kurinさんの映画レビュー・感想・評価

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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソンがいつものように最強ではなく常人並み。氷の道を、巨大トラックの重量での沈没を恐れながら爆進する。障がいのある弟と協力して困難を切り抜けてゆくが、弟は不憫にも悪党にやられてしまい、最後>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

宮澤賢治を父から・家族からの視点で描いた。祖父・父・妹・賢治の死去を丁寧に描いていること、またことあるごとに子供たちが「人のために尽くす。」と言っていたのも印象的。菅田将暉の演じる死者の顔が大変美しい>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

チャ・テヒョンのコメディ演技がいい。ゴーストたちも人情厚く、愉快なメンバーばかり。とても暖かい気持ちになりました。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.7

ボクシングにこだわる(打ち込む)3人の若者の生き方を描く。松山ケンイチ演じる主人公は生き方が難しく、東出昌大の役は身体(頭)が保てるかが恐ろしい。ギリギリの世界を軽やかに描いていて余韻があった。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.2

1作目との繋がりはステイサム氏の出演だけかな?のっけから海溝の底をみんなで走るなどスーパーフィクションぶりを発揮、モービーディックもはるかに超える複数の巨大鮫をステイサム氏が高性能なモリで仕留めるなど>>続きを読む

それいけ!ゲートボールさくら組(2023年製作の映画)

3.3

ご老体ものと思ってみたが、これは拾い物。かつての名優たちも楽しそうだし、対抗する接待技(パターをホール手前で止め相手を勝たせるわざを披露)を得意とする若者悪役チームの登場には笑ってしまった。ウルトラセ>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.5

綾瀬はるかは日本ではNO.1のアクション女優ではないか。それほど見事な身のこなしだった。ハードボイルドな性格付けもいい感じ。でもアクションシーンの構成が締まっていないのが残念。豪華共演の野村萬斎とシシ>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.8

今回のバトラー氏は終始一般人として行動してアクションは少なめですが必要十分なほどきちんと活躍する。トラブルを起こした腕のいい操縦士が左遷でローカルラインを運航中に荒天で被災し、反体制のゲリラ軍の棲む孤>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.5

共演のリー・バン・クリーフが怖い顔なのにどこか優しそうな保安官を演じて、イーストウッドを食った感じ。他にK・キンスキーやジャン・マリア・ボロンテらが共演していて本当に荒くれで信じられない奴ばかり。この>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

ジョン・ウィック最終章はD・イェン、真田広之を迎えた豪華版。アクションの多さと多様さには驚くばかりだが、いかんせん十分すぎる。最後の決闘シーンは工夫があり特に面白かった。個人的にはウィック自身の人間性>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

3.7

村山聖は生前は知らなかったが、本作で松山ケンイチがとても熱演で、きっと似ているのだと思わされた。凄い演技と思う。東出昌大、柄本時生、安田顕らの取り巻く面々もとてもいい。プロ棋士は無頼の人が多いという印>>続きを読む

俺達に墓はない(1979年製作の映画)

3.1

昔名画座で見て以来の再見。共演の志賀勝のアクが強い。岩城滉一はチンピラぶりが妙にうまい。今は見ない竹田かほりのねえちゃんぶりもいい感じ。全体に小ぶりなつくりなので軽く見れます。似た感じとしては「あばよ>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.8

モリコーネの曲が印象的なので、約60年前の作品だけど一度見たかった。とはいえさすが名作、ラストのイーストウッドのカッコいいこと!盛り上がりました!イーストウッドも「アウトロー」などでいくつかお気に入り>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

4.0

数十年振りに再見。4Kリマスター版。まずは映像が大変素晴らしい。木村大作カメラマンの気合いが伝わるよう。こんな過酷な豪雪・吹雪のなか本当によく撮影したものだ。半世紀近く経過しても全く遜色ない。オールス>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あの笑劇作の第2弾なのでさすがにネタ切れと勝手に思い期待してませんでしたが、これは面白い!武蔵野線や粉物、飛出しとび太、甲子園、アンダ-40'sなどなどギャグ満載で素晴らしい。なかでもゆりあんレトリバ>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

松山ケンイチは、澄ました顔でなんでもやってしまう役者なので今回も適役。父親との最期のシーンは泣けました。長澤まさみは、自分と正直に向かい合う検事を熱演と思います。

夜叉(1985年製作の映画)

3.8

映像も音楽もフィルム・ノワールの感じが漂う。話は過去ある男が何かの拍子に闇の世界に舞い戻るというものだが、健さんだから成り立つと思う。高倉健・田中裕子・いしだあゆみの3大スターの存在感がただただ凄くて>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.3

加賀まりこが母親を好演技、塚地武雅は障害のある一人息子を立派に演じた。話は厳しい現実の中に少しだけほっこりさせるような雰囲気がを作り出していた。確定的な結末にはしなかったところも良かった。

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.3

話は世間話ものだが、マ・ドンソクが出てくると画面が賑わう。少しコメディ風味で楽しめる。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.4

出足から愚痴り、飲み過ぎ、ゲロの飲み過ぎサンタクロースの登場に暗雲漂う。その後、悪党たちと対決せねばならなくなって大暴れ。ちょいとグロがキツいので(グロに弱い私にとって)正視できない時間も長かったけど>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

非常によくできたアニメ。絵は暖かな写実のように細部にわたり詳密。どこか女子高校生が似合う清楚さもあり。ストーリーは日本古来の神話をどこか意識したSF調だけど、やはり、スケールの大きなものを期待されてい>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

音とアニメーションが見事。ジャズの演奏を描写するのは本当に難しいと思う。主人公のひたすら自分のやりたいことに突き進む姿も清々しい。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.9

モリコーネは学者のような熱心な音楽家で天才だ。鮮烈で美しい曲は他に追随を許さない。才能の凄さに飽きることはなかった。映画界の宝なんですね。

トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.8

「トリック」は面白そうだけど、どこからみていいのか迷っていましたがこのラストステージをひょんなことから見てしまった。話はギャグが面白くて楽しめるが、ラストステージはなんと悲劇の結末に。仲間由紀恵演じる>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

サンドラ・ブロック率いる8人のメンバーがなかなかいい。小気味良し。ハッピーエンドで爽やか。

嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.0

メンバーによるギャグと演技はいいんだけど、肝心の相手が妙に真面目で盛り上がりに欠けたかな。定番のメンバーはいいね。

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.6

すごく暗い話で突き進み、安藤政信の登場あたりから、裏の世界が出てくると深い世界へ。阿部進之介熱演。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.7

いかがわしさと恐怖の深淵をグサグサとナイフで刺すようなこわーい映画。V・エフィラを代表にヌードなど全く意識しない(とても美しいが)女優たち。すごいものだ。内容も史実としても驚きのもの。日本では絶対作ら>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

単純な話なのだけど内容は抽象的、雰囲気は仏教的な感じがした。主役の松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆は抑えた演技ながら熱演。ラストのシーンは心が解放されたような明るい気持ちになりました。本>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作は有名だけど読んだことがなかったので、本作は早く見たかった。北海道サバイバルアクションとして面白かった!ヒグマとの格闘シーンは「レベナント」に比べるとまだまだ頑張って欲しいと思ったし、寒さのシーン>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

3.8

前半なんだかつまらなかったが、橋本環奈が出ていってしまうあたりから、俄然面白くなって最後は感動しました。生田斗真がわがままなにいちゃんらしくて良い。湯に対する愛情はほんとうにあるもんだと感心。日本映画>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.2

いい役者がたくさん出てくるが、賑やかではあっても話が今一つに思った。のんびり見るにはいいと思う。

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

いずれも悪い組長、刑事、殺人犯が死闘を繰り広げる中で、精神的にキレていないマ・ドンソクのおかげでこのドラマは楽しめた。韓国ノワールとしてレベル高く安定の一作。

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ひとつのできごとを複数の視点から描き、話を進めていく。面白いと思うが、同じシーンを5・6回使い回すので場面が切り替わるごとにまたかと思ってしまった。ストーリーはテロリストたちの狙いがわからないので、や>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.4

ジョーダンとの契約までの紆余曲折、強い意志をサクセスストーリーで描く。かなりストレートな語り口で進むが、最後にジョーダン側が一枚上手のところが面白い。アメリカの未成年選手の契約プレゼンも興味津々でした>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.6

ソ連の収容所の捕虜生活があまりにもひどいこと、および戦争終了後何年も解放されないなんて、これまた酷すぎる歴史。二宮くんは抑えた演技がさすが。桐谷健太や松坂桃李もしっかり脇を固めた。

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