motchaさんの映画レビュー・感想・評価

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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

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またまた届きました、「だって実話なんだから」的開き直り映画。
カンバーバッチはこういう役をやりたくてしょうがないんだろうけど、「いや、あんたもうチューリング博士とかエジソンとか、似たようなのさんざんや
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

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客が見たいものを見せてくれるヴァーホーヴェン監督の作品。
この映画でも客の期待にしっかり応えてくれる。

テーマとしては「狂信も狂言も信心のうち」ってことが言いたいんだと思うんだけど、そんなことはどう
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

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前作の6割くらい面白かったら褒めよう、1回でもびくっとできたら満足しようと思って見始めた。
結果は前作の1割くらいの面白さ。1回もびくっとできず。
それでいて前作の1.7倍の長さ。

つまらない映画を
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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上質のミステリ。
原作は未読だけど、ヨーロッパミステリっぽい静かな語り口が特徴。
これが映画では美しい自然と、しっとりとした演出で描かれる。
何といっても主演の女性がいい。このキャスティングが映画の成
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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これはすごい!

何がすごいって予告編作家がすごい。
こんなクソ映画の断片をつなぎ合わせていかにも面白そうな予告編をでっちあげたんだから。
いっそ最初から最後までこの人に作り直してもらった方がよかっ
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

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そもそもの前提条件、「遺族に早く補償金を受け取らせないとテロを引き起こしたアメリカトップ企業が大規模訴訟に巻き込まれる」というのが日本人的にはピンとこない。
でも、それさえ何とか自分の頭に納得させるこ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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コングVS悪役巨大サル、ゴジラVS冷凍怪獣の同時進行というのがこの映画の売り。

でも、そこにもっていくまでが眠い。
学校になじめない少女の話とか、馬鹿っぽいインフルエンサーとか、地底人の儀式とか。人
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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ラスプーチン暗殺作戦に加わって父親の秘密組織の重要性を知ったはずの息子が、どうして一兵卒として戦場に行きたかったのかが、一番よく分からなかったところ。
そのもやもやさえなければ、あとは歴史上の人物も入
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

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「昨日の敵は今日の友」「死んだと思われてもすぐに生き返る」という少年ジャンプ的世界観に基づいたお気楽ハチャメチャカーアクション。
とはいえさすがにこの薄っぺらい世界観と物語のスケール感の乖離が最近厳し
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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プロデューサー「この男の過去を回想シーンとかでもっと膨らませては?」
監督「いらんでしょ」
プロデューサー「生への執着をもっと語らせては?」
監督「いらんでしょ」
プロデューサー「首を吊られたのに生き
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

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カードカウンターと言いながらポーカーばっかりやってるのは許そう。
ポーカーのシーンで駆け引きも何にもなくて緊迫感ゼロなのも許そう。
悪役の悪役たるゆえんがさらっと軽く語られるだけなので主人公の復讐心に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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後半入り込めなかった。
というのが、
オッペンハイマーが核開発競争に否定的になったのなら、原子力委員会からはずされても平気じゃないのか?
と、ついつい思っちゃって。
開発を食い止めるために機関のトップ
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大失恋。(1995年製作の映画)

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震災前の神戸が舞台と聞いて、観てみた。
蓋を開けると、今ならびっくりするようなビッグキャストたちの若かりし姿に感動。
話は何てことのない恋愛オムニバス。神戸もあんまり映らなかったし。
何人かでわいわい
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

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話が動き始めると、そのあとのスピード感と畳みかけてくる怒涛感は韓流ならでは。
結果的には「最後まで見て損はしなかった」印象。
結構ほめてます。

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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前作では得体のしれないスケール感と折れそうに細いティモシーにドキドキした。
今作はぐっと普通のアクション映画になった。
どろどろとした宗教が絡んできたし、オースティン・バトラーもいなくなったし。
mo
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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後半、家庭教師が来てからとたんにつまらなくなる。
不思議だね、話自体は後半の方がダイナミックなのに。
語り手の西洋人意識が雑味の元と思われます。

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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

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画像はきれいになった。字幕の新訳にも期待したけれど、もしかして旧訳のまま?
以前からドメニコの場面が分かりにくくて、シナリオのせいだと思ってた。
でももしかすると字幕のせいかもね。だって絶対英語かフラ
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

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近年は人を不愉快にすることだけを目的に映画を作っている監督の作品。

この作品ではある意味成功、ある意味失敗。
観る人を不愉快にすることにおいては成功。不愉快にさせ続けることには失敗。

(24022
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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レースシーンのド迫力にびっくり。
メイキング映像で撮影方法を紹介してくれたりしてるけど、いやいや、撮影方法じゃなくてこれは監督の力量だね。
どんなに地面すれすれにカメラを取り付けようと、VFXを使おう
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

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これを観たらクララも立ち上がって全力ダッシュして監督の顔面にミサイルキックを叩きこんだと思う。

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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八幡浜や神戸が出てきたので面白かった。

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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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ロッキーリスペクトのボクシング映画第3弾。
リスペクトは結構だけど、第3弾でぐだぐだになるところまで真似しなくてもいいのにね。

(240117レンタルBlu-ray)

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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途中まで何が面白いのかさっぱり分からなかった。
でも後半に入って映画の仕組みがやっと分かって、そうしたら面白いのなんの。続けて2回目も観てしまった。
ただ、この面白さを伝えるのが難しい。

「アステロ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

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この劇場版を観るためにわざわざテレビシリーズも全部観たのに、シリーズだけでやめておけばよかった。
でもシリーズはとっても面白かったので、それは強調しておきます。

(200106レンタルDVD)

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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ナチスドイツ高官たちのある日の会議を議事録に基づいて忠実に再現。
で、だからどうしたの? ってつまらなさ。
ユダヤ人大虐殺をおこなうのに、自分の職務の負担は増やしたくない、でも権限は手放したくない。こ
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#マンホール(2023年製作の映画)

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密室閉じ込められ系シチュエーションスリラー、兼、ネット情報だけで謎を解決系ミステリの合わせ技。
悪くはないんだけど、どちらもブームが過ぎて久しい。
今このタイミングでぶち上げるだけの新味には乏しいかな
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ナポレオン(2023年製作の映画)

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ナポレオンの波乱万丈の生涯を特に、ジョゼフィーヌへの愛という観点から描いた作品。
なのにこのジョゼフィーヌが何を考えているのかはっきりしない。シナリオでもはっきりしないし、演技でもはっきりしない。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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「三丁目の夕日4」かと思った。
涙もろいので大抵のお涙頂戴ドラマで泣いちゃうんだけど、さすがにここまであざとく押し付けられるとうんざり。
すっごく期待していたゴジラの迫力も肩透かし。
帰ってから口直し
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

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支離滅裂でぐだぐだだった前劇場版に比べると、ずいぶんまとも。っていうか、「これくらいでいいんだよ」の境地。
給食を3回食べて、その間に恋愛要素がほのめかされて、給食のピンチみたいなのも挟んで。
本当に
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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あんまり期待していなかった。
何といっても長いし、アクションだってたいていやり尽くしているし。
おっと思わせる殺陣を3回見せてくれたら満足しようと思っていた。

ところがところがこれがすごいの何のって
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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いやあ、面白かった。
こういう風に何にも考えずにひたすらドキドキハラハラ見られるのが本来の映画の楽しみ方だよねー、なんて軽~く思ったけれど、あとで思い出してみると観客をドキドキハラハラさせるために作り
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

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この時ベルナルド・ベルトルッチは31歳。
マーロン・ブランド48歳。

そしてこの48歳が、頭でっかちのシナリオを完全に破壊してゼロから再構成してみせた。
観念的なセリフは空虚に演じ、セリフのない部分
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

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映画館で観る時には「いつがトイレタイムか?」をいつも気にしている。
前作は中盤の女剣士エピソードがそこだった。
今作は始まってすぐの趙からの脱出劇がそれに当たる。
王騎将軍もあくびを嚙み殺して涙を流し
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

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エキゾチックな島を舞台に、娘を不幸な結婚から救い出すために喧嘩別れした元夫婦が共闘する、……というテーマでAIに書かせたようなシナリオ。
過不足もないが、深みもなければ、高みもない。
でもこの程度のシ
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

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いきなりポエムから始まるけれど、このポエムはその後何度も繰り返されるので驚かないように。
基本的にはザ・池井戸ワールド王道の銀行浪花節。
「半沢」が好きなあなたならこれもきっと気に入るはず。
強欲ダメ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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映画を観ていて心が沸点(ボイリング・ポイント)を越えそうになるのは

1)伏線をいろいろ張りまくっているのに回収する気がない
2)料理映画なのに料理が美味しそうに映っていない
3)登場人物の知能指数が
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