まさんの映画レビュー・感想・評価

ま

市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

皆さんは、市子のことをどう思いますか。


もしも、母親が別の選択をしていたら。
もしも、手厚い社会的な支援があれば。

複雑な環境に生まれ、彼女自身がどうすることもできない選択によって、”偽りの自分
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関心領域(2023年製作の映画)

3.0

可愛らしい子どもたちの映像の中に、時折悲鳴や銃声が聴こえる。
裕福で幸せな家庭だが、家の中は冷たく暗い雰囲気で、家族の表情を見ていても、満ち足りていないように感じた。

壁一枚隔てた向こう側に、恐ろし
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.0

アンハサウェイ、ニコラスガリツィンともに、お顔が美しすぎました。

有名人との恋、年の差など超えなければいけない壁がたくさん。世間一般的は受け入れ難く、そりゃあバッシングはされるよなぁと思いつつ、応援
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

“もっと出かけたい、もっと遊びたい、普通に仕事したい、生きたい…”
溢れ出る茉莉の想いに、涙を流さずにはいられなかった。

季節が移り変わる描写(桜、新緑、紅葉、雪)がとても綺麗。

序盤からは見当が
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

やや無茶振りなところもあったが、終始テンポよく、流れるように観ていた。

ベルボーイのゼロ、最初はよそよそしかった彼が、まあ見違えるほど成長する。
グスタヴといいコンビでした。

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

13歳(中1)でも15歳(中3)でもなく、14歳という狭間であり多感な時期に焦点を当てたうえで、一人一人実在する子どもたちが出てきたことにまず驚いた。

学校の必要性について考えた。
学校なんか行かな
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

シェイクスピアの名作といえばと聞かれると、多くの人が”ロミジュリ”を答えるのでは。
レオナルド・ディカプリオが一躍有名になった作品でもある。

かなり期待しながら観た分、感想としては…
現代風に合わせ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

前作よりもさらにパワーアップ。

前作では陰謀の末狙われる身になったポール。未来が見えるという能力にも抵抗を隠せず、”周りに助けてもらいながら”の要素が強かった。
本作ではその能力に抗いながらも、自ら
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.5

今は、いつでも、どこにいても、簡単に、SNSを介して繋がることができる。
手紙では?
何て書こうかと悩み悩む時間。ちゃんと届いているだろうか、返事を返してくれるだろうか、と相手からの返事を待つ時間。
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ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.5

王道ラブストーリー。

話の展開はなんとなく読めるけれど、悪ガキのランドンが徐々に変わっていくところ、ジェイミーを一途に想うところが良かった。

人と環境って大事。変わろうとするきっかけは様々だが、ラ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

ファンタビシリーズ一作目、やっと見れた。

登場するキャラや魔法界の生き物たち、どこか愛らしさがある。
ただ、どうしてもハリーポッターシリーズと比較してしまう。(死の秘宝まで見た身からすると、魔法使っ
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

ハリーだけではなく、ハリーと仲間たちがいたからこその結末だったと思う。ハーマイオニーやロンの活躍はもちろんのこと、ネビル、ロン母など、どちらかといえば脇役キャラ達もいい味が出ている。
ネビルが、シリー
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.5

ホークラックス探し。(ホークラックスはネタバレになるので気になる人は調べてください)
ただ、なかなか進まないのが本作品でした。

嫉妬や喧嘩もするが、結局はこの3人じゃないとな、と感じさせられた。
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.5

トム・リドル(ヴォルデモート)の幼少期が徐々に明らかになってくること、ヴォルデモートとどう対峙していくかの手がかりが見つかることが、今回の見どころ。
タイトルにもある”プリンス”とは誰なのか、も注目す
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

この辺りの作品から、ヴォルデモートとハリーの関係性が明らかになってくる。
他の登場人物に関しても、実はみんな何らかの関係性があったんやというシーンもちらほら。

愛と友情、そして素敵な仲間の存在が、ハ
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.0

14歳ならではの友人関係、甘酸っぱい恋人関係が垣間見えるのが本作品。ハリーたちが大人になったんだなぁと実感。

3校対抗戦は内容がかなり酷だが、魔法界ならではと思えばそれもまたよし。
舞踏会のハーマイ
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

久しぶりに観賞。忘れていた内容も多かったので、最後まで楽しんで観れた。

1、2作目に比べ、ヴォルデモートに絡む人物が出てくるので、内容も複雑化。
今回はトム・リドルやヴォルデモートと戦うシーンはない
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

ドビー、嘆きのマートル登場回。
キャラの濃い登場人物達に、毎回わくわくさせられる。

ハリーの周りの友だちにも次々襲いかかる恐怖。ましてやハーマイオニーまで…
初めて観た時はショックが大きかったことを
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

2023年ラストはハリーポッターシリーズの原点回帰。
駅の壁に突っ込んでいくシーン、ハーマイオニーやロンに出会う電車内のシーン、ほうきあがれ!のシーンなど、「ハリーポッターといえば…」のシーンがありす
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

俳優陣が豪華すぎて、無駄遣い感がすごい笑
ストーリーもはちゃめちゃだが、何故か笑ってしまう。

こんなにも埼玉を愛し、誇りを持ち、語れるって、素晴らしいことだと思う。
その土地の良さを一番理解している
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

親世代の名作。母親も当時観たことを覚えていて、熱く語ってくれた。

戦闘シーンなど、1980年代にこんな激しい映像が撮れるのかと驚き。映画館の大きなスクリーンで観たら、凄まじい迫力なんだろうなと容易に
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.5

台詞もなく10分程度だったけど、優しい絵のタッチと音楽も相まって、思わずうるっときてしまった。

つみきの家というタイトルに納得。
おじいさんが家を高く積み上げていくだけだと思っていたので。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

ノマドの民たちと関わりながら、時間がゆっくりと流れていく。
アメリカの自然豊かな土地が、とても美しかった。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

正義感が強く1匹狼だったキャプテンマーベルが、「3人で」「チームで」敵に立ち向かう姿が新鮮。
映画初登場のカマラ。彼女の持ち味(イメージが形になる)を、周りの2人が使いこなしながら戦っているところも良
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.5

ディズニーキャラ、大集合。
100周年にぴったりの作品。

それぞれの作品の枠を超え、交じり合うことのなかったキャラが一緒に話しているところを見ると、すごく幸せになりました。

ディズニーの歴史って本
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

“望まずに産むなら中絶しろ”と刑事が母親に向かって言うけれど、中絶すればいいっていうわけでもない。
赤ちゃんポストに預けられ命が守られたとしても、その後の人生を幸せに歩めるとも限らない。
決して育児放
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

戦争映画って聞くだけでどうしても構えてしまう。が、戦争の愚かさを皮肉たっぷりに描いていて、いい意味で見やすかったです。

ユダヤ人に対するでたらめを、いい年した大人が言っている。ジョジョのような幼い子
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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

5.0

ライブ前のネタバレになるかな、とかなり迷っていたけれど、見て大正解でした。
テイラーの歌はもちろん、ステージの演出が豪華すぎる。LoverからMidnightまで、 歴代アルバムのコンセプトをそのまま
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

第5の精霊とは?
お父さんお母さんに何があったのか?
たくさんの疑問が解決されて、点と点が線で結びついていくような気がした。
何気なく耳にするあのテーマソングの正体も分かり、驚き。

第1作を見ていて
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(2020年製作の映画)

3.0

最後のシーンで、2人がどれだけ相手のことを想っていたのかがわかった。蓮も葵も、時間が経っていても、遠く離れていても、初恋を忘れられなかったのだろうな。

途中で流れる中島みゆきさんの”糸”で、ぐっとき
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

内容は前作とほとんど変わらなかった。が、前作では大幅にカットされていたシーンが見れたのが良かった。

一つ一つの出来事の裏側(周囲の人の会話や思い)が見れたし、特に、リンさんとの関わりにもフォーカスを
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

戦争を知らない日本人として、広島で過ごしたことのある身として、もっと早く観ておくべきだったと後悔。

太田川沿い(原爆ドーム周辺)、呉、江波、灰ヶ峰など、訪れたことのある地が沢山登場し、懐かしさを感じ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

ラテン系音楽メインのミュージカル映画で、明るくなれる。
周囲からの厚い期待を受けてハイツを出たが、”移民”という理由で孤立してしまったニーナの話が辛かった。
彼らにとってこの街は家族同然。コミュニティ
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