カワゾエカズヒロさんの映画レビュー・感想・評価

カワゾエカズヒロ

カワゾエカズヒロ

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

一生分のくたびれたオッサンの微笑みを摂取出来た。
吐息も聞けるし。

高校生〜大学生くらいの頃、狂ったように見ていたヴィム・ヴェンダース監督が日本を舞台に映画を撮ってくれた喜びを噛み締めた。

めっち
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

思春期の演技が上手過ぎて、
私生活では未体験なのか、真っ只中なのか、これからなのかもわからなかった。

一瞬の輝きをキャスティングしたの凄過ぎる。

綾野剛は最高の離婚のカラオケシーンが好きだったが、
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風に濡れた女(2016年製作の映画)

-

一時期狂ったようににっかつロマンポルノ見てた。
縛りさえ守ればどれだけ芸術に走っても良いみたいな自由さが好きで。

リブート、狙い過ぎたんだろか…。
若しくはこれももっと数十年後に評価されるのか。
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オトトキ(2017年製作の映画)

-

イエモンの最盛期は勿論リアルタイムでは知らず、
通って来なかったんだけど、
自分が20代の頃にバンドをやってた時の音楽仲間にイエモン好きは多くて、
後から良く聴くようになった。

再結成の模様をバッチ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

「りか
あか
すきぃ」
楽しみにしてたから、
血を真っ赤にせずグロさ軽減して
「綺麗なの」に変えれられてたのだけ
ちょっぴり残念だった。

緒方恵美さんの声強ッ。
シンジ君とは演じ分けてるのか
単純に
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劇場版 フリクリ オルタナ(2018年製作の映画)

3.2

ふがしとドクペって合うんかな?
蕎麦に七味はかけないけど、
ケバブサンドはなんだか食べたくなった。

無印でいうナオタの父ちゃんみたいなウザく喋り過ぎるキャラが足りてなかったのかもしれん。

フリクリ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

「いちばんすきな花」の多部未華子を見ていて
他の演技も見てみたくなった。

故人・三浦春馬を見ることが出来る程度には
世の中も俺も多分元気になったのでこのタイミングで。

主題歌どちらかというとベリー
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

-

秋に見たい日本映画。

妻に先立たれた孤独な初老の男が娘を嫁に出し、孤独が濃くなるという秋にピッタリのストーリー。

大学生の頃、小津安二郎監督の墓参りしたことある。
墓石は正方形で「無」とだけ刻まれ
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

-

オープニングの光と影っつーか、影と光!って感じから痺れたね。

双方キリッとした正妻と妾が、じゃあ、あたしも生のままで行こうかしらなんつってグイッと行くシーンの格好良さに思わず笑ってしまった。

和製
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.8

三度目の正直で、
ロードオブザリング三部作を遂に最後まで見終えた。

でもまだホビットがあるのか…。

ヴィゴ・モーテンセンが兜を蹴っ飛ばすシーンで足の指を骨折してたみたいなトリビア下さい。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.7

ARATAの淡々とした、でも温もりのある喋り口が良かった。

妹の喋り方、こういう子供いるよなーって声のボリュームと抑揚の無さだった。
演技せずにあのままなのか演技指導の末に行き着いたのか。

今泉力
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

伊丹十三監督作品をよく見てたから、
宮本信子ってこんなお婆ちゃんの芝居が上手いんだ?
すげーと思ってたけど普通に78歳なのか。

芦田愛菜ちゃんデカくなってる!と思ったり
まだまだ幼いと思ったり。
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.6

カネコアヤノが主題歌なの知ってたけど
ちょっと出演もしてたんだ。

「あの人は花を買う」

俺が今泉力哉監督作品に求めるものってもっとこう
恥ずかしくなるほどの暴走だったり
人間関係の拗れやパワーバラ
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ハスラー(1961年製作の映画)

-

主演のポール・ニューマンは勿論のこと
恰幅の良いライバルにも妙な色気があった。

ヒロインの言語化して直球で求める、
だが引き際を弁えてる感じ。◎
あんな結末が待ってるとは。

裏窓(1954年製作の映画)

-

主演の二人が映画スター過ぎて
どの角度から見ても宣材写真のようにキマり続けてる。

見る事の悦びがテーマというのも実に映画的。

キスの最中喋り過ぎじゃない?

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

-

最初のロマンティックな雰囲気どこ行ったん?となる
独特のスケール感で繰り広げられるドタバダ劇。

喜劇王・バスター・キートンもしくはチャップリンの
無声映画からしか摂取出来ない成分があるな。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

岸井ゆきのさんの表情が激っていて良かった。

オードリーの若林さんがラジオで大絶賛していたので早々にVODで見れて嬉しかったが、
素直に映画館で見れたらもっと良かったナ。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

-

主題歌に起用されてるスピッツの大好物が大好物過ぎて見た。

ドラマやスペシャルに比べると、
生き辛さも描かれてたな。

ドラマの第二期も大変楽しみにしてる〜。

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

-

兎に角、岸井ゆきのの演技が見たくって。

好きなタイプの人間関係の拗れ、ねじれ、軋轢では無かったな。

感情移入出来るキャラクターが一人も居なかった。
キモが勝ってしまった…。

あともう10センチで
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

-

労働の対価は要求すべき。

それは払う方も時間的制約を設けたり、
クオリティに口を出す権利を行使する為に。

分岐的がわかり易くいくつもあってしんどかった。

なんかもっと映画としても面白くなって良か
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黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

-

日活ロマンポルノからのみ摂取出来る成分がたっぷり。

情事の最中にめちゃくちゃ喋るんおもろしいな。

fuckのこと「ファック」と言うよりは
「ふぁっく」って感じの発音なの
味わい深い。

ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

-

家族にだけ見せることの出来る顔や
本当は家族にすら見られたくないであろう顔。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

愛情と憎悪は表裏一体か。

胸がざわついた。

絶対キスする時にしないのも偉大な選択。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

-

口数増えた…?

デッドプール見た時も思ったけど、
自分がアメリカ人だったらもっと
こういうユーモアも理解出来て笑えたのかなーと。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

トム・ホランドは甘いマスクしてるのに
脱ぐとバキバキなのが良い。

昨今のマルチバース・ブームの火付け役か?
ヴィラン出し惜しみされてなくて良いなと呑気に見てたら
皆大好きであろう胸熱な展開が繰り広げ
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

-

DEATH DAYSとWE ARE LITTLE ZOMBIESの
長久允監督の初期作品。
一貫したセンスがある。

「朝日と共にC7を鳴らすとか」の台詞が良かった。

ミュージシャンがちょいちょい出
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CASSHERN(2004年製作の映画)

2.8

紀里谷監督の最新作、予告がとても面白そうだった為、
過去作に挑戦。

賛否両論あるイメージ。
俳優陣めっちゃ豪華。

完成された世界観ではある。
CGはコレ当時最先端だったんだろか。
一周して味になる
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話の話(1979年製作の映画)

-

ユーリー・ノルシュテイン傑作選がアマプラで見れるの今月(3月)までということで
駆け込み視聴。

「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)が大好きだったので他のもの見てみてる。

ソ連(ロシ
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アオサギとツル(1974年製作の映画)

-

ユーリー・ノルシュテイン傑作選がアマプラで見れるの今月(3月)までということで
駆け込み視聴。

「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)が大好きだったので他のもの見てみてる。

ソ連(ロシ
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キツネとウサギ(1973年製作の映画)

-

ユーリー・ノルシュテイン傑作選がアマプラで見れるの今月(3月)までということで
駆け込み視聴。

「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)が大好きだったので他のもの見てみてる。

ソ連(ロシ
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

-

ユーリー・ノルシュテイン傑作選がアマプラで見れるの今月(3月)までということで
駆け込み視聴。

「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)が大好きだったので他のもの見てみてる。

ソ連(ロシ
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25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.5

ユーリー・ノルシュテイン傑作選がアマプラで見れるの今月(3月)までということで
駆け込み視聴。

「霧につつまれたハリネズミ」(霧の中のハリネズミ)が大好きだったので他のもの見てみてる。

ソ連(ロシ
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流浪の月(2022年製作の映画)

-

広瀬すずの顔が小さ過ぎて500mlのペットボトルが
一升瓶に見えた。

松坂桃李の喉仏よ。

李相日監督は犯罪者になってしまっても
死刑でなければそこで人生が終わる訳ではなく続いて行く、
どうであれ一
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

エンタメのスケール感が増した分、
ジョーダン・ピール監督らしい謎の不気味さは控えめだったか。

SFにちょいと西部劇要素を混ぜたかったのかな。

バイクのスライドブレーキを見るとAKIRAかなと思っち
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