kazzさんの映画レビュー・感想・評価

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恋は光(2022年製作の映画)

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大人(親、社会)を限りなく排除して、現実から引き剥がしたファンタジックな箱庭で、まだ「おとな」になっていない若者たちが恋の真理に辿り着こうと思弁的に右往左往する物語。

掃いて捨てるほど量産される「学
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

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年に2回以上観ている唯一無二の作品。好きなシークエンス、シーン、カットしかない。息子に大人気ない豪速球を投げて自分の家の窓ガラスを割るどうしようもないダメ親父のダメ大人のダメ人間。割れた窓の穴の向こう>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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スラムダンクが好きでよかった。

一瞬の間に複数の動きが同時に発生するセットプレイは、NBAの試合を見ていても一瞬すぎて見過ごしてしまう。そんな複雑な動きを、まさかスラムダンクの映画化が世界中のバスケ
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

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これまで善し悪し関係なく観続けてきたプレデターが遂に大化けしたかのよう。オマージュかな?と思ったらまさかのミスリードで、過去作を伏線のように扱う発想力に感無量。シリーズものはこれだから観るのがやめられ>>続きを読む

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

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傑作だった「アンカット・ダイヤモンド」に続きまたもNBAオタクのおじさんがNBA絡みの作品に関わったわけですが、先に述べた「アンカット〜」のような挑戦的な内容ではなく、ストーリーラインは擦られまくった>>続きを読む

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

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時間を真空パックにする映画や写真と違い、生き物は刻一刻と時間に流されていく。
「圧倒的な時間の流れに押し流された彼女」を一見救っているかのように見える彼(あるいはこの作品の作り)だが、その実、彼の記憶
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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面白い(上手い?)映画は粗や溝(ツッコミどころ)がないのではなく、気付かせないのだと思う。本作はまさにそれで、さらにいえばそんなことはどうでもいいとさえ思えた。青年が成長して大人になる、素晴らしい映画>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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今まさに起きてることをSFの衣を装って描いているだけなのになんでこんなに面白いんだ?コロナなんてないだって?地球温暖化は嘘だって?金融のやつらは崩れるのが分かりきっているのにリーマンショックを招き、被>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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女性を支配し、女性を所有しようとする男たち。そんな男たちに屈して時代に飲まれてしまう女たち。本質的には現代劇でも作れそうな情動の流れだけど、決闘裁判での敗北はすなわち彼女の死を意味するので緊張感がはん>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

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痛快さを感じてしまうのは自分もまた檻の中にいるからなのかもしれない。