annblancさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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ずっと打ちのめされている
鑑賞からもう半月以上経つけれどまだ打ちのめされている

個人的にとても思い入れのあるうどん屋さんが濱口監督の新作映画の舞台になることを知ってとても興奮して、公開前に再訪した
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

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あらすじに全然惹かれないながら観たらべらぼうにおもしろかった
この監督の作品、日本で公開されているのはこれだけなのか?もっと観たい

この題材どんなところから着眼したの?と思ったら監督のおじいさんが運
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

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ちぐはぐでもささやかでもギリギリでも誰かとごはんをともにするのってとてもいいよね

荻上監督の映画、あれって何だったんだ?というファンタジーを盛り込んで来るところが好き

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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家族でなくとも恋人でなくとも誰かが誰かを気にかけている世界っていい

カラーパープル(2023年製作の映画)

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もう何年も前に観たドキュメンタリー映画でDV被害に遭う女性が自助グループに参加して「今は自分が価値あるものとわかったから夫から逃げることができた」と語っていたのを思い出した

しんどくなるシーンも多い
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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怒りを抑えられない三上を見て胸が締め付けられた
世界は冷酷で非情で汚くて、そしてとてつもなくすばらしい

六角精児、キムラ緑子はじめキャストがべらぼうによかった

市子(2023年製作の映画)

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世界のどこかや私のすぐそばで市子のようにして生きている人がいるのだと思うし、映画の中の市子もまたたくましく、図太くどこかでどうにかこれからも生きていくのだと思う

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

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年始のニュースに心がざわざわしてしまったので頭からっぽにして観られるやつ観ようということで鑑賞
結果、最適だった
冒頭からゲラゲラ笑った

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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大晦日の番組観ずにこちらを鑑賞
絹ちゃんのお父さんと大豆田とわ子のお父さん、同じ使われ方しててウケた

晩春(1949年製作の映画)

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この時代で結婚=幸せでなくて、幸せは自分たちで築いていくものであると諭すお父さんは稀有な存在であったのだろう
それはチュッとされちゃうよね

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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ルーティンを繰り返せることの尊さよ
そしてそのルーティンを壊されたり、スパイスを与えてくれるのは他者と交わればこそなのよな

Perfect Dayというすばらしい曲に出会わせてくれてありがとう

カモン カモン(2021年製作の映画)

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育った国による違いなのか、あんなにも子どもが自分の言葉で考えていることを自ら表現できるものなの?
私は大人になってもあんなに雄弁に話せる自信がない
いや、むしろ大人になってしまったから言えないこともた
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東京物語(1953年製作の映画)

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私も昔は末っ子の京子みたいだったんだろう
それがいつの間にか上の兄や姉のようになっている
次の帰省では両親に優しい言葉をかけよう

NHKで小津安二郎生誕120年の番組を見て気持ちを高めて満を持して初
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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一生大切にしたい映画
世界に絶望したらそっとポケットの中から取り出したい

冒頭の職場のロッカーでのブルーグレーのコート×テラコッタピンクのコート×レモンイエローのシャツの3人の組み合わせがキュートで
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ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

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知ってしまったら知らなかったときには戻れない
漁に出る少年の横顔だとか、未来を憂う少女の睫毛だとか、救急隊のおじさんの涙だとか…

あれからニュースを見るたびに彼らの顔を思い出す
もう生きていないのか
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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グローサリーの奥さんや家主の息子に偏見がないかと言ったらそうでなくて、単にビジネスというか、気にしないだけというか別に崇高な精神の持ち主というわけではないんだよな

掃除の仕事なのにきれいなワンピース
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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リリーフランキーがリリーフランキーで最高だった
真木よう子の絶妙に所帯染みたスタイリングもよかった

水面が偽りの姿で奥底の方が本当の姿とは限らない
どちらも本当の私だからまるごと包み込んで欲しいし、
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

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ラストカット観るための序章だ…ってくらいのすばらしいラストカット

栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

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きれいな映像
マリオの頑固じじいぶりに何度もくすっとした

難解であったが、もっと頭を柔らかくして観る作品だったのかもと思った

ランガスタラム(2018年製作の映画)

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バーフバリとRRRと比較してしまうと物足りなさを感じてしまう
ツッコみたくなるようなところですらも麻痺させてくれるようなあのわちゃわちゃが好きなんよ

ヒロインらしからぬヒロインがよかった

エル プラネタ(2021年製作の映画)

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くすっとしつつ自分の浪費癖を突かれているようでいたたまれなくなった
アマデウスのクソ野郎ぶりもいい

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

もしかしてこのままお父さん溺れて出てこない?バスに轢かれちゃう?と何度も心配になった
でも結局のところ何も起こらない
あぁ、そうか思い止まったのか
何度も何度も足元を掬われそうになるけれど、ちゃんと娘
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

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その暮らしが日々反復される様がヌテラを塗ったパンとシリアル(にかけていたのはヨーグルト?なぜ振っていた?)と週に1回のスーパーへの買い物で表されていたのがとても好きだった

ヤングケアラーや共依存とい
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RRR(2022年製作の映画)

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はちゃめちゃに意味わかんないくらい強い主人公と正義は勝つ!なストーリーは完全にバーフバリと一緒なんだけど、はっきり言って私はこういうのを10年後も30年後も何度でも観たいから一生こういうのを作り続けて>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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ハラハラするのが苦手なので、だめ…そっち側に行っちゃだめ…そこでとどまって!!!という気持ちになってしまって、何度かに区切ってでないと観られなかった
依存症になるその先を想像しすぎてしまっていたのかも
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レディ・バード(2017年製作の映画)

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母と娘が仲が悪くなるのはたいてい互いの自我の強さゆえ

エゴイスト(2023年製作の映画)

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あの浩輔さんの広すぎる家とクローゼットいっぱいの高そうなお洋服を思い出すとなんだかとんでもなく深い海に潜り込んでしまったみたいな寂しさを感じる

お母さんが病気になったところで生保受給した方がいいし、
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

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異常な暮らしが続いて少しずつ狂っていくこと、生き延びていくために順応していくこと、異なる存在と共にいるということは救いにもなるし、それがどんな相手だとしても不協和音も生むということをとてもリアルに感じ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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ちょっと思い出しただけを観て以来ずっと気になっていたので鑑賞
これを家で恋人と飲みながら観るのめちゃくちゃいいじゃないか

パリのお話がいちばん好きだった
てっきり視覚障害のある役者さんなのだと思った

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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イヤホンを着けながら外を歩くとき後ろからの歩行者や自転車、死角から現れる車がわからないのでいつも以上にじっと集中力を高めて目を凝らす
そのときふっとケイコのことを思い出すようになった

青いマニキュア
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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優しい毛布で包まれた

燃ゆる女の肖像と同じく何度も観たくなるほど好きなシーンばかり

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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とにかくチャイナドレスが印象深い
マギー・チャンの完璧なプロポーションを最大限に美しく見せるドレスのデザインと洗練されたテキスタイルに何度も何度もうっとりする
そしてこのめくるめく変わるドレスのテキス
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アムー ~負けない心~(2022年製作の映画)

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DV夫に何度も胸糞悪くなるんだけど、大丈夫、インド映画だもの必ず勧善懲悪の世界!と言い聞かせながら観た
歌って踊ってはないけれど突然の歌のシーン大好きだった

美しき結婚(1981年製作の映画)

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身勝手で狂ってるなとさえ思う主人公に何度も「え、怖…」とつっこんでしまった
同時に私も夢中になっているときこんな風に見えていることあるのか?と怖くなった

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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結婚も子育てもしたことないけれど、決して他人事ではなく終始自分事として感じられてつらかった
数年前にメディア関係のおじさんに“30代未婚女性”としてインタビューを受けたときのことを強烈に思い出した
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