kiwiさんの映画レビュー・感想・評価

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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

ローマに行くことにしたので予習のために、何十年ぶりかにしっかり見た。
なんといってもローマに限る。

フォロ・ロマーノ、トレビの泉、スペイン広場、パンテオン、コロッセオ、サンタンジェロ城。
祈りの壁は
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.9

つかこうへいの捲し立てる台詞回しは、中毒性があるというか、好きな人は好きなんだろうと思う。深作欣二監督のキレのある勢いと相まって、話がグイグイ進んでいって、引き込まれる。

役者も素晴らしい人ばかり。
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

両親とのシーンは胸にくる。
わけのわからないドラッグをいきなりやるのは解せない。せっかく大事に育ててもらったんだから、変な遊びは辞めてほしいと思う親心。
恋人が名取裕子みたいな悪霊にならなくて良かった
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督作品で、美少女じゃなくておじさんの風間杜夫が主役。舞台も尾道じゃなくて東京の赤坂と浅草。山田太一とのコラボいいな。

片岡鶴太郎はべらんめえ調の江戸っ子言葉だが、
風間杜夫は下町の話し方じ
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

4.7

洗練されたファッションのマックイーンとフェイに目が喜ぶ。
黄色い飛行機、バラクータg9、ペルソールのサングラス、
アランセーターもいいな

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

原爆がどうやって作られたのか、豚が箱に入れられた映像や、マンハッタン計画やトリニティ実験という名前を教科書的にしか知らなかったが、ここまで具体的に見たのは初めての経験だった。音の印象もすごかった。>>続きを読む

里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.5

JAC全盛期、真田広之若い。志穂美悦子さんを超えるアクション女優はいない。岡田奈々は主演よりも美しい気がする。夏木マリさんは今と変わらない。昔の映画は魅力的な女優ばかりだと思い知らされた。京本政樹も美>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

フローレンス・ピューのふてぶてしい演技が、好きかどうか。

といっても、かぼそくてしおらしいヒロインをこの映画で見たいというわけではない。

今日的な作品、今日的な女優/俳優

文化人類学映画というか
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

ずいぶん尖った作風だが、
最近話題になったザ・ノンフィクションの結婚相談所といい勝負の地獄の婚活が繰り広げられる。海外でも婚活は地獄なのか。
なぜか左翼の内ゲバまで見せられてしまった。

カップルにな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.2


ミシェル・ヨー舐めんな。エマ・ストーンより体張ってる。脱げばいいってもんじゃない。


文学史のコンテクストを踏まえた原作で、ヴィクトリア調のゴシックホラーやSFの黎明期、スチームパンクやアールヌー
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

3.8

たかりの医者は、NWAの映画でも同じようなたかりのマネージャーをしていた人か。
と思ったら、この人今年のアカデミー助演男優賞候補なんだ。

バービー(2023年製作の映画)

3.7

この映画を支える音楽がとてもいい。映画を見てしばらく経った後にも音楽をまた聴きたくなる。今いけてるアーティストとのタイアップの強みを感じる。

女性をエンパワメントする映画なのに、ケン役のライアン・ゴ
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

-

胸のすく痛快作。辛気臭いところがない。

前日に喫茶店で酷い接客をされたのを引きずっていたが、この映画で少し気が晴れた。映画1本分の金払って嫌な思いをするのはもう御免。これからは、家で映画を観る時間に
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

ディカプリオもマット・デイモンも若い。ニコルソンの顔芸やり放題。マーク・ウォルバーグの元々の素行の悪い感じが出ているのも面白い。

この公開時期はあまり映画を観ていなかったが、これがアカデミー賞取った
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.7

インファナルアフェアとディパーテッドを続けて見た。やっぱりオリジナルが好み。

今の香港警察も、殉職したらバグパイプで追悼するのだろうか。

J・エドガー(2011年製作の映画)

3.9

イースト・ウッドの撮る映画は独特。癖がなくて淡々としていて静かだが、この作品を撮った動機は何だろう。
主役がとにかく一人でよく喋る。他の人はあんまり喋っていないかも。
ディカプリオも演じていて地味に大
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

何も前情報を入れずに鑑賞。
いつものスコセッシの感じかな、前回のアイリッシュマンはそこまでだったし、もうご高齢だし…と期待低めだったが、とんでもなく素晴らしい作品だった。

何がテーマなのかさえ事前に
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

スティングに続き、図らずもコンゲームものを鑑賞。前半は集中力が途切れつつ。

監督特有の、あえてのハイコンテクストな作りは、知識がないと面白さ半減なので、初回は流して見る。しかし、俳優の過去作、引用元
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.8

70年代の過激なTOKIO、全盛期のジュリーぶっ飛んでる。ターザンのようなジュリーのアクションも面白いが、菅原文太さんも意外と無茶し過ぎ。熱さと白けの混在。
バスジャック犯や革マル派など、ジュリーのほ
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スティング(1973年製作の映画)

4.6

1930年代のシカゴを舞台に、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが詐欺師の師弟関係。以前シカゴを訪れたことがあるが、環状線のループが懐かしい。

アンタッチャブルの階段シーンでお馴染みのユニ
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シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

3.9

嫌なニュースの見過ぎで体調が優れない。この映画で少し気分転換できた。やっぱりマックィーンを見ると落ち着く。
洗面所で刺されそうになったところは、さすが元海兵隊。身のこなしがリアルで本当に殺しそう。
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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.8

ずっと見ようと思っていた作品をやっと見れた。予想よりもずっと素晴らしい。

1990年のサウスセントラルやコンプトンの緊張感。本当に治安が悪い、外も出歩けない。笑いなくシリアスに描いている。サーチライ
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

4.3

スティーブ・マックィーンのガンアクションが堪能できる。細身のブラックスーツ、決まり過ぎ。銃撃戦を繰り返し見たい。

ドライブシーンはアリー・マッグロー任せだった。ジ・オファーでも裏側が描かれていたが、
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荒野の七人(1960年製作の映画)

3.3

西部劇はやっぱり景色の抜け感がいい。

馬使い激しい、あんなに倒れさせられるのは時代とはいえさすがに引く。

七人の侍よりも大分短い尺だが、どの辺が違うか見比べてみようと思う。しかし、七人の侍は10代
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.2

夢を見させてくれない映画。絶対あの頃に戻りたくない。悪夢。あの生き地獄があったから、今は相対的に楽に感じる。もう思い出させないでほしい。連休の初日に縁起が悪いものを見てしまった。リアリティがあればいい>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

前作が良すぎたので、こちらは普通に戻った気がする。せっかく007なのにもったいない、という贅沢な悩みを持ってしまった。
ブロフェルドは父親の愛、そんなに大切だった?レア・セドゥもあまりタイプではないか
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.6

ダニエル・クレイグ版007で、映像の美しさは前作から格が違う。サム・メンデスとロジャー・ディーキンスってこんなに凄かったのか。こんなエレガントな007を見たかった、映画館に行けばよかった。ここにあのボ>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.8

アイコニックなトム・フォードのスーツが決まってる。ラグジュアリーな絵作りが一層高められた気がする。
オルガ・キュリレンコかわいい、かわいいということで記憶に残るボンドガールでした。
シエナのパリオ!
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