anemoneさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

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プリズムが5つに割れて、キラキラと輝いている

あなたの美意識が好き
内側が広がっていって、境目がなくなっちゃうことって、無い
なんて美しい概念

無音のモダンダンス、ぐしゃぐしゃのケーキ、荒らされた
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

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エレクトロ讃美歌の昇天がとても好き

雪降る田舎町のカトリック系小学校
白い木造の校舎
柔らかな光に幼稚園の教会を思い出す

ゆら君の、ちょっとold soulなところとか演技がナチュラル

祈りの中
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左様なら(2018年製作の映画)

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日高七海ちゃんの一軍女子上手い

祷キララちゃんの妙な存在感
渇きの加奈子を彷彿とさせる

桜の邂逅と、海と詩の朗読が美しい

飢えたライオン(2017年製作の映画)

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決して、自ら命を絶ってはいけません

昔はこんな事件はなかった
気持ち悪い言葉だ

マリといた夏(2002年製作の映画)

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色鉛筆の絵本のような優しいタッチ

ミルクカラーのソウルの街
ペールブルーの空に綿菓子みたいな雲
スイミーのような透き通る海水

真っ白なマリは思春期の幻想なのでしょうか。まだ柔い、少年のふかふかした
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スクールガール・コンプレックス 放送部篇(2013年製作の映画)

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さよポニの秘密の時間と同じ、汗が滴る首元とソーダのアイス

青山裕企さんの写真集そのままのオープニングの、透明感と危うさ
つま先を伸ばして履く紺ソックス
無意識に放り出した脚
清く正しい女子校の短いス
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

海洋とセドゥの描写が美しい映画でした
深く低く唸る汽笛
鯨と水に浮かぶ鉛の塊

光と翳りが、蜃気楼に滲む彼女が本当に美しい
ミューズのような恍惚とした表情を見せ、時には子猫のように夫を見上げる

嫉妬
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レンタネコ(2011年製作の映画)

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オレンジゼリーと穴ぽこ猫

茹るような夏が来て、吐き気のする春をいくつも過ごして
いじめっ子の書いたイラストは少しかわいいです

お姉さんがぎゅーしてあげようか
みんなされたいよね

古民家暮らしへの
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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西洋と東洋がぶつかる場所
永遠の憧れであります。

葉子は現代の異邦人

タシケントのバザール
千のドレス、肉市場、山積みのラズベリー
ホテルウズベキスタンの看板
街中に這うアラベスク
ひび割れた土の
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

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君は恋し虹の月
パステルカラーとサトウキビの町
ハワイの建物はなんであんなにかわいいんだろう

映画館に住み込みなんて羨ましい
ポップコーン売りのジョージにウクレレボーイ
本当に柔らかい、愛らしい人た
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めがね(2007年製作の映画)

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氷、ありますよ

もたいまさこさんは、春にだけ島にやってくる神様
赤いマフラーを巻いて
南の楽園

お料理
シンプルだけど、目玉焼きの膜とか淡色の春野菜のグリルとか、フードコーディネーターさんのこだわ
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KOTOKO(2011年製作の映画)

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そして世界は一つになった

"この子は、こんなに細い私の腕を頼りにしている"
強迫性障害を持つ人の世界
守らなきゃ、だから傷つけてしまう
あんなに脆く痛々しい姿で子供を愛でるkotokoを、自分と重ね
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恋のエチュード(1971年製作の映画)

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トリュフォーに恋をした!
白ワンピにサングラスに移る炎

拗らせすぎなストーリーオブマイライフ
姉妹は初恋を葬った
レモン搾りから、姉妹の体温と仄かなエロティシズムを感じる

めくるめく初恋と官能の香
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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キャンディカラーとシンメトリー
アンニュイの街並み
愛すべきウェスの世界

"自転車レポーター"
悪名高き通りを自転車でレポートするセザラック
軽々していてまさにパリジャン
編集長のお気に入り

“確
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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マーヴェリック、トム ありがとう
グース、また会えたね

イントロのdanger zoneが熱い
飛行シーンの臨場感が最高で、Gを感じた…
本当にどストレートに最高
今回はキャラの濃い卒業生たちも魅力
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ジョンベネ殺害事件の謎(2017年製作の映画)

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ジョンベネ、ジム、パッツィー、そして兄のオーディション候補者たちによる推測で事件を振り返るという手法がおもしろい

アメリカンで派手な衣装
ギラギラのアイメイク
ジョンベネ役の少女たちの不機嫌な眼差し
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ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る(2022年製作の映画)

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ストリッパーの優しいママ
人気者の秘密
父親の欲望が、ただただおぞましい

生きているメーガン、消えたマイケル

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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人生は脇役ぐらいがちょうど良い

叶えられなかったアクセルの夢
子供はいらないと言った元カレの育児姿
子供を通した生死感が蛇にピアスのようだった
皮肉と風刺のボブキャットや、サーミの血と自然主義に目覚
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チャイルド・ブライド -売られる子供たち-(2019年製作の映画)

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誰も守ってくれない
親の責任、大人のモラル
それが崩壊した環境で育つ子供たちの、最悪で唯一の選択肢

11歳で結婚、10歳で妊娠。それなのに18歳まで離婚できずシェルターにも入れない
法律の抜け道が怖
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我々の父親(2022年製作の映画)

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きょうだい1人目、2人目…94人目
最初は10人以下だったはずのきょうだいが増えていく

きょうだいやクラインのことを調べていくうちに、恐ろしい秘密がいくつも出てくる
優生学思想、持病の遺伝、近親の触
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トップガン(1986年製作の映画)

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日に焼けた肌、白いシャツ、美しい夕焼け
カリフォルニアの空を飛ぶ戦闘機
80s、空!って感じの音楽も、最高にマッチしてる

管制塔に挨拶してくる
あんなにキラキラした笑顔で空を飛び
みんなで大合唱、ビ
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Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

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キッチンから始まるロマンチックストーリー
夜空で巡り合う2匹
飛行船というのが、ちょっぴりスチームパンクっぽくて良い

クレイアニメの海の美しさ

魔女と呼ばれた少女(2012年製作の映画)

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銃は私の赤ちゃんで、母親で、父親よ

銃を持ち、親を殺し、14歳で身籠った少女
魔術と戦争という残虐な現実と幻想の間で、精霊たちは幻覚なのか、それとも彼女の強い意志と憎しみか

銃を離さず、誰にも頼れ
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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私は優しいのよと嘆きながら、
フランソワを振り回すアンヌ
そうです。優しい人は弱いのです。

いい人代表フランソワ
25歳彼女には何かと敵わず、15歳の少女にも見透かされる
探偵ごっこも白昼夢。
カフ
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満月の夜(1984年製作の映画)

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妖艶で華奢なルイーズ
アンニュイで大きな瞳に映る男性達の、不憫なこと

愛されすぎると愛せない
自分から友達を同棲相手に勧めておいて、振られるともう1人の彼氏に電話
失った愛の重みを知る

恋愛はタイ
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緑の光線(1986年製作の映画)

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デルフィーヌの、とめどない悲しみが痛々しく愛おしい

ふと泣き出してしまったり、1人でいても誰かといてもつらい
恋愛ではないけど、病んでいる時の心としてはよくわかる

私も連れて行ってと言いながらうん
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