だれが長女で、次女で、三女か、気づくまでしばらくかかりつつ、その複雑さ自体が、背後にあるストーリーの重さ・複雑さ。
意外と「宗教2世」もテーマに盛り込まれている。
「母親であるってどうすればいいのか、>>続きを読む
知るべき事実、過去から今も続き、対応を待っている叫びがある、と教えられた。
戦争が悪い、んじゃなく、人よりも国家という権力が優先しちゃう時点で、悪は始まっている。
8月、戦争月間の映画。
1925年からの日本の映像、アメリカ側からの映像、日本人の証言、アメリカの日本史研究家の視点から、終戦までが語られる。
情報の抜け落ちもあるけれど、語れられる記憶は多様なのもよ>>続きを読む
家父長制度を猛省する今だから、14世紀の事実を振り返って浮き彫りにする作品。
なんとも言えない臨場感と、展開で・・・
芥川龍之介の『藪の中』のような作りです。
リドリー・スコットの解説も、これから読ん>>続きを読む
リメイク、というより、リブート? パロディ??
原作を読み、あとがきまで読むと、ずいぶん違う話になっちゃったねぇ~~~~と思います。
オススメします。
映画が、シネマちっくなザラザラ感から、ハイビジョンのリアルな画像に変わったことを実感した、節目のSF映画。
話の運びは、まだ旧時代がプンプン。
そういう意味でも、時代がわかる作品でした。
アーサー・C・クラークなどのSF作品の原点、かぁ~
そうは言われても、いま観ると、なんか説教臭く、道徳臭すぎて・・・
「メッセージ」の音楽はすばらしいけれど、おんなじようなので、ちょっとのめり込めなか>>続きを読む
雲・気象マニアには、作中の雲の描写が豊かでうれしくなる。
その割には、「雨はいや。晴れがいい」と、一括りにされているのは、なんだかなぁ~
天気を知れば知るほど、雨の大事さ、雲の多様さに驚かされる。
そ>>続きを読む
戦争写真家の母、だけど、戦争写真依存症のような生き方。
依存症って、現実の辛さを忘れるための症状だって言う。
アメリカの「平和」(中流家庭、教師の父、教授の兄、高校生活の派手さ)の薄っぺらさのすぐ裏に>>続きを読む
LGBT系のインド映画。
しかし、この映画は、インドの倫理観との共存もしっかりやろうとしてるのかしらん?
「レズビアンの定義は?」として、スティグマ(「同性愛者だから、同性を見れば、ベッドインしたがっ>>続きを読む
「メメント」や「100回目のファーストキス」プロットの「RUN/ラン」系なホラーの、どんでん返し。
予想を裏切る面白さでした。
純粋なトリックミステリーだと思っていたら、ホラー?
最終的には、結構、グッとくるオチのファンタジーだったけど。
実話ベースの映画。
東ドイツで、ベルリンの壁が築かれる前、ハンガリーの蜂起に触発された高校生たちが、無邪気な反抗心から、二分の黙祷を貫いたことから起きる大事件。
危なっかしい若気の至りからの行動と、そ>>続きを読む
積極的安楽死を選択した母と、その最後をともにする家族たちの三日間。
やっぱ、反対だ。
次女の双極性障害・ODは、この後、揺り戻すんじゃないか?
「強くありなさい」ってメッセージが、次女の心が折れる原>>続きを読む
フランスがナチス支配下で、ユダヤ人虐殺に積極的に協力した事件を取り上げた映画。
ナチスと戦後を描いた作品を観てきたけれど、フランスもこう関わっていたのか、と初めて知る。
ナチスからかくまうための機転が>>続きを読む
ハンガリー映画。
「ハンガリーの歴史を知っていると分かる」展開があると、後で読んでなるほど~
それでも、人としての普通の傷、戦争のトラウマ、ぎこちなさ、悲しみと求めなどは、痛いほど伝わってくる。
ふた>>続きを読む
あの時代に、黒人差別の暴力を、衝撃的に描いた作品だろう。
今はもっとソフィスティケイトされて、メッセージが明確な映画もたくさんあるけれど、草分け的な存在。
どちらもすぐに大声出して、相手を決めつけて、>>続きを読む
人が多すぎて、わかりにくかった。
最後まで見たら、すっきり。
1930年代って、こんな時代だったのか・・・と。
フィクションだとの断り書きから始まる映画。
映像も歌もCGも、よく出来ている。
それと、役者が幼小から50過ぎまでを(CG処理で?)演じる不自然さとか、世間知らずや子育て・コンサートとのアンバランスと>>続きを読む
デブ・パテル、好きなので、見てみた。
インド映画とは別次元のハチャメチャ世界。
イギリスギャグって、分からないなぁ~
カン・ハヌル主演、でU-nextで視聴。
ファンタジー要素はほぼなし。(もちろん、フィクションとしての予定調和はあるけれど。)
たんたんとした中で、話が進む。
家父長制の負の遺産がイタい。
カン・ソラ>>続きを読む
なかなかよし。
「フローズンタイム」とか「隠された時間」と似たモチーフ。
伏線回収が見事。
台湾って、セクハラ、モラハラって言葉はないのかな?などと思ったけれど、後半、いい感じでした。
エイドリアン・シェリーへのオマージュ。
「ウェイトレス」、しみじみイイ映画だった。
鑑賞後、がんで在宅ホスピスに移行した知人の訃報を知る。
彼女の死を悼み、真相を究明しようとする夫と、友人たちの姿が>>続きを読む
「赤ちゃんボックス」に入れたこどもを「横流し」して、子どもを望む夫婦(男性同士の場合も言及されている)と仲介し、「手数料」(会話に出てくる金額は、日本円にして数十万とか数百万とか)を取る、という業者の>>続きを読む