9642さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.8

黒木華、名演。派手ではない、小さなおうちの小さな罪と小さな事件。なのだけど、その分、印象深く味わい深い。またそこに、黒木華と松たか子の二人が、ぴったりハマっていました。エンディングの演出も、おみごと。

LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

予告編が面白そうだったので、勢い込んでみたのだが、肩透かし感強し。グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤなどなどの観光映画としては、良作なのかもしれない。全体に勢いが活かしきれておらず、もったいない。

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

4.0

ご、ゴジラ怖えぇ! MUTOもおっかねぇ! 怪獣たちの見せ方、人間からの見え方にこだわりを感じた。そして、創り手のゴジラへの愛情も感じました。満足、大満足。ただ、芹沢博士はもう少し頑張ってもいいよ!!

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

児童文学作品のアニメ映画、それ以上でも以下でもない。一本のフィルムとしては佳作で大傑作ではない。とはいえ、美術と音楽は屈指。そして、マーニイに会えるような夏を過ごしたいとも、衒いなく思える作品だった。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Facebookを立ち上げた人の周りには、結局、友達は誰も残りませんでした、という皮肉。なんだかんだで、自分を振った彼女にフレンド申請をして、何度も何度もリロードするラストが、一番グッときた。泣ける。

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.3

三谷幸喜は好きになれないと改めて感じた作品。出演者が素晴らしいから楽しいのだけど、それと演出は別問題。意味無く死ぬキャラや放置される感情線にイライラ。自分は、人間臭さの無い演出手法が苦手なのだと思う。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.6

友情と絆の理想形。実話をもとにした話だが、結局のところ、どっちでもいいのだと思う、それは。教えられることは、笑うこと、快活でいることの、大事さ。そして、与え続けるだけでなくて、対等でいることの重要さ。

28日後...(2002年製作の映画)

4.4

人間の敵は、最後まで人間だ。あとは絶望そのものだ。ゾンビ映画って、エンタメの本質が詰まってると強く感じた作品。メッセージはシンプル。生きるのも生きのびるのもシンプル。絶望を失わない世界に、HELLO!

バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

3.7

音楽がカッコいい、キャストもキレてるし映像もクール、だけど、どこか物足りない印象。予告編の通りというか、あらすじ通りというか。美味しいキャラが多かったが故に、もう少し、それぞれの掘り下げが欲しかった。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

新海誠の真骨頂は、やはり現代物だと思う。ドコモタワーに始まる新宿の描写は、確かに震えるものがあった。ただ、脚本には異議あり。尺にも異議あり。もっと新海ワールドの深いところが見たいから、消化不良感強し。

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.4

自分の親のことを考えながら見ていて、感情移入もあり、高評価。テーマは渋いのだけど、写真的な画面構成と音楽がすごくお洒落、かっこいい。ただ、鶴瓶が拘っているものの本質は、最後まで自分にはわからなかった。

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画に造詣が深い訳ではないが、素直に楽しめた作品。予算がたくさんで、とってもダイナミック。そして群衆がZに変わっていく演出の恐怖感は、すごい。特にエルサレム壊滅のシーンなど。原作も読んでみたい。

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

何をおいてもカイジュウのデザインとアクションが凄絶&壮絶。「こんなの勝てるわけねぇ」という絶望感の描出が素晴らしい。キャラクターは、科学者コンビが見ていて楽しかった。ガチンコでドキドキできる大娯楽作。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.2

監督の西川美和は写真の造詣が深い人なのだろうか。そう強く思わせられるぐらい、画づくりに細かな気配りが感じられる作品。そして、その映像演出とストーリーがぴしゃりとリンク。美しくて緊張感のある映画だった。

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

3.6

痛い。辛い。ギャグムービーかと思ってたら真逆の内容で吃驚。なんだこれ。地方に住んでいた人間には痛すぎるあれこれ。しかも地方礼賛の物語ではなくて、救いもないのが余計に辛いところ。続編見るかはかなり悩む。

少年メリケンサック(2008年製作の映画)

4.0

やっと見れた心底笑った。宮崎あおいの扱いが雑、でもそれが良い。クドカンらしくて素晴らしい。ただ、ダメダメだったメリケンサックが復活した理由が弱かったような。ピエール瀧とか田辺誠一とか、わき役陣も最高。>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.5

前作と比較すると好印象。はっちゃけのバランスが良かったのかもしれないし、ノリに慣れたのかもしれない。オール現地ロケ(おそらく?)というのも個人的には好き。松田龍平の所為で、まほろ駅前と比較してしまう。

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