空母ポンタヌフさんの映画レビュー・感想・評価

空母ポンタヌフ

空母ポンタヌフ

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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

2.7

マキシマムザホルモンの主題歌が目当てと、原作がかわぐちかいじ・福本伸行というネームバリューと、何より80分弱というちょうどよい時間のため視聴。結果、そこそこ楽しめた作品である。

雪山で遭難した友人が
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.7

マッドマックスサーガの集大成ともいえるフランチャイズ最高傑作!!

「マッドマックス」フランチャイズの5作目品。世界的に大ヒットを飛ばした前作『マッドマックス怒りのデスロード』に登場したキーキャラクタ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

『フュリオサ』に向けて視聴。過去作の集大成かつメッセージ性が非常に強調された最高の作品。「ポストアポカリプス」という世界観を活用し、「確かにこんな世紀末世界だったらこういうのいるよなァ」という説得力の>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

2.2

『フュリオサ』に向けて視聴。「面白くないけど面白い」というのが正直な感想である。『マッドマックス2』が傑作だった理由は、「ポストアポカリプスな世界観」と「カーアクション」の2つであると考えている。本作>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.0

『フュリオサ』に向けて初鑑賞。1作目が残念ながら面白くなかったのだが、本作はメチャクチャ面白かった。序盤での実際の史実の映像を使用した核戦争後の荒廃した世界という説明の映像は当時の冷戦下という時代背景>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.2

アニメ映画史に間違いなく残る作品であることは間違いなく、傑作という評価に値するのであるが、『前章』でブチあげすぎた期待値を大幅に超えるほどの感動があったかというと「・・・」となってしまった。『前章』で>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

1.8

『マッドマックス:フュリオサ』に向けて視聴。『怒りのデスロード』さえ観たことない、正真正銘のシリーズ初視聴だったが、爆睡につぐ爆睡で3日間に渡ってようやく視聴を完了する始末であった。主人公のマックスが>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

2.5

ちょっと期待したものが見れず残念という気持ちは拭えないものの、映画としての質は高い作品。『日本で一番悪い奴ら』とか『孤狼の血』とか『死刑にいたる病』とかが好きだったので、その系統を期待していったのです>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

予告からは娘が行方不明になった石原さとみ演じる母親が中心に据えられた物語かと思いきや、かなり意外なことに中村倫也演じるテレビ局の記者にもフォーカスされた物語でちょっとビックリした。『空白』や『神は見返>>続きを読む

トラペジウム(2024年製作の映画)

4.1

アイドルに憧れる少女たちのキラキラ下物語と思いきや。チームビルディングあるいは組織論的な感じもする、人間関係に生きる人はわかる必見の映画。主人公はノートに叶えたい夢を具体的なやることを書き出して引き寄>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

2.0

前半の恋愛青春劇が全てアバンタイトルで、物語が不穏な方向に向かっていく中盤でタイトルコールが入る展開は驚いた。前半は前半でコメディチックな恋愛劇としてそういうジャンルの作品として楽しめる(ムロツヨシと>>続きを読む

Vaundy one man live ARENA tour "replica ZERO"(2024年製作の映画)

5.0

MAX評価已む無し。ライブ映像を映画館の極上のオーディオ環境で聴けるだけでもかなり最高であるのに、こちらはライブ映像を映画として仕立て上げたからなのかそれぞれのショットの構図がカッコいい。ドキュメンタ>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

1.5

主人公が仲間と冒険するシーンや自らの部族がさらわれて働かされるというメインのプロットが「聖戦記」と酷似しており、全体的に強い既視感を覚える。確かにVFXの映像技術は、これまでのトリロジー作品と比べて>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

前半の売れないYoutuberと裏方として支える主人公のキラキラした描写がまぶしく、青春映画を観ているようだった。ミュージックビデオ風に挿入される部分はキラキラしているのだけどきっとこの後に待ち受ける>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.5

「そんな皆様のココロのスキマを、お埋めします。」といった喪黒福造から50年あまりか、現代人の心の空白はかなり膨らんでしまったような気がいたします。淋しさとかやるせなさみたいな心の空白にどう折り合いを付>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.5

「聖戦」とは大きくでたもので、猿と人間の猛烈な殺し合いが見れるかと思っていたのだが、映画をみると人間と猿の道徳的戦いが描かれていたようなそんな気もします。小さいサルにも容赦せずシーザーの息子や妻を殺害>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

原作やアニメはまったく知らない20代ですが、NetflixのしつこいCM用の動画がかっこよすぎて鑑賞。「おまたせ」からのGet Wild and Tough!というテーマ曲がかかりアクションシーケンス>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.5

猿の惑星新作に向けたマラソンとして鑑賞。前作で起きた猿インフルエンザのパンデミックにより、サルは知性を得て、人間は死んでいった。10年間でここまで都市は荒廃するのか?という気もするのであるが、しっかり>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

 「支配なんかしねェよ」というルフィのようなキングコングさんの名言が幻聴のように聴こえてくる。「俺は部品だ。部品には役割があんだろ。タイタンを祓い続けるのが俺の役割」という某呪術マンガの主人公ばりにタ>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

新作に向けて改めて視聴。小さい時から怪獣が好きだったのでモンスターバースの評価にはだいぶ贔屓をしている前提でいうと、メッチャ面白い!! 前作の『キング・オブ・モンスターズ』で怪獣たちに神性を与えたとす>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。猿の惑星シリーズのリブートということで、オープニングの初代オマージュの人間がチンパンジーを狩るシーンでこの世界はまだ人間の惑星なんだとわかる。果たしてなぜ猿の惑星になったのかと>>続きを読む

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.0

「猿の惑星」のリブートなのかリメイクなのかなんと形容すべきか分からないが、とにかくティム・バートンによる「猿の惑星」である。さて、今回の猿の惑星はオリジナルの大まかなストーリーをなぞるものだが、(1)>>続きを読む

陰陽師0(2024年製作の映画)

1.2

「呪術、激突。平安の闇を、若き晴明は祓えるか。」という謳い文句と白組がVFXをやっていると情報を観たらゴリゴリの呪術激突バトルを期待せずにいられないのが原作を知らない一般人の性ではないでしょうか? 『>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

『ゴジラxコング』への予習として見ました。モンスターバース最高傑作!!と毎回言っている気がするが、怪獣好きとしては高評価をつけざるをえない。モスラ・ラドン・キングギドラと往年の東宝怪獣たちがハリウッド>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.2

モンスターバース最新作に向けて通算何度目かの視聴。

モンスターバース作品で史上最高の作品かもしれない。めちゃくちゃキメたショットが序盤から止まらない作品。特にサミュエルLジャクソンとコングが爆発を挟
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.0

コナンだと思って観にいったらゴールデンカムイとワイルドスピードのミッションインポッシブルを足したような映画だった。もはやミステリー要素はいっさいなく(まああるんだけど深く考えるまもなく物語が進んでいく>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

コナンに劇場が支配される前に駆け込みで観たのでIMAX環境ではない通常の劇場で鑑賞。また、特にクリストファーノーランの過去作もたいしてみたわけでない(テネットとインターステラーくらい)が、アカデミー賞>>続きを読む

猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.2

最新作に向けてマラソン中。ディズニープラスでは3作目の「新・猿の惑星」は観れなかったので、そこはプロットだけ頭に入れて鑑賞。個人的には結構面白く楽しめた作品であった。

人間とサルの対比がかなり面白い
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

面白い韓国サスペンスだった!! ガッツリと120分ある作品なのだが、疾走感がハンパなく序盤以降はダレる部分も無いため、なんか短編小説を読んだかのようなスッキリとした感覚になる。

コピノ(韓国系フィリ
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毒娘(2024年製作の映画)

2.1

作品を観たあとだと「毒娘」というタイトルが秀逸だとわかる。「毒親」というキーワードに対するアンチテーゼだと思っていて観ていたら、どちらかというと「有害な男性性(Toxic Masculinity)」か>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

1.0

1作目が面白かっただけにかなり残念な2作目。1作目同様の特殊メイクの造形には目を見張るが1作目からの進化があるかというとない。

加えて、ストーリーは1作目とほぼ一緒であり、宇宙飛行士が不時着してノヴ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.2

『オーメン』シリーズは全く観ていない状態での前日譚の視聴は少し不安だったものの、結果的にかなり楽しめた傑作ホラー映画で、壮大な物語のプロローグという感じ。

一言でいうならば「美しい」ホラー映画。とこ
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.5

新作に向けて旧作マラソン開始。フランチャイズ1作目。

1968年の映画だけあってどのような特殊効果で猿の惑星を表現するのだろうが、思ったよりというかかなりクオリティが高くてビックリした。特に序盤のマ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

1.9

 物足りなさと冗長さが両立している稀有な作品。序盤の導入はかなり面白さを感じ物語に引き込まれるテンポの良さを感じる。しかしながら、それ以降は、旧シリーズと新シリーズの登場人物をストーリーに絡めなくては>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

前編であることを差し引いても大傑作! 確かに前編なので風呂敷を広げに広げて広げて終わって何も種明かしはないのだけれど、それだけでも面白い。
当方原作未読であるがゆえか、広がった風呂敷に対して「どーなる
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変な家(2024年製作の映画)

1.5

 客層を見ると小中学生が多い印象で、原作がホラーモキュメンタリーである映画をここまで子どもが観ており、かつ、彼らは楽しそうにしていたことはホラーファンとして喜ばしい限り。とはいえ肝心の映画の出来はとい>>続きを読む