雪さんの映画レビュー・感想・評価

雪

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プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

女の子のキラキラだけではない、
どこかアンニュイが詰まった空気感はソフィア・コッポラが1番大事に映し出してくれそうな気がした💍

少し前情報としてあくまでもプリシラ目線での話とは聞いた上で鑑賞。
バズ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

凝った映画も好きだけど、
シンプルでいいなぁと感じさせてくれる。

ただワイティティ監督もマイケル・ファスベンダーも超ベテランなので、絶妙なバランスの配色で表現されていて余韻が気持ちいい。良い天気の日
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン作品は本当に時間軸のトリップに飛び回されるけど、すべての画づくりに知性があり気持ちいい。

序盤の宇宙の表現に
キリアン・マーフィーのブルーの瞳がほんとうにキレイ。

そして原爆投下あたりの描
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

終始糸を張り詰めたようで
ハラハラしてジッと観ていれなかった。

そんな極限状態のなか
裏切りとか揚げ足とかくだらないことが一切なく「誠意には誠意を返す」というシンプルな精神が、観ていて本当に安心でき
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

ありのままをリアリティに映し出す「ドキュメンタリー」と「映画作品」の間を繊細に丁寧に表現してくれた映画だなぁと。

毎日玄関に変わらず置かれた鍵やガラケーは平山さんの1日が始まる儀式のようなもの。自分
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンプラッシュ'79(1994年製作の映画)

3.9

ボブ・マーリーがカッコよすぎて
ずっと聴いていたかった
(実際ボブマーリーが歌うのはかなり後半になるので注意⚠️)

「歌詞を理解するのは大切だけど
経験していないでしょ」
のようなコメントに彼らの叫
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

「アメリカン・ユートピア」を観たあとと同じく最高〜

天才的感覚と、
「なんで私は映画を観るんだろう?」の
答えにつながる
きらめきやときめきが詰まっていた。

幸せでした✨

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

ポケットからメモが落ちてしまったり
日常であるあるな感じが盛り込まれていて思いがけずクスクスした。

リアルなぎこちなさも後々思い返しても
なんだかしっくりくる

絵画のような色合いもよかったなぁ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

マーサ、ハリーとはじめて出会ったときのベラの知性が開きだす台詞が印象的。
その表現にしたのも知性を感じるし
その後の展開にわくわくした。

エンドロールの画があまりにキレイで
ずっと観ていたかった。
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

畑の土がついた採れたての野菜、
毎日立つ調理場はキレイに整えられ
食材に向かう姿、外から射し込む光が本当にキレイ。

命を注ぎ、その命を頂くこと。

ウージェニーの創り出したものは
ウージェニーだけの
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.5

おもちゃ箱のような緻密な仕掛けに
ジャンピエールジュネ天才すぎじゃないのかと改めて実感…🧸✨

オドレイトトゥがハマりすぎて
より物語を魅力的にしている

お馬がマラソンコースを走っているシーンの流れ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.9

パディントンとティモシー・シャラメのコラボを求む✨

サリーホーキンス最強だなぁ。。

ポール・キング監督作品を追ってしまいそうです。

⚠️甘いものに耐性ない方は注意🍫

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

3時間半という長尺を一切感じさせない
リズムの良さが本当にすごい。

モーリーの
「嵐はエネルギーが強いからおさまるのを静かに待つの」
というような台詞が印象的。

そして最後のエンドロールの音が心地
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.9

本来であれば「TAR 」より先に公開予定だった作品。
爽やかな空気感にケイト・ブランシェットの天才テイストのミックスがよかった。

後半、狙うわけでもなく
自然と感情を湧き上がらせるって
ケイトブラン
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

バーナデットのケイト・ブランシェットの天才ぶりを観た後での鑑賞。

オープニングといい、
すべて観終わってから考えていると
構造がすごく面白い。

繰り返し観たくなる作品。

ケイト・ブランシェットか
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.6

痛々しい主人公にイライラしながらも
(それだけイライラさせるってすごい…)
自分自身も狂ってるなと思うところはあるので、紙一重だと感じた。

SNSの落とし穴…🕳️

POPさと痛々しさの共存がすごい
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ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)

3.6

こだわり抜いて作った生地で
なんでジャガード織にしたのかが
謎に感じましたが、それは暮らしや価値観のちがいで。

コレクションまでの1年と決めずに、
徹底的に追究してほしかったような気もするが、かなり
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.7

冒頭の施設シーンがなんとも美しく、
ガブリエル(ココ)の生い立ちのはじまりが入ってきた。

もともと曲が好きで聴いていたので
ようやく観れたこともあり、贔屓目にみたかも。

ココの意思を正そうとする姿
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お早よう ニューデジタルリマスター(1959年製作の映画)

4.0

祖父が好きだったことから
個人的に思い入れがある小津作品。
冒頭の画づくりからとっても落ち着く。

この時代からしたら今の世界はSFで
こんなコミュニケーションが普通になくなってることを実感。
その恐
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

いろいろ聞いてはいたけど
アリエルかわいかった。

エリックの生い立ちを匂わすたったひと言のセリフが一気に説得力を増すし安心した。

お父さんがのハビエル・バルデムが髪型とか全てが似合いすぎでよかった
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ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


ビジュアルからずっと気になっていた映画。
後半にでてくる木々や葉っぱの映し方がほんとうにキレイで印象的。
主人公の心情を表してるにしても
本当によかった。
妹が終始天使すぎた👼かわいい♡

----
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

4.0

1年待っていて観にいけて本当によかった〜

豊かさという言葉を改めて見つめ直す。

アーサーラッセルのエンドロールも。
どんどん便利にはなり、効率よく が目立つけど
ヒトの胸を打つものというのは尚もあ
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

賢治とトシが人の役に立てるようにと
いう姿が相まって、演技がほんとうに濁りなく美しかった。

役所広司さんの父、政次郎もブレがなく誠実で心から安心できた。

賢治が結核を隠そうとして、でもバレてしまう
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.3

タテガミを撫でる指先の記憶が愛おしい。

徹底的にロバの無垢な目線にフォーカスした画。

動物からみたら人間は実際こんな風に映っているのかも…と思う。
言葉が通じない だけで愚かだ。

湧き上がる感情
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.7

トム・ヨーク好きにはたまらない。
ずっと観ていたい。。

ファミリア(2023年製作の映画)

3.7

役所広司が不器用に話すセリフの一つ一つがいい温度感で本当によかった。

こちらに書かれている通り、大風呂敷を広げすぎた感、わかりやすくしようとしすぎた感はあり、ちょっと勿体無いという感じでした🥲

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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤンの姿をもっと目に焼き付けたかった

彼の故障から話は展開されてゆく。

ヤンがメモリに記憶していくことで
愛情に似た感情(感覚)が芽生えようとしていたのなら。
3人の家族を本当に愛していたからこそ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.2

バズラーマン新作。
最後にはキラキラが恋しくなっていた。

ヒップホップも組み込んだり、
エルヴィスファン映画には留まらないのがさすがでした✨

オースティンバトラーにいつしかはまってしまった。
前半
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

4.5

はじめての'喪失’を手に入れた物語。

その日1日の記憶を手繰り寄せるような
フラッシュバックするカットが頭から離れなくなる。

余韻に浸りまくる
今年ベストにはいる作品です。

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.8

ビョークの声出演もあり、
アネットからの鑑賞。

彼らの楽曲を通ってこなかったとしても、監督やスパークスのものづくりの精神から
かなり見応えがあるドキュメンタリー作品です。

自分たちがいいと思うこと
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.5

楽しみにしていた
ミアハンセンラヴ新作*

モノクロ映画が多いなか、
監督の色彩感覚が光りまくりの作品でした。
ストーリーは胸中ザワザワもしますが、
スクリーンから日差しが降り注ぐようで
観ていて気持
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.7

みんな食べてるときの
「うま〜〜😳」ていう表情がめちゃくちゃよかった。
バベットの仕事している姿がかっこいい。
ワンピースやコートの丈感とかも好きだなぁ。

遅ればせながらこの作品を知れたことを嬉しく
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

ザ・バットマンからの遅れての鑑賞。
もっと早く観ておけばよかった…

ヒース・レジャーの異様とも言える 神懸かっている空気感から目が離せなかった。
ゾッとしたシーンがアドリブだったのがすごい。
スクリ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

初のバットマン!
ロバートパティンソンが
マスクが似合ってよかった。

ゾーイクラヴィッツとは
ソウルメイト的な繋がりを
重視してほしかったような。
その方がラストのミラー越しに見送るシーンが映えるよ
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