ダイフクチャンさんの映画レビュー・感想・評価

ダイフクチャン

ダイフクチャン

天気の子(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

主観的にはきっとハッピーエンド。
自身の選択が他者に及ぼす影響が大きい決断ってどうやったって被害を受ける人もいるのが当たり前のような気がしてるけど、それにしたって自分本位すぎる。後悔やら全て抱え込んで
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリの薄さにびっくりした。
相変わらずの作画クオリティには感動したけれど、共感もできず批判もしにくい薄っぺらいストーリーが残念。
唯一感情が動いたところといえば幼少期のすずめの抱えた孤独感はどれほ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

5.0

令和のエヴァンゲリオン。
非日常が日常となる世界線。

登場人物が多いのにキャラの書き分けやセリフやコマ割りによる人物描写が素晴らしく、混乱せず思い入れを持ちながら見ることが出来た。
浅野いにお先生は
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

予告編負けし過ぎていた。

どこか得体の知れない恐怖や不安感を感じる田舎のおばあちゃん家という舞台設定最高だし、夜ご飯のシーンで琴音ちゃんの背後に広がる和室という構図も不安を煽られる素敵な構図だったし
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

ボーの脳内に潜り込んだ幻覚妄想状態の脳内体験ツアー。
鑑賞後の放心状態はアリ・アスターでしか体感することができない。
激しい主観と事実の相違に翻弄された。
現実に生じていたことが何なのかも知りたい。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

当たり前に原作の方が良い

「子どもは固まる前のセメントみたいなものなんです。落としたもののかたちがそのまま跡になって残るんですよ。あなたは子供の頃馬鹿でしたか?」
わたしが《ミステリという勿れ》の中
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル以外、すべての登場人物が主観の面白い設定だった。
真実を明らかにするのではなく、あくまで関係者たち(主にダニエル)がどう感じるか・どう考えるかに焦点を当てたストーリー構成。
淡々と裁判が進めら
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

地雷をぶち抜いてくれて最悪。
誰もが持ち得る嫌なところを凝縮しそれぞれの登場人物たちに投影した人間臭いキャラ設定が素晴らしかった。映画を観る時に登場人物に自己投影するので、私自身の嫌いな部分にも直面化
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

1回で全部処理できると思った自分が馬鹿だった。

あーとんでもなくいい、とてもいい。
序盤から涙が止まらない厄介オタではあったけど、みんないつそんなに表情豊かになったん?
バレーボール自体の技術アップ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一度で理解しようとしたのが間違いだった。
ずっと「誰?」「何?」って独り言言いながら見続けて、終わった後に考察を見て分かったような気になっているのでもう一回映画を見直したい。

グロいシーンはそこまで
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.5

疲れたときにほっこり軽い気持ちで見られる映画。
全く現実的ではないけれど、心が動くしなんだかんだでおもろい

妻夫木聡の演技の幅すごい

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

原作未読での視聴。
ハラハラドキドキする展開の中にもクスッと笑える描写も含まれていて緩急が良かった。
アクションものは飽きてしまうことが多いけれど、映像のつくりが面白くて痛そうな顔しながらずっと見るこ
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モテキ(2011年製作の映画)

4.8

わたしを育ててくれたアーティストが豪華ちょい役で出てて見ながらずっとわーわー騒いでた。
森山未來の童貞感が可愛すぎて一緒に飲んでからかいたいし、長澤まさみだけは好きな人のそばにいて欲しくないと思うくら
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熱のあとに(2023年製作の映画)

4.1

久しぶりにアイデンティティが揺らぐ映画に出会うことができた。
脳味噌を内声が満たし、感情が揺さぶられ思考がままならない恐怖。自分が今どこにいるのか、何を考えているのか分からない解熱後に似たような浮遊感
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

何も口コミを見ずに映画を見に行ってよかった。
音楽も登場人物も映像もどこか歪んだ世界。圧倒的映像美の中で素晴らしい映像体験を得ることができた。

《熱烈ジャンプ》に圧倒されながら、一人の幼女が聡明に成
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.6

大好きです、こういうやるせないダークファンタジー。

妖怪・呪いの舞台といえばトンネルを抜けて辿り着く旧態依然とした閉鎖的な集落ですよね。素晴らしい導入でしたわくわく。
人間の欲深さ・愚かさ・稚拙さ・
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

麻倉(森川葵)が生きることを舐めてるし起きたことを他人になすりつけすぎている。
確かに実力だけで評価してもらえない不条理さに苛立つだろうしあのタイミングでの訪問は煽りでしかない。
その後の事故が仮に雨
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

大家族の中に生まれたコットがひと夏実家を離れていく中で少しずつアイデンティティを獲得しはじめる気づきの物語。
静かで彩度の高い映像が視覚に心地良い。
個として大事にされず、周囲の大人から悪意を向けられ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

幸せも不幸も全てが嫌な気持ちになる描写で早く映画が終わって欲しい気持ちになる胸糞悪映画だった。
小賢しいという言葉がぴったり当てはまる知能指数の高いひかりとナルシシストかつサイコパスの大悟との共同生活
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.5

テンポの良いループものホラーコメディ
ホラーでもサイコでもない全年齢向きの作品だったので良い暇つぶしにはなったけど2回目はないかな

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.5

ストレス解消にぴったりの王道スプラッタコメディ❗️
惨すぎて笑うの久しぶりで最高でした
洋画は殺し方が豪快で気持ちがいいね
もっと精神攻撃あったら嬉しかったな

市子(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花さんの演技は秀逸で、羽化して飛び立っていく様が表情や身のこなしから表現されていた。元々童顔なのもあるとは思うが、鬱屈とした幼さをはらむ高校生時代から大きなコンプレックスを感じながらも誤魔化しなが>>続きを読む

怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

このミス原作×三池崇史監督ということで期待して視聴。
後天的サイコパスというSF要素がありながらも近未来訪れてもおかしくない舞台設定。心理推移が見事に描かれているストーリーであり、物語の流れや骨格は見
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.3

粉もん食べたくなった。
しらこばと水上公園と田んぼアートはオレらの誇り。

埼玉県・滋賀県・大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県に愛着のある人見てください。