kirioさんの映画レビュー・感想・評価

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映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!(2017年製作の映画)

3.4

わりと評判の低い「アラモード」だが、自分は結構楽しめた
比較的クセの強い個性的な5人+1人にスポットを当て、その悩みと成長の過程を着実に描いていた印象がある


難点としては「闘い」の薄さだろうか?
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

前作に続きやっぱり「コング&ゴジラ」くらいの割合だが、前より少し落ち着いた印象で悪くない
人間キャラクターにも少し馴染み、その動向を追えるくらいの安定感に収まる

監督の趣向は60's末期〜70'sの
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

食わず嫌いに避けて10年
若さ一点張りのエネルギッシュな感じだが
やっぱりそこが分岐かもしれない

色温度や小道具なんか、中規模ながらも高級感あふれるこだわりが感じられる
クライマックスに向けて加速し
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

遅ればせながら
原爆の父オッペンハイマーを1人の人物として描いた本作
ノーラン作品では、究極的に科学と人間の在り方を掘り下げた一本

時代や環境の激しさと対比して、迷い続ける不安定なキャラクターが引き
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クイック&デッド(1995年製作の映画)

3.9

10数年ぶりに見た本作だが、サムライミの手腕、俳優陣の若さに魅せられる一本だった

ストーリーは極めてシンプルで、女ガンマン・復讐・ガンファイトの三要素
数十発の銃撃戦ではなく、一騎打ちのガンファイト
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.4

シリーズ完結編にして異色作
第1作目ありきだが、趣向を凝らした構成の上手さがある
また違った角度で2人の物語が掘り下げられる

STORY
潜入捜査官ヤンの死からしばらく。マフィアから善良な警官へと歩
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.6

シリーズ第二弾にして、前日談
寡黙にシリアスな一作目に対して、情感たっぷりのウェットなシリーズになっている
前作に勝るとも劣らぬ熱量で畳み掛ける本作にファンがいるのも納得

STORY
警察とマフィア
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.6

香港を飛び越えた名作サスペンスを久しぶりに

STORY
潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン、マフィアから警察に潜入するラウ。道は違えど、共に警官として生きる2人の男を中心に、不条理と苦悩が対照的
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.7

TV・原作共に全く触れていないシリーズ
劇場版としては「First slam dunk」型の一試合特化型だったのでスムーズに見れた

物語の構成なんかも、劇場版用?に2人の因縁をベースにしつつ、枝分か
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

SONY・ヴェノムバース最新作
サイコミステリーとアメコミの珍しい組み合わせだが、根本的な部の悪さと
泣かず飛ばすな印象は否めない

STORY
マンハッタンで暮らすキャシー・ウェブは、ある日、数分先
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

3.5

大人気を博した「ウルトラマンブレーザー」劇場版
特撮ファン向けなテレビに対して、懐かしい「ウルトラ」映画を思わせるミニマムな劇場版だった

今回のテーマは「親子の絆」
かつてのウルトラマン映画でも、子
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神探大戦(2022年製作の映画)

3.8

MAD探偵VSモンスター級サイコパス
サイコミステリーからスーパーヒーローライクを思わせるド派手さに
一応、続編ものだが、予習なくとも問題ない

STORY
人間の内面が別人格として見えてしまうバン刑
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.5

2003年放送「仮面ライダーファイズ」の続編ポジション作品の最終版
「蘇生」を超えて遂に「余生」へ

往年のメインスタッフ再集結で作られた企画20年、vシネ、仮面ライダーのコンテンツ消費などの前提を踏
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

モラルやコンプラを逆手に取った今っぽいインテリ映画、かと思いきやわりと純粋なブラックコメディだった

テーマや問題意識する云々より、思いついてしまった悪魔のアイディアで、どこまで遊ぶかを突き詰める姿勢
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.0

ピアノに準えた激しい愛憎劇の一幕
ほぼホラーだろう
とにかくまずは最高の映画作りに満点

とにかく力強いが、ある程度聞いていた部分もあるので、その過激さがそのまま伝わったかは、少し怪しい
一方で、とに
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ブレイキング・ニュース(2004年製作の映画)

4.4

上映会にて初鑑賞
手探りで組み立てられた画面と良質なサスペンス
気合いと独特の質感みたいなものを堪能

STORY

一つの事件の顛末とマンションを舞台にした90分足らず
比較的に実験的なショットの多
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.5

初の劇場鑑賞となり、スクリーン向きのダイナミックな画作りに圧倒された

ジャン=ピエール・メルヴィルを思わせる一枚絵を強調した俳優の立ち位置と構図はもとより、インテリアの色、照明に至るまでのこだわりが
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

ベースになる原作エピソードの尺
ドラマシリーズならではのスローペースとか、映画には向かないかな、という前提で

TVに続き、高橋一生の露伴もハマり役だし、ロケ地や画面の高級感はこの上なく
そこで見れる
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.4

キャスト陣の原作再現度の高さ、が評判になっている本作
悪い映画ではなかったが、アクション映画としては萎える
ちゃんと今の邦画を見るのが久しぶりなのもあり、その雰囲気が向かなかったは大いにある

ドラマ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

ガイリッチー制作
人気ドラマ「ナポレオンソロ」のリメイク

悪くもなく、特別よくもなくという鳴かず飛ばずな印象
シャレも効いてるし、アクションもやってはいるが、どことないぬるさで(アクションではないが
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映画 ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ(2014年製作の映画)

3.9

主要スタッフを外部からの抜擢し、納得のクオリティ
シリーズ10周年の単独劇場版にして、マンネリ演出を打ち破る良作

監督は「ひぐらしの〜」一期、「セーラームーンCrystal」などの今千秋
ヒットメー
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキの久しぶりの日本上陸
近年の賞レースっぽい文芸映画に反して?ものすごくぬるい映画なのが良かった

STORY
スーパーの低賃金労働者のアンサと酒浸りな日雇い労働者ホ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

ベンアフレック&マットデイモンの名コンビが描く
ナイキの「エア・ジョーダン」誕生秘話

STORY
1984年。ナイキのバスケシューズ部門は、業績不安の立て直しを迫られる。企画部のソニーは、起死回生の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

良くも悪くも…なホラー映画っぽい何かだった

STORY
玩具メーカーFUNKI社のエンジア ジェマは次なるヒット商品に悩んでいた。一方、親を失った姪のケイディを引き取り、仕事と私生活の両方で追い詰め
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.8

シリーズ最終章?前編
前作が縮小気味だったのに対して、ストレートに破壊と物量で挑んでくる
ちょっとだけ原点回帰もあり、シリーズらしい一本

ローマでの玉転がしから、ストリートレース、ラストのダムチェイ
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.7

20年の時間を経て、SEEDらしさを持って復活
どこかで「トップガン」のヒットを思わせるような、改めて作品とスタッの強さを感じる

様々な弊害で、幻となっていたSEED劇場版
メカあり、エロあり、笑い
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.6

個人の体験から、アメリカ神話の崩壊を覗く実話ではあるが、かなり力技な一本
若きトムクルーズの熱演、炸裂
それでもオスカーには恵まれなかった

STORY
1957年、7月4日のアメリカ独立記念日に生ま
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.0

WW1を舞台にした往年の戦争ドラマ
公開から90年近く経つ本作だが、いい意味で想像していたものを大きく上回るヒューマンドラマだった

STORY
ブレーメンのギムジナウに通うパウル・ボイメルは、仲間と
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

米国政府情報局による監視体制の暴露を描いた実録
オリヴァーストーンらしい過剰な演出とストレートな審判に落とし込む映画だった

STORY
2013年、英国『ガーディアン』誌に米国政府の国家安全保障に関
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毛虫のボロ(2018年製作の映画)

4.0

10数年ぶりのジブリ美術館で見た本作
短編の中でもかなり見たかったものなので満足

制作からだいぶ時間は経っているが、その当時の年齢を考えても、「宮崎駿、まだまだ枯れないな…」と思わせる出来栄えだった
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.8

人気シリー第三弾にして、最終章
なんとなく日本でひたすらバカ笑いの印象があったが、シリーズが進むごとにかなりジョークがキツイ
でも、ちゃんと全部笑える

構成もなかなか見事で、いい意味でファンをうらぎ
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

年越しに向く映画はないか、ということで定番の「大脱走」

鑑賞は何度目だが、回を重ね、予備知識が増えたり、細かい部分に目が届くようになり、いい発見がある。
物語のスケールやキャラクターのユニークさなど
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.7

「スカイフォール」が最高のエンディングで、鑑賞後にわりと残念な印象のあった本作。今にして思えば、前作のヒットに継ぎ、せっかくメンバーも揃って、もう一本できるな…と、思ったのだろう。惰性感の否めない一本>>続きを読む

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

3.8

シリーズ第17弾にして、プロズナンボンド初登場
時折り、急に見たくなる一本だ
今まで以上にワイルドでエロティックな007は、ピアーズ・ブロズナンの甘いイメージを払拭するためか

STORY
犯罪組織「
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

本当に久しぶりの第一弾
初期作ではやはり「2」ばかり見返してしまうが、シリーズに属さない一作目ならではの良さがあった

もはやイーサンハントも映画もだいぶ違う。
綿密な作戦と一瞬の判断が左右する心理戦
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(2023年製作の映画)

3.6

北野武、最新作
「アウトレイジ」は見てないないので、なんとも言えないが、たぶんそれっぽいのだろう
カンヌとか、特にそういうことを考えなければ、娯楽として楽しめる
キャスト・スタッフは超一流だが

タイ
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