Kororin68さんの映画レビュー・感想・評価

Kororin68

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三姉妹(2020年製作の映画)

3.7

だれが長女で、次女で、三女か、気づくまでしばらくかかりつつ、その複雑さ自体が、背後にあるストーリーの重さ・複雑さ。
意外と「宗教2世」もテーマに盛り込まれている。
「母親であるってどうすればいいのか、
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日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人(2020年製作の映画)

3.7

知るべき事実、過去から今も続き、対応を待っている叫びがある、と教えられた。
戦争が悪い、んじゃなく、人よりも国家という権力が優先しちゃう時点で、悪は始まっている。

名もなき人々の戦争(2021年製作の映画)

3.5

8月、戦争月間の映画。
1925年からの日本の映像、アメリカ側からの映像、日本人の証言、アメリカの日本史研究家の視点から、終戦までが語られる。
情報の抜け落ちもあるけれど、語れられる記憶は多様なのもよ
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.4

スパイコメディ、大パロディ。
何も考えずに笑いたい時に、よいかもです。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.4

家父長制度を猛省する今だから、14世紀の事実を振り返って浮き彫りにする作品。
なんとも言えない臨場感と、展開で・・・
芥川龍之介の『藪の中』のような作りです。
リドリー・スコットの解説も、これから読ん
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ピノキオ(2022年製作の映画)

2.8

リメイク、というより、リブート? パロディ??
原作を読み、あとがきまで読むと、ずいぶん違う話になっちゃったねぇ~~~~と思います。
オススメします。

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.0

映画が、シネマちっくなザラザラ感から、ハイビジョンのリアルな画像に変わったことを実感した、節目のSF映画。
話の運びは、まだ旧時代がプンプン。
そういう意味でも、時代がわかる作品でした。

X-メン(2000年製作の映画)

3.0

やっと観た。超能力もの、好きな自分だったと再確認。

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

2.0

アーサー・C・クラークなどのSF作品の原点、かぁ~
そうは言われても、いま観ると、なんか説教臭く、道徳臭すぎて・・・
「メッセージ」の音楽はすばらしいけれど、おんなじようなので、ちょっとのめり込めなか
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

雲・気象マニアには、作中の雲の描写が豊かでうれしくなる。
その割には、「雨はいや。晴れがいい」と、一括りにされているのは、なんだかなぁ~
天気を知れば知るほど、雨の大事さ、雲の多様さに驚かされる。
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母の残像(2015年製作の映画)

2.3

戦争写真家の母、だけど、戦争写真依存症のような生き方。
依存症って、現実の辛さを忘れるための症状だって言う。
アメリカの「平和」(中流家庭、教師の父、教授の兄、高校生活の派手さ)の薄っぺらさのすぐ裏に
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パラヴィの見つけた幸せ(2022年製作の映画)

3.3

LGBT系のインド映画。
しかし、この映画は、インドの倫理観との共存もしっかりやろうとしてるのかしらん?
「レズビアンの定義は?」として、スティグマ(「同性愛者だから、同性を見れば、ベッドインしたがっ
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リピーテッド(2014年製作の映画)

2.5

「メメント」や「100回目のファーストキス」プロットの「RUN/ラン」系なホラーの、どんでん返し。
予想を裏切る面白さでした。

時間回廊の殺人(2016年製作の映画)

2.6

純粋なトリックミステリーだと思っていたら、ホラー?
最終的には、結構、グッとくるオチのファンタジーだったけど。

光をくれた人(2016年製作の映画)

3.0

悲しみと過ち、赦しと正直さ。
二度、大泣きしたです。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

2.9

実話ベースの映画。
東ドイツで、ベルリンの壁が築かれる前、ハンガリーの蜂起に触発された高校生たちが、無邪気な反抗心から、二分の黙祷を貫いたことから起きる大事件。
危なっかしい若気の至りからの行動と、そ
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

2.5

積極的安楽死を選択した母と、その最後をともにする家族たちの三日間。

やっぱ、反対だ。
次女の双極性障害・ODは、この後、揺り戻すんじゃないか?
「強くありなさい」ってメッセージが、次女の心が折れる原
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サラの鍵(2010年製作の映画)

3.3

フランスがナチス支配下で、ユダヤ人虐殺に積極的に協力した事件を取り上げた映画。
ナチスと戦後を描いた作品を観てきたけれど、フランスもこう関わっていたのか、と初めて知る。
ナチスからかくまうための機転が
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

-

ハンガリー映画。
「ハンガリーの歴史を知っていると分かる」展開があると、後で読んでなるほど~
それでも、人としての普通の傷、戦争のトラウマ、ぎこちなさ、悲しみと求めなどは、痛いほど伝わってくる。
ふた
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.0

あの時代に、黒人差別の暴力を、衝撃的に描いた作品だろう。
今はもっとソフィスティケイトされて、メッセージが明確な映画もたくさんあるけれど、草分け的な存在。
どちらもすぐに大声出して、相手を決めつけて、
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ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)

3.0

人が多すぎて、わかりにくかった。
最後まで見たら、すっきり。
1930年代って、こんな時代だったのか・・・と。

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

2.7

フィクションだとの断り書きから始まる映画。
映像も歌もCGも、よく出来ている。
それと、役者が幼小から50過ぎまでを(CG処理で?)演じる不自然さとか、世間知らずや子育て・コンサートとのアンバランスと
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

-

デブ・パテル、好きなので、見てみた。
インド映画とは別次元のハチャメチャ世界。
イギリスギャグって、分からないなぁ~

雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

3.3

カン・ハヌル主演、でU-nextで視聴。
ファンタジー要素はほぼなし。(もちろん、フィクションとしての予定調和はあるけれど。)
たんたんとした中で、話が進む。
家父長制の負の遺産がイタい。
カン・ソラ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

2.9

なかなかよし。
「フローズンタイム」とか「隠された時間」と似たモチーフ。
伏線回収が見事。
台湾って、セクハラ、モラハラって言葉はないのかな?などと思ったけれど、後半、いい感じでした。

エイドリアン 亡き妻が世界に遺したもの(2021年製作の映画)

2.5

エイドリアン・シェリーへのオマージュ。
「ウェイトレス」、しみじみイイ映画だった。
鑑賞後、がんで在宅ホスピスに移行した知人の訃報を知る。

彼女の死を悼み、真相を究明しようとする夫と、友人たちの姿が
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.9

「赤ちゃんボックス」に入れたこどもを「横流し」して、子どもを望む夫婦(男性同士の場合も言及されている)と仲介し、「手数料」(会話に出てくる金額は、日本円にして数十万とか数百万とか)を取る、という業者の>>続きを読む