみたいな感じだったが、ラスト10分で急に生の人間を見せつけられてビックリしちゃった、良いシーンだった。そして東出さん>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

4.1

全員スゲ〜痛そう!もう最後まで超痛そう!二階堂ふみさんなんか特に最高よ!ウワーと慄いているうちに終わる、最高〜〜ちなみに自分が中島哲也監督だったら、俺が小松菜奈を見つけたと周りにイキリ散らかしてしまう>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.0

20分に1回ちょっと笑えちゃう三谷イズム ファンタジックで楽しく何も考えずに観ることができるが自分的にはちょっとファンタジックすぎてしまった

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.9

他人の正義を部外者が断罪できない、それはそうだが、それがもし倫理に反していたらどうか?近しい人がその道を突き進んでいたら止めるのか?そもそも倫理観ってなんだっけ?などの自問自答がエンドレスで噴出してし>>続きを読む

ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.2

主演ふたりとも好きなんで、終始ウッキウキでした!あざっした!恋愛それ自体にフォーカスされてるとどうしても恥ずかしくなってきてストーリーが頭に入ってこなくなるんで、あんまり覚えてないんですが、あざした!>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.3

フワフワフワ〜〜っと風船みたいに飛んでいってしまい繋ぎ止めて安心させてくれない好きな男に対する気持ちが止まらねえというときの地団駄踏んでも足らぬ悔しさ、心の底から嬉しい時に人間は笑えなくなってしまうこ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

もう終始めっちゃ救いがないのよ。ただただ押し寄せる悲しみに打ちひしがれながらも突っ立ってそのまま耐えてきた人間の終末としてはあまりに辛すぎない?という感じだった 所々いやいやそんな都合いい理屈あるかよ>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.1

ウォオオオオ!!!マジで5秒で良いからこの映画に出てくる人達の人間関係の中に介在させちくり〜〜悪意がなくチャーミングで懸命に生きていて全員最高すぎるんだよ〜〜しかしこんな人たち現実にあんまりいないよ〜>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

人間の生活とは小さな喜怒哀楽がさざ波のように次から次へと押し寄せる時間の連続で、喜楽が続く時もあれば怒哀で塗りつぶされる時もあり、幸せかそうでないかという雑な二元論で括ることができないし、ましてや誰か>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

観てると段々どこかからギャグなんじゃないか?と思えてきてしまう池井戸グルーヴがそこにある どこまでも普通の人なミッチーが良いが、やっぱり香川照之さんが出てきた瞬間に速度が出るのが好きすぎてどんな読後感>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

原作を読むと全員あまりにも眉目秀麗に描かれすぎてるだろ!!!とツッコみたくなるがこのアクションは岡田くんにしか出来ないので仕方がない。人間の描き方とテンポ感は全く別物だったけど面白かった〜〜!!狂気の>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

いやいやマジで誰だって一歩踏み間違えたら自意識180%の人間になっちゃうからね。世の中は一般的にオープンマインドを推奨してくるがそんなに簡単なわけねえだろ?というわけで終始肝が冷えた。自意識の暴発によ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

一時が万事ア〜ルイ〜ズウェ〜〜ルという感じで人間臭く、めちゃくちゃ最高。インドの競争社会は無邪気に描かれることで残酷さが際立つ。その社会を乗りこなしつつ自分だけが決められる幸せを追い求める話はとても元>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

いい。めちゃくちゃいい。私も本革グッズ欲しくなっちゃった。とか言いながらスタートアップくさいムカつく感じでApple製品にまみれているのだが〜〜
頑張る人の空回りと、その頑張りを静かに見ている人って泣
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.1

ポツダム宣言受諾に至るまでの経緯さー、テキストで理解した気になってたけど全然わかってなかったわ!!!戦争を終えてはいけないという信念に限らず、自分の信条をここまで強く持って生きれるか?無理だろ?と思う>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

議会場の埃や薄暗い地下の会議室が先行き不透明なDarkest Hourということなのか〜〜何が正しいかなんて分からないのに一国の命運を握らされる重圧よ、ドッシリ来るけど人間捨てたものではない、地下鉄の>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

あ〜〜アメリカの高校生はこんな感じなのか〜〜というのを眺めるだけでもめちゃ楽しいが、スクールカースト最上位で暮らしていた人以外は全員、モリーのウザさや一生懸命さに胸が詰まると思う。終始やべ〜めちゃ立ち>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

4.4

人間という生き物が一番恐ろしいんだよな〜
どの瞬間から狂気が表出するかなんて誰もわからないし、怒りは多少なれど誰しもが抱えて生きているわけで、そんな登場人物の感情の遣り取りひとつひとつの鬼気迫り具合が
>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.5

痴漢は死ね!!!ほんとこの映画というか作品に良いところはいっぱいあって筆舌に尽くしがたいけどカメラに向かって息子への思いを超語る父親のシーンで泣いた。世間体ガン無視の伊東四郎最高。堺雅人の泣き笑いは人>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.1

ひとりの前で静かにシャロウを歌い始めるシーンと初めて大観衆の前でシャロウを歌い始めるシーンの対比どちらも素晴らしくてマジでサブイボ止まらん!!!そぼく顔からスターらしいヘアメイクに変わっていくガガ様の>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

2.5

疾走する小松菜奈が美しかったのと、無愛想で美しい小松菜奈がバカにされる大泉洋を見つめるキラキラした眼差しが最高に美しかったけどおいおい結論どうなんのよ!!というフラストレーションと全体的な薄っぺらさで>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

頭の上に掲げられた瞬間ゾワゾワしたね。最後まで主人公のビートルズへの愛とリスペクトが貫かれているのがこの話の良いところ。ビートルズに成り代わるのは愛があるからこその行動なのだけどそのジレンマがhelp>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.1

ドラマ観てなかったけどいや〜めちゃくちゃ楽しいな〜薄ーく違和感を散りばめてわかりやすく伏線回収するのマジエンタメという感じで良い。あとロケ地の空気感を味わえるのも楽しい。三浦春馬演技うますぎて怖い。騙>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

半寝で観たけど思ってたより面白くてDon't stop me nowのところで起きたぞ!!マジでありがちな演出の連続だけどベタベタでそれが良いという感じ。何も信じられていない人間が何かを信じ始めるのは>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.0

ジャスミンのブレなさマジでカッコいいな?!!芯が強い女は美しい!そんで歌うますぎ、最高

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.5

認知症に初めて対峙したときの困惑と気まずさが受容と親しみに変わっていく家族の関係性のグラデーション。山崎努の泣く子も黙るボケ老人ぷりがすごすぎる。人などんどん変わるようでいて意外と本質は変わらないもの>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

おい、吉沢亮は顔が良いだけの俳優だと思ってたけど何というか上品な佇まいが良いんだな?んでそれが秦王の役に何とも言えずマッチしてるわけだな〜〜山崎賢人くんは全部山崎賢人なお芝居になっちゃう感があるな、大>>続きを読む

ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.0

猫めちゃくちゃ可愛いよ。。岩合さんの写真集見ているような映像は最高。立川志の輔が全然じいちゃんじゃなく膝とか全く痛くなさそうなので感情移入できずに無になった

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.3

騙されると分かっていて見ると割と騙されないもんだな!!ガハハ!!!(最低)岩ちゃんさん思っていたより繊細な悪意を演じるの上手かったぞ

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

これは自慢なんですが、母親がクイーンオタクなのでライブエイドの映像は繰り返し観させられてきたし母親の嫌いな曲以外は全部歌えるぞ!という状態で観に行ったところ!!やっぱり思わず!!!泣いてしまった!!!>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.1

クソーー埼玉出身でこの映画見たかったぜ……二階堂ふみのうさんくさい芝居サイコーとしか言いようがない、死ぬほど明るい気持ちになる

新聞記者(2019年製作の映画)

4.7

ビリビリ来たよ。これはもの凄い映画だよ。普通に生きているとこんなに人間としての念持を問われることはないが究極の選択を迫られている人が今この瞬間も永田町にはいるのだろうかと思い始めるとクラクラする。何か>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.3

履修しました。雨粒が空を反射して光るさま、雲間から差し込む太陽、アスファルトにけぶるどしゃ降り、いやほんとこの辺はものすごいものがあるね。小栗旬めっちゃ声優うまいやん。作品クロスオーバーはずるいやん。>>続きを読む