黒木華、名演。派手ではない、小さなおうちの小さな罪と小さな事件。なのだけど、その分、印象深く味わい深い。またそこに、黒木華と松たか子の二人が、ぴったりハマっていました。エンディングの演出も、おみごと。
予告編が面白そうだったので、勢い込んでみたのだが、肩透かし感強し。グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤなどなどの観光映画としては、良作なのかもしれない。全体に勢いが活かしきれておらず、もったいない。
ご、ゴジラ怖えぇ! MUTOもおっかねぇ! 怪獣たちの見せ方、人間からの見え方にこだわりを感じた。そして、創り手のゴジラへの愛情も感じました。満足、大満足。ただ、芹沢博士はもう少し頑張ってもいいよ!!
児童文学作品のアニメ映画、それ以上でも以下でもない。一本のフィルムとしては佳作で大傑作ではない。とはいえ、美術と音楽は屈指。そして、マーニイに会えるような夏を過ごしたいとも、衒いなく思える作品だった。
このレビューはネタバレを含みます
Facebookを立ち上げた人の周りには、結局、友達は誰も残りませんでした、という皮肉。なんだかんだで、自分を振った彼女にフレンド申請をして、何度も何度もリロードするラストが、一番グッときた。泣ける。
三谷幸喜は好きになれないと改めて感じた作品。出演者が素晴らしいから楽しいのだけど、それと演出は別問題。意味無く死ぬキャラや放置される感情線にイライラ。自分は、人間臭さの無い演出手法が苦手なのだと思う。
友情と絆の理想形。実話をもとにした話だが、結局のところ、どっちでもいいのだと思う、それは。教えられることは、笑うこと、快活でいることの、大事さ。そして、与え続けるだけでなくて、対等でいることの重要さ。
人間の敵は、最後まで人間だ。あとは絶望そのものだ。ゾンビ映画って、エンタメの本質が詰まってると強く感じた作品。メッセージはシンプル。生きるのも生きのびるのもシンプル。絶望を失わない世界に、HELLO!
音楽がカッコいい、キャストもキレてるし映像もクール、だけど、どこか物足りない印象。予告編の通りというか、あらすじ通りというか。美味しいキャラが多かったが故に、もう少し、それぞれの掘り下げが欲しかった。
新海誠の真骨頂は、やはり現代物だと思う。ドコモタワーに始まる新宿の描写は、確かに震えるものがあった。ただ、脚本には異議あり。尺にも異議あり。もっと新海ワールドの深いところが見たいから、消化不良感強し。
自分の親のことを考えながら見ていて、感情移入もあり、高評価。テーマは渋いのだけど、写真的な画面構成と音楽がすごくお洒落、かっこいい。ただ、鶴瓶が拘っているものの本質は、最後まで自分にはわからなかった。
ゾンビ映画に造詣が深い訳ではないが、素直に楽しめた作品。予算がたくさんで、とってもダイナミック。そして群衆がZに変わっていく演出の恐怖感は、すごい。特にエルサレム壊滅のシーンなど。原作も読んでみたい。
何をおいてもカイジュウのデザインとアクションが凄絶&壮絶。「こんなの勝てるわけねぇ」という絶望感の描出が素晴らしい。キャラクターは、科学者コンビが見ていて楽しかった。ガチンコでドキドキできる大娯楽作。
監督の西川美和は写真の造詣が深い人なのだろうか。そう強く思わせられるぐらい、画づくりに細かな気配りが感じられる作品。そして、その映像演出とストーリーがぴしゃりとリンク。美しくて緊張感のある映画だった。
痛い。辛い。ギャグムービーかと思ってたら真逆の内容で吃驚。なんだこれ。地方に住んでいた人間には痛すぎるあれこれ。しかも地方礼賛の物語ではなくて、救いもないのが余計に辛いところ。続編見るかはかなり悩む。
やっと見れた心底笑った。宮崎あおいの扱いが雑、でもそれが良い。クドカンらしくて素晴らしい。ただ、ダメダメだったメリケンサックが復活した理由が弱かったような。ピエール瀧とか田辺誠一とか、わき役陣も最高。>>続きを読む
前作と比較すると好印象。はっちゃけのバランスが良かったのかもしれないし、ノリに慣れたのかもしれない。オール現地ロケ(おそらく?)というのも個人的には好き。松田龍平の所為で、まほろ駅前と比較してしまう。