兎人らびっとさんの映画レビュー・感想・評価

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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.4

彼については伝説的レゲエミュージシャンくらいの知識で鑑賞。

彼の生涯を描いてる作品ではなく、彼の人生の一期間を描いてる作品。

イギリスに渡ってからのUKパンクとの音楽的対比が興味深かった。

SN
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.6

草彅剛主演の時代劇。
元は落語なんだとか。

序盤では草彅剛の感情を排した「ブラタモリナレーション風」の芝居に一抹の不安を覚えたが、中盤からは情念が篭った芝居になって一安心。

ただ声を荒げるシーンな
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辰巳(2023年製作の映画)

3.5

『わたしの見ている世界が全て』でファンになった森田想さん目当てで目的。

明らかな低予算映画なのに
自主制作映画とは思えないクオリティは監督の手腕か。

「今はどの組も金に困ってる」ってセリフが何度か
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

静岡県沼津市で起きた愛娘失踪事件を追うマスコミとその家族…

真実・正義・報道・良心…

吉田恵輔監督作品らしく、現代社会に生きる人間の嫌な部分を重ね合わせて真綿で締めていく展開。

吉田作品への出演
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トラペジウム(2024年製作の映画)

3.4

現役アイドルの書いた『アイドル物語小説』をアニメ映画化。

「原作 高山一実」みたいなテロップでドーンと始まってなんか嫌な予感はしました。

制作者側のスタッフクレジットやテーマソングが映画の冒頭に出
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.7

何度も繰り返される6月6日に、何度も犯人への復讐を繰り返す日々…

タイムループモノは苦手なんだけど、途中から予想外の方向に進んで行って、これは面白く観れた。

脚本にそれほど深みは無く、
登場人物の
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.6

撮り方、音楽、効果音などさすが世界的に評価されている監督さんだけあるな…と思う一方、やっぱりこの監督の演出方法(棒読み)は私には合わない。

『偶然と想像』を見て「なんでこんなに棒読みなん??」と頭が
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人間の境界(2023年製作の映画)

4.0

ポーランド×ベラルーシの国境で起きている難民問題を描いたセミドキュメンタリー。

この作品の感想を上手く表現する語彙力が私にはまだ無い。

助かる数万人の命と助からない数万人の命。

「国境」という隔
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.2

台湾×日本の今昔恋愛映画。

今年52本目にして初めて泣いた🥹

台湾、長野、新潟、福島…
全部好きな場所だし、『青春18』だけあって普通列車の停車駅で出会いを繋いでいく感じがグッときた。

ちゃんと
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ドクちゃん ーフジとサクラにつなぐ愛ー(2024年製作の映画)

3.6

結合性双生児として生まれたベト&ドク。
1980年生まれの私は同学年。

もちろん存在は知ってましたが、そこまで深くは知らなかった。

映画鑑賞後にいろいろ確認してしまいました。

産まれた直後から人
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.0

Filmarksで高評価なのはファン補正からか?

原作通りなのか知らないけど、私にはしんどいセリフ、演出が多すぎて途中から見ていて小っ恥ずかしくなる場面が多々。

ガラスを割るシーンでもうちゃんと見
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.3

「アルプススタンドのはしの方」に続く高校演劇リブートプロジェクト第2弾。

会話劇なんだけど、肝心の会話にたいして面白味が無い。

とって付けたかのような校則やジェンダー風の内容も、…なんかねぇ。
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リバウンド(2023年製作の映画)

3.7

韓国高校バスケ界で廃部寸前の弱小高校が起こした奇跡の実話…

慣れない韓国人俳優の顔の区別がなかなか付かず、
前半でやや寝落ちしそうになったが、試合が始まって行くにつれチーム内のキャラクター様相も掴め
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.5

イギリス、アメリカの著名ドラマーへのインタビューを通じてドラムの魅力を探るドキュメント作品。

現代ドラマーが影響を受けた様々なジャンルの名プレイヤーの演奏映像を少しだけ見られます。

台湾人ドラマー
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.4

10月12日に何者かによって焼き殺された女子大生の実際にあった未解決事件を巡る警察内部の人間模様……

浮かび上がる容疑者は全員が不審な点があり、仕掛けられた隠しカメラに映った謎の人物……

親友の「
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

前作は未見ですが
佐久間宣行オールナイトニッポンのリスナーとしての使命感から鑑賞。

コングが予想外にお爺ちゃんキャラだったw

怪獣映画にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとRRRを足して品川ヒロシ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

偶然出会った声を出せない少女は、宗教も文化も違う"隣の敵国"からの迷子だった…

2019年以来の再上映。

ストーリーもほとんど忘れてたけど、2回目なので脚本の穴も気付くけど、やっぱり好きですよ、こ
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.2

原作未読、アニメも未読。

子供の付き添いで鑑賞。

まず絵が嫌い。

白目表現や目からのオーラみたいなのも気持ち悪いし、やたら筋肉隆々とした感じが、女性漫画家の描く理想的な身体みたいな感じで苦手(名
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

フィリピンに住む韓国系男性の前に現れた目的不明の謎の男…

韓国ノワールアクション。

カーアクションもあるけど、とにかく走って逃げる姿がフジテレビ「逃走中」を彷彿させて途中から笑けてきたw

怖いん
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

約24年の時を経てNYという異国の地で初恋の人に出会った韓国人の2人…

なんてオトナな恋愛映画なんだ…

とにかくメモりたくなるオシャレなセリフと美しい風景を画角に上手く取り入れた撮影が秀逸。

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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.4

ある日"推し"が性加害で逮捕された。

応援していたファンは被害者なのか加害者なのか。
いわゆるTO(トップヲタ)だった本作監督が同様の体験しているファンにインタビューする…

これアイドルでもミュー
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.3

昨日見た『熱のあとに』関連作を配信で。

片山慎三監督× 岨手由貴子脚本という実力派の作品。

新宿ホスト刺傷事件をモチーフにした作品だけど『熱のあとに』とはまた異なる趣向なのが興味深い。

『熱のあ
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熱のあとに(2023年製作の映画)

3.3

橋本愛、木竜麻生、鳴海唯という大好きな俳優が揃い踏みなので鑑賞。

歌舞伎町ホスト刺傷事件をモチーフにした『真実の愛』を探る作品。

とにかくセリフが哲学的すぎて、山戸結希作品なのかと思ったw

途中
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このハンバーガー、ピクルス忘れてる。(2023年製作の映画)

3.8

すべての食べ物には隠と陽があると知ってしまったので、
この先の人生「この食べ物はどっちだ?」なんて考えてしまうだろう。

そして自分ならあの質問になにを答えただろうか?


中島歩が出てきたときの(ク
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

3.7

木村聡志監督の出世作(になるのかな)

お得意の会話劇。

あえて時系列テロップを入れないのは
ラストの展開に驚きを持たせるためでしょうが、
しっかり見ていないと時系列のバラつき具合についていけない観
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

上映時間3時間、登場人物たくさん、時系列バラバラ、専門用語多め。
…という映画としての見やすさはゼロです。

なので気になる人は配信で観ようなんて思わないで下さい。たぶん寝ます。

まさかこの映画でエ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

原作未読。

謎の宇宙船が飛来しディストピア化した東京を、女子高生の日常と共に描く終末系SF物語…

ネットから飛び出してきた台詞表現の応酬と、
原発事故やコロナという"非日常"を経て一般市民が各々の
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

公開初日3月22日に鑑賞。

結婚式目前で姿を消した彼女と、昔の彼女が繋ぐ不思議な運命……

下調べ無しに見たので私的には豪華キャスト。

ワンシーンだけの出演とは言え
河合優実の存在感はさすがでした
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

フィンランドを舞台にした、枯れた中年男女の恋愛模様を通して人生を描く。

美術的にめちゃくちゃ前の設定かと思ったら、限りなく超現代の話。
ヘルシンキの住宅が古良い時代に見せるのだろうか?
欧州の建物は
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

9歳の少女コットが、親戚夫婦のもとで夏休みを過ごし、生きる喜びを実感する物語。

主演子役の美しさ(撮影当時12歳らしいけど)が目を惹く。

将来この女優の初主演作品を観たという自慢が出来るレベルの美
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

3.5

eスポーツの大会を目指す高校生の実話。

好きな俳優である奥平大兼が目当てだったけど、
昨年のマイベスト邦画『遠いところ』の主演・花瀬琴音がやはり良かった。

『遠いところ』とはまるで違うハッピーで等
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

中国の原作小説の日本リメイク。
掘り出し物と噂のサスペンス。

何を書いてもネタバレになりそうだけど、観客に予想された展開をミルフィーユのように何層も重ねて裏切ってくる快作。

ヒロシ役の少年のキムタ
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スポットライトを当ててくれ!(2022年製作の映画)

3.0

映画業界を干された男の元に
謎の少女から持ち掛けられる映画制作の話…。

地元で撮影されているうえに
馴染みの映画館でも撮影されているのめあって鑑賞。

監督の周りで実際に起きたことを中心に構成されて
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

タリバンから自分を救ってくれたアフガン人通訳を、米兵が救出に行く脱出劇。

なんでもっと早く観なかったのだろう。

物語の展開は読めるものの、終始緊張感と迫力がある戦闘シーン、ロケ地のリアルさとスリル
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソン最新作。
家族から、世間から、愛する人から疎外された、半身不随・車イスのダグラスを救ったのは女装と音楽と犬。

うん、辛かったね、ダグラス。

『DOGMAN』の由来はお見事だと言う
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

認知症で亡くなった妻の遺灰をイギリスの湖に散骨しに行く親子再生ロードムービー。

まさかの劇中で20回ほど私の名前が連呼されるという、私が助演男優賞を受賞してもおかしくない展開に🐇

94分という短い
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