たけCさんの映画レビュー・感想・評価

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SAND LAND(2023年製作の映画)

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主要キャラはもちろんのこと、脇役までにも活躍の場を与えたアニメの優等生です。
何だかうまく纏まり過ぎて、意外性が足りていないと感じてしまったことも否めません。
とはいえ、鳥山明さんの美学が色濃く反映さ
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

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・スキューバダイビング
・トマト祭り
・スカイダイビング
・牛追い祭り
スペインの情景と相まってい非常に惹かれます。日本にあのようにバカ騒ぎできるお祭りはあるんでしょうか。
ヒロインのカトリーナ・カイ
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ハント(2022年製作の映画)

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時代背景をある程度予習していると作品をより堪能できます。ちょっとわかりづらい部分があることも否めませんが、信念と大義をかけた男臭い熾烈な戦いを味わいましょう。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何のテクニックも能力も儀式も必要とせず、あるアイテムさえあれば簡単に降霊できてしまうため危険な香りが漂ってきます。しかも降霊中はエクスタシーを感じるようで、ヤバいと思いつつものめり込んでしまうところも>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

目の前で見せられているものが催眠による虚構なら、なんでもありになっちゃうんで、個人的には悪手と思い印象は良くありません。それで観賞する側を手玉に取っているつもりなんでしょうか。
それでも展開にスピード
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第9地区(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分本位の主人公(人間味ある)に中盤まではフラストレーションが溜まりますが、バトルスーツ?を着用してからは主人公にも善意があったのかと一気にカタルシスが訪れます。
好みが分かれるかもしれませんが、SF
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

割りと軽い感じのタイトルですが、真摯な戦争映画です。とにかく、ナチスの残虐性が際立ち胸糞悪くなります。
主人公は見事に密命は果たしたものの、それから苦難が続きます。中盤に下水道への抜け道が示されたんで
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

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「人間万事塞翁が馬」
失意の底にいた主人公がジョジアーヌのようなメンターに出会えたことで、新たな人生を切り開いていきます。まさに「運命の出会い」です。主人公が父親と共に幼少時代から培ってきたダンスレベ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドニー・イェン師範を目的て鑑賞しましたが、真田広之さんも活躍する大阪コンチネンタルホテルがピークでした。ドニー・イェン師範はもちろんのこと、真田広之さんの存在感はこの作品でも際立っています。
その後は
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レック(2007年製作の映画)

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撮影の使命感よりも命の方が大切でしょって野暮なツッコミは止めましょう。出演者がやたらと騒がしく耳障りではありますが、臨場感、緊迫感、スピード感のバランスが取れ見応えがあります。
ホラーとしての質が高い
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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「SLAM DUNK」はジャンプで読んでいた程度で、それほど思い入れがなくストーリーも忘却の彼方でしたから十二分に楽しめました。「窮鼠猫を噛む」展開の激戦に胸が熱くなります。男のロマンです。
名作の名
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クライム&ダイヤモンド(2001年製作の映画)

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私生活では諸問題があったクリスチャン・スレーターさんですが、主人公を爽やかに演じ彼ならではのキュートさを醸し出しています。
アイデアを詰め込みながらも無駄をそぎ落とし、92分でスマートに纏めています。
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コリン・ファレルさんが軽薄で調子のいい主人公を好演しています。電話ボックスの限られた空間を舞台に、緊張感を持続しつつ目まぐるしく展開していきます。ソリッド・シチュエーションスリラーの代表作ですが…
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

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このシリーズでは高潔な印象が強かったイップマンですが、今回は珍しく子育てに戸惑い病におかされ弱い人間性を見せてくれます。またそれもイップマンの魅力です。今回の難敵はきっとイップマン自身なんでしょう。>>続きを読む

ブロークン・アロー(1996年製作の映画)

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初めて観賞した時はすごく楽しめたと記憶していましたが…思い出補正だったかもしれません。
それでも、ジョン・ウー監督の美学を堪能できます。鳩は出ませんが、この作品を足掛かりにアクション映画の金字塔「フェ
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キック・アス(2010年製作の映画)

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狂気の正義感…
これこそフィクションならではの表現方法です。現実では困難な妄想を映像化しています。
クロエグレースモレッツちゃんのヒットガールが際立っているとともに、ニコラスケイジさんがビッグダディを
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

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ドニー・イェン師範とマイクタイソンさんとの死闘の続きが見たいと思いつつも、うまく落とし所をつけたなと感心します。
マイク・タイソンさんの死闘で物足りないと感じた方も、その後、マックス・チャンさんとの激
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

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ドニー・イェン師範と生ける伝説サモ・ハン・キンポーさんの格闘シーンに胸がワクワクします。
敵役ダーレン・シャラヴィさんの憎まれ具合が作品を盛り上げてくれています。
そして、最後のオマケシーンではニンマ
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

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今シリーズのイップマンは高潔過ぎですが、ドニー・イェン師範が自然に嫌味なく演じています。適役です。
格闘シーンでは要所要所でワイヤーアクションを取り入れ、流麗な詠春拳に軽妙さと奥行きを出しています。実
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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子供(ベン)の無邪気な狂気が超能力を得たことで暴走していきます。敵か味方か生か死か…稚拙で短絡的な思考は容赦がありません。翻って、アナの不器用ながらも、母性のようなやさしい強さに救われます。

直接の
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーのカップルとネグレクトを巧妙に絡めた穏やかな良作です。扱いにくい社会問題をやさしく真摯に切り込んでいます。
小池栄子さんママの考え方を全面的に否定できません。むしろマジョリティーでは
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

斬新、前衛的、職人技…
最新鋭の技術とアイデアを駆使して世界観を具現化していることは理解できますが、賑やで多種多様な表現に集中力が持続できず乗り切れませんでした。前作では大して気にならなかったんですが
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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卒業式2日前の高校が舞台で、終始、何とも言えない切ない雰囲気が漂っています。廃校の設定が物悲しさを後押しています。
卒業式自体が高校生にとっては巣立ちを覚悟しなければならない大きな転換期であり、そんな
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どうしても、スパイダーマン・ノーウェイホームを彷彿してしまいますが、DCとして狡猾にファンサービスをしています。
フラッシュの能力を最新の映像技術で表現しているため、単体としても完成度が高く楽しめます
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

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韓国のお家芸であるキレッキレのアクションにコメディの要素を増やし、バランスの取れた娯楽作品です。メンバーの特性をうまく活かし見事に共助しています。
シリアスさは薄くなっていますが、続編として成功してい
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

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ニコラス・ケイジの、ニコラス・ケイジによる、ニコラス・ケイジファンのための作品です。
ニコラス・ケイジさんのファンじゃなくても、ニコラス・ケイジさんが気になったのならば観賞する価値はあります。
ニコラ
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ブルービートル(2023年製作の映画)

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ヒーロー物のエッセンスをうまく詰め合わせ坊や心をくすぐられます。次々と出てくるガジェットも楽しいですが、こじんまりと纏まってしまっていることは否めません。無難に仕上げられた分、意外性に欠け刺激が不十分>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

監督さん?脚本家さん?の思いが強くマスターベーション的な作品に成り下がっていませんか。
序盤の懐かしいBGMに期待値が上がるものの、物語が進むにつれてなんか求めていたウルトラマンと解離していて気持ちが
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

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知性と肉体に恵まれたチンピラがマフィアの中で成り上がっていくお話です。
ロッキーは母親に対する信念を原動力に行動していきますが、ケンシロウのような強さの裏付けが全く描かれず説得力に欠けます。ヒロインに
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

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〈チャプター1〉と同じレビューになります。
知性と肉体に恵まれたチンピラがマフィアの中で成り上がっていくお話です。
ロッキーは母親に対する信念を原動力に行動していきますが、ケンシロウのような強さの裏付
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

肝心なドラキュラ自体の魅力が不十分で物足りなさを感じる作品です。良く言えば古典ですが、前時代的な作り方も否定できません。船上の設定も孤立無援以外は活かされていないと思います。ただ、テーマ曲が非常に印象>>続きを読む

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

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脱北しツラい過去を背負った天才数学者と、進学校に馴染めず戸惑っている高校生との交流により、お互いが成長し希望を見出していきます。時折、挟まれる数学者の説諭に啓発されます。
外見重視の俳優を起用していな
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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万人が楽しめる安定のトム・クルーズエンターテイメントです。50代後半とは思えない身体能力で身体を張っています。
とは言うものの、無難な仕上がりで秀でた部分がないことは否めません。
また、相対する難敵ガ
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

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無尽蔵な弾薬と強靱な肉体から繰り出すキレッキレの鋭い格闘技で敵役をバッタバタとなぎ倒していく展開は、1980年代のアクション映画さながらです。とはいえ飽きないように物語や見せ方にも工夫を凝らし、気軽に>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

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フランスの深刻な社会問題を、自立支援施設に雇われた料理人のカティと移民の交流を通じて提示しています。
序盤にチラッと出てきたアイテムがカティの実力を示すだけではなく、物語の重要な役割を果たしています。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

今回の超人的な能力は「ワンパンマン」のタツマキ姉さんから着想を得たんでしょうか。その分、ヒロインの肉体的なアクションが減っています。
この作品の醍醐味である縦横無尽のサイキックアクションが早過ぎて、置
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