白桃さんの映画レビュー・感想・評価

白桃

白桃

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Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

3.8

ニコラス・ケイジがやらなくて誰がやる!?という映画だった笑。

シュールなのが、アダプテーションとも雰囲気近いかな。

中盤少し中だるみしたかな、皆が夢の内容話していくあたりが、展開読めなすぎて凄くワ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.1

なぜこんなに点数高いのか誰か教えてくれって映画だったな。
まあまず私自身あんまり韓国映画好きじゃないのに見ちゃったのも悪かったけど(サスペンスだろうとなんだろうと最後に必ずさあ今あんた達泣きなさい!っ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

なんか自分に辛いことがあった時に「いやこの映画の由宇子ほど辛くはないかな」と思って乗り越えられるかも笑。
そのくらいしんどくて心臓重くなる映画ではある。

貧困、性暴力、いじめ、忖度、メディアの無責任
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

麦の就職してからの変貌っぷりが凄い。
麦は最初からそういう人だったのか、社会の荒波に揉まれて変わったのか。

絹がイベント仕事に転職すると言った時鼻で笑って「仕事とは辛いものだから」と言っていたのが凄
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母性(2022年製作の映画)

3.1

母性が有り余って過干渉になる戸田恵梨香の話かと思ってたので、真逆の母性が足りてない方と知ってちょっと驚いた。
娘タイプ、母タイプ、確かにいるよね。


最後の歌流れて「ええーー?」ってなった。いやいや
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

思ってたサスペンスの系統とは違った😂
本格派というより面白い感じ?
ポップカルト?と言ってる人がいてそんなジャンルがあるのだなーと。

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.2

激動の時代を駆け抜けた溥儀の人生の回想録。

人の命が恐ろしく軽く、振り落とされないようにしがみついて生き抜かなければならなかった時代だと思う。その時代の最後の皇帝なんて。

終わったあと坂本龍一作の
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

自分の中で、前作は2018年の映画でぶっちぎりベスト。本作も期待を裏切らない面白さ。

所で。
この映画出てくるデバイスは勿論、映画の作りも物凄く現代っぽいなぁと思った。

・テンポの良さ
例えば50
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

映画というより映像体験。
科学館とかにある3Dシアターとかでやってる映画を見るようなモチベーションで見た方がいいと思う。
スタートして1時間後くらいに次々出てくる海の映像の部分を見てて「あーこのシーン
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.3

一言で言うと「私はこの作品を見るべき人ではなかった」という感じ……?

この世の闇を全部背負っちゃってるような登場人物達の肩を叩いて「いやいや、1回リフレッシュしよ?」と言いたくなってしまった。人間っ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

鈴芽を取り巻く人達との愛を描きたいのだな、というのが最後の母を探す幼少期の鈴芽のシーンから凄く良く伝わった。

途中の突然始まるロードムービーみたいなシーンも凄く良いし。

ただ、私これ海外で見たん
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.6

このトム・ハンクスの超ド級の演技力がありながら、脚本がイマイチかつ途中途中に差別発言があるので気を取られ、あまり心に残ることの無かった残念な映画…。

差別発言は、例えば、弁護士ミラーが「じゃあお前は
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はりぼて(2020年製作の映画)

3.6

胸糞感が凄い…。
コメディタッチな音楽流れてくるけど、みてると本当にイライラしてくる(映画のストーリーに対してではなく議員に)。

日本はどうなっちゃうんだか。
皆、選挙は行きましょう。

パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画(2011年製作の映画)

3.6

自分の身の回りでも有り得そうな、自分自身も何かが少し間違ったら踏み込んでしまいそうな感じが(コメディタッチの映画だけど)怖いなと思ったり。

途中まで何を見せられているのかよく分からず「これどの辺が面
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.4

この手の911テロリスト映画ってテロリスト達を「なぜテロを起こそうと思ったか」の経緯を描かな過ぎだと思う。無差別テロはもちろん悪だけど経緯を知りたいといつも思う。
↓↓↓

これ、NHK映像の世紀バタ
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.4

全く映画の内容を知らずに見たので「あこれオサマビンラディンを見つけるって言うのがテーマなのね?」と始まって30分くらいしてやっと把握するという…笑。
(だって冒頭シーン拷問ばっかだから)


最初のシ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

久々に凄い映画を見てしまったぞ感。
最後まで息付く暇も無く終始心拍数が上がったままの映画。これ映画館で見てたらグッタリしただろうなあ。

最初の壁の穴のシーンからもうこの映画はただ者では無い、ながら見
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん…ごめんなさい。私は最後まで退屈だったかも…。

いま起こっていること以外は全て言葉のみで表されるから想像力が要求されるというか…。途中から「これ小説で良くない?」と思ってしまった。

制作費が
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.6

やっと見た。
ちょっと期待値より低かったなという感想。

良くも悪くも分かりやすい映画だった。
善と悪も、その悪の背景にあるものも分かりやすかった。(困窮から犯罪に手を染めるとか)

その歴史を知って
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砂の器(1974年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

松本清張。
「刑事があるワードを元に事件を捜索する」という程度のあらすじ程度しか知らない状態で見ました。

途中からハンセン病を扱った映画なのだと知り、当時のハンセン病患者に対しての差別、美しい日本の
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

個人的には深瀬の演技さほど…でした。
恐怖を感じなかったし、バックグラウンドも良く分からなかった。

中盤、刑事達が「漫画と現場の写真を見比べる」部分があり、そのシーンが最も面白かった。漫画が先か?殺
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

テーマとして個人的には3つ有った気がして
①性被害者が抱える地獄
②男性のみでグルになって彼らの過ごしやすい様に都合の良い社会を作ること
③過去の出来事、今を再度ジャッジされると時代的にはアウト

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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.7

これ、良作でした。

低予算なりにセットがちゃちいけれど、脚本が面白いので見入ってしまいます。
最後ちょっと感動もあり。(オーロラの彼方へ、みたいな分かりやすいけど感動するの好きです)

絶対レビュー
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美しい湖の底(2017年製作の映画)

3.4

逆行する意味ってなんなんだろ〜、って途中まで思ってて最後なる〜ってなる。

伏線の回収もしていたし。

ただなんて言うか全体的にパッとしない…。

出てくる人のうち1人もパッとする人が出てこない…。
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

終末系映画。
豪華キャスト集結ということで新年一発目映画に。

パンデミックの暴動等かなり既視感あるシーン多く。
既視感があるからこそ、こちらも余計笑えるというか。そして一通り笑ったあと「こんな時代を
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

ここ最近観た映画の中ではやっぱり1番のヒットだった。
私は1986年生まれだけれど、多分80年代生まれ女性であれば共通の体験は多かれ少なかれしていると思う。

1つ1つは受け流してしまおうと思えばでき
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

ワンシチュエーションもの、結構見てる方だと思うけどハラハラ感かなり高め…。

脚本の練り込み感は「サーチ」の方が高いかなと思うけど、ハラハラするかどうかだけならこっちのが凄いかも。
「ギルティ」「オン
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アス(2019年製作の映画)

2.9

ごめんなさい!私はこれあんまり楽しめなかった…。
ゲットアウトが割と楽しかったので、これも楽しめるかなあと思ったのだけど。
ネタバラシの内容がちょーっとぶっ飛び過ぎててもう少しリアルな脚本にして欲しか
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

音楽や演出はちょい陳腐だなと思いつつ、脚本は凄い!と思った。
特にネタバラシ以降伏線をもう一度確かめたくなってもう一回見た。

なるほどーと思ったシーン
・使用人ウォルターが「嫌な仕事は無い」と言った
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罪の声(2020年製作の映画)

3.9

グリコ森永事件の声の子供ってどう言う子供なんだろう。
NHK未解決事件を見てふと思ったことはあったけれど、その子供達のその後にスポットを当てて描いたフィクション。
・・・


野木亜紀子さんの過去作品
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

ストーリーも主人公の悪行もぶっ飛び過ぎてるのに、レオの何だかコミカルな演技からかギリギリの所で主人公のことを嫌いにならずに観れる映画。

この映画作ること自体がコンプラ違反なんでは?と思うくらい、不適
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ノーランの過去作と異なった部分があり、それが自分の中で消化不良な部分になってる感じ。

人物描写が少なかった、ってことかな。時間逆光の現象の方をメインで見せる形で、登場人物の中身にはあまり触れない形に
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

脚本…
登場人物一人一人の人柄、過去、属性等もストーリーを大きく左右する形に動いていくので(あんまり言うとネタバレなるけどラストの展開です)それも深みが出てたなって思う。なんだファイトクラブかよ!と思
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

男性にこそ見て欲しい。
テーマも勿論素晴らしいのだけど、映画としてのクオリティももんの凄く高い!

特にナプキン開発の為、試行錯誤しているシーンが面白い。

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

面白かった!
画面全体が暗めな感じなのが、凄い好み。

話のオチは途中から何となく見えてしまったけど、でもそこらへんのサスペンスよりよっぽど入り組んでる。

この映画の雰囲気好きな人は、ゴーストライタ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

Theミステリーという感じ。
金ローとかでやって欲しい程に王道。

莫大な遺産目当てに一家がごたつくストーリーも。
明らかに家の中に仕掛けとかありそうな豪邸も。
風変わりな雇われ私立探偵も。
何から何
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