クロフネさんの映画レビュー・感想・評価

クロフネ

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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.1

ユーロライブの試写会にて鑑賞。
とてもシンプルで気持ちいい映画。
殴られても切られても撃たれても吊るされても死なない男アアタミとナチスの戦い。
91分の上映時間でチャプター分けがされているが、それがあ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

「グランツーリスモ』のIMAX試写会で鑑賞。ゲームも未経験だし、F1にも詳しくないが、凄い面白かった!ゲーマーからプロレーサーになるサクセスストーリーに、親子、師弟モノの話も組み込まれていてドラマとし>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.6

ユーロライブの試写会にて鑑賞。
数年に一度のP.T.A映画、そしてP.T.Aには久しぶりのラブストーリー。
食事の誘い方のアラナの素っ気なさと無邪気なゲイリー。
2人が一緒に通販事業を始めて、距離が近
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

#トップガン胸熱
ScreenXの試写会にて鑑賞。
飛行シーンでは、3面に広がるスクリーンは迫力満点!
前作では、予算やCGの都合で撮れなかった訓練やドッグファイトはIMAXの様な大画面で見るのがオス
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

試写会にて鑑賞。

フランスのマルセイユに留学中の娘が殺人罪で刑務所へ収容され、無実を主張を証明しようと異国の地で奮闘する父親の話。

あらすじだけだと、『96時間』みたいなものかと思っていたが全然違
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.6

ジェームズ・ワン監督は、本当に映画で観客を楽しませる事を第一に考えて、映画を撮っている。

全体は有名なサスペンス映画にインスパイアを受けている事も、その映画を鑑賞済みの人なら必ず分かるはず。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

日本では映画化、アニメ映画化もされて、韓国版ではどのように制作されたか楽しみだったが、韓国映画お得意の食事シーンとフード演出と役者のさり気ないセリフや仕草ですごく自然で温かい映画だった。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
 まず、これはIMAXでの鑑賞を前提に制作されている。IMDbでは、IMAX社から認定を受けたREDカメラで撮影されていて、ベーシックアスペクトがビスタサイズ(1.90:1)で、多く
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

2D字幕版で鑑賞。
 ゴジラが都市を襲い各国から悪とされる中に、その原因究明に走るマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)達とモナーク施設に収容していたコングを頼りに地下空洞を捜索するネイサン・リンド(
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.0

Filmarksの試写会で鑑賞。

とても純粋で美しい映画だった。
主人公やその親友から見たサンフランシスコの街並みや、社会から黒人が受けていてる差別や偏見、それを黒人側の受け入れ方。

映像がとても
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.3

 富山県の地方テレビ局が暴いた富山市議の政務活動費の不正受給のドキュメンタリー。

 事件事態はニュースでチラッと見て、映画の宣伝を観た時も「あぁ、そういえば、なんか前にあったな。。。」程度しか覚えて
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.5

スタンダードサイズのカラー映画で市川崑×石坂浩二の金田一耕助シリーズの第二作。

前作の"犬神家"と同様、村に古くから伝わる手毬唄になぞらえた見立て殺人で、二十年前に村で起きた別の殺人事件の捜査を依
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透明人間(2019年製作の映画)

4.5

まず『透明人間』という、どストレートなタイトルが素晴らしい!

透明人間がいざ画面に現れるシーンのショックは、一瞬ではあるが迫力満点でこの映画の白眉と言える。

いるけど見えない、だからいるかどうか分
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

プロットがよく出来ている。
バカな大学生、裸で湖、不気味な小屋、斧やチェーンソー、過去の怪事件.etc とホラー映画の定石をちゃんと踏みつつ、コメディ要素を入れてストーリーを展開していた。

しかも、
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

ライアン・レイノルズもサミュエル・L・ジャクソンも楽しんで演技している感じがした。

ライアンは明らかに『デッドプール』で完全に板についたコメディ演技を発揮していて、今作の雰囲気にマッチしていたし、サ
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

面白かった!
 とにかくテンポが良かった。上映時間の約2時間で始めの10分ほどで麻薬王の息子を拉致してからは、終わりまでずっと奪還と逃亡のアクションで、ジェットコースター・ムービーとして楽しめた。
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ステップ(2020年製作の映画)

3.5

 オンライン試写会で鑑賞。

妻を亡くした父親と1歳の娘の10年の物語。
タイトルが『ステップ』であることから、タイトルが親子で坂を上るところで現れ、その場所が親子の関係性や成長の起点となっている構成
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アラジン(2019年製作の映画)

3.0

 この映画自体、実写化の成功・失敗の判断基準は超アニメキャラのジーニーを誰が演じて、どのように見せるかだと思う。
 そして、ジーニーが演じたウィル・スミスが素晴らしかった。
元々「ザ・フレッシュ・プリ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

 ミステリー映画のような扱いがあるが、小説家志望の主人公の1人視点でストーリーが進んでいくヒューマンドラマであり、そこが重要な映画であった。

 消えたヒロインを主人公があれやこれやで探していくが、淡
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.0

 自称”超実写化”と言われているが、確かにそう思わせるぐらいのクオリティの高いCGだった。
そして、アニメ版の『ライオン・キング』とほとんど変わらない話であったことや、監督がこちらもCGが高く評価され
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.5

「冤罪の息子の無罪を母親が自力で証明する」感動ストーリー、、、なんて甘ったるく生ぬるい話をあのポン・ジュノ監督が撮るわけがなかった!!

 基本的に事件の真相は母親(キム・ヘジャ)の視点で明らかになっ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

 フェデ・アルバレス監督作品は『死霊のはらわた(リメイク)』や『ドント・ブリーズ』は大好きだが、アルバレス監督の持ち味やミレニアムシリーズのテーマはあるが乗り切れなかった。

 本作はフィンチャー版『
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

近年稀にみるホラーの傑作。
モンスターでも心霊でもない。しかも、原因も良く分からない。

 何を言ってもネタバレに繋がりそうなので、HPのストーリーや予告編以外の情報はなるべくシャットダウンして鑑賞す
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

 思ってたよりに良かった。言いたい事は無い事はないが、結構楽しめた。

 本作の一番のポイントはポケモンが実在する世界をどれだけ説得力を持たせて、見せてくれるかというところだが、本作はちゃんとポケモン
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.7

 俗にいう「ナメてた相手が実は殺人マシンでした(ナーメテーター)」もの。代表的な作品で『アジョシ』や『ジョン・ウィック』などが挙げられる。実際『ジョン・ウィック』では、キアヌ・リーヴスの再評価へ繋がり>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

 妄想の中までヒトラーと親友なほど、ナチスとヒトラーに心酔している少年ジョジョを主人公が自宅に匿われているユダヤ人少女を発見してからの彼の心境の変化を描くブラックコメディ。

 全編英語なので、舞台が
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.5

 1作目はマックィーンの成長を見事に描いた傑作で、かつピクサーのCGクオリティ(特に車などの金属の質感)を見せつけてくれた。
 
 今作ではマックィーンの挫折と再起、つまり1作目のマックィーンの様な存
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

 韓国の格差社会を分かりやすくシンプルに、かつ娯楽作品として映画化したように感じた。
 露骨なのは、主人公家族の住む家とパラサイトされる家の立地に高低差があること、主人公たちが自宅に帰る際にはずっと坂
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

 ストーリーは凄くシンプル。ドイツ軍の罠を前線にいる舞台に伝える2人のイギリス兵の約1日の話。

 本作は、脚本や役者陣の演技力よりも技術面を強く押し出している作品なので、どのような環境で鑑賞するのか
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.9

 『マイティ・ソー/ラグナロク(あえて原題)』のタイカ・ワイティティとジェマイン・クレメントが共同で監督&脚本&出演の映画。
 ヴァンパイアや狼男などゴシックホラーの怪物たちが実在し、現代で密かに暮ら
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.5

 『第9地区』で見せてくれた、ブロムカンプ監督の話運びや演出を違う脚本で作ったような感じ。決して駄作ではないが、手放しで褒めるほどではなかった。


 『第9地区』の世界観や話運びで似通ってる点として
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

字幕版と吹き替え版を1回ずつ鑑賞。
計2回見て感じたのが、今作のテーマは「フォースや善悪は、血縁ではなく意志による」という事。
そして、EP8を観なくてもあまり問題が無い事。
また、EP7で出した謎を
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

率直に感じたのは、コメディ寄りの『ブルー・バレンタイン』を観ているようだった。

まずは、主役のスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの演技が素晴らしかった。
裁判や職場では劇演技を感じるが、二
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.3

・ヒーロー映画として良く出来ている!
シャザムに選ばれてから、変身の仕方、どんな力が使えるか等を観客と同じ視点にして、仕組みを調べていく様子は上手いと思った。
また、その力を使って一般市民を救い、喝采
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.8

2D吹き替えで鑑賞。
遂にシリーズ完結。
1作目では、人間とドラゴンを騎士と愛馬、猟師と猟犬のような互いに共生出来る存在として描き、2作目では、ヒックとトゥースの守られる存在から守る存在への成長。
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