Kentaroさんの映画レビュー・感想・評価

Kentaro

Kentaro

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

音楽映画は演奏シーンの絵がごまかしがあったり、長かったりでダレることも多いけど、この作品の演奏シーンはアートに近く、まったく素養のないジャズをフルで聴いてダレることなくむしろ熱くなる工夫があるのがすご>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

映像が美しすぎる、タコに感情移入する日が来るとは思わなかった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

爺さんが軽いノリだからまだ勧善懲悪ものっぽく見られるが、結構重たい話で各キャラの物語もしっかりあってめちゃくちゃ見応えがあった。子供も大人も楽しめるような作りにしてるのがすごい。

ゲゲゲの鬼太郎 大海獣(1996年製作の映画)

3.6

ちっちゃい頃鑑賞。海洋恐怖症的怖さと人間に戻れない怖さがあってなかなかの面白さだった気がする

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

社会一般から劣後してるという感覚は自尊心を削り、生活の一瞬一瞬に不穏な薄暗さをもたらす。その薄暗さから解放されたくて普通になろう幸せになろうともがくほど社会が自分から遠ざかっていく。

二トラムが父親
>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.3

ゴジラとアンギラスの戦いがなぜか早回しで音が静かでシュールだった。なんかふわっと終わった笑

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.2

終戦後9年で大衆映画として放射能を扱う映画を作ったのはすごいことのような気がする。ゴジラ-1.0でのぶくぶく作戦は方法論は違えど初代のオキシジェンデストロイアのオマージュだったのか。あと今ほど人間ドラ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

人間ドラマの苦悩の演技が深く、ゴジラへの恐怖が淡白な印象、逆の方が好みかなぁー、あと戦争や人間の業の象徴としてのゴジラというニュアンスはあまりなく、綺麗すぎかなー?ゴジラのCGはすごかった。

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

初めてちゃんと観た、オスメントくんの演技力半端ないな

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.5

就活のグループワークなんかでよく体験した、初対面の人間が集まって議論すると、それぞれの個性が見え始め、全体の空気感やパワーバランスが変遷していく様子が面白かった。アハ体験のように徐々に全体の色が変わっ>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.3

通信技術がなく情報が簡単に取れない時代であるが故に、田舎の隔絶されたホテルというシチュエーションに対して現代よりもより不穏さと恐怖を感じた

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

なんかすごいシリアスな雰囲気な割に密度が薄いというかなんか起こりそうでなんも起こらない感がすごかった。深い悩みを抱えてシリアスに寄せるかと思いきやナンパしてるし、常人離れしたパワーかと思ったらすごい人>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

人間に歴史を教える意味ってデメリットの方が多いんじゃないかとすら感じる。

Winny(2023年製作の映画)

3.8

金子勇というプログラマーを失った日本。ことこの分野においてアメリカに従い、国内で潰し合い、革新の芽を摘み続ける日本。

キャビン(2011年製作の映画)

3.8

何の気なしに前情報なしで観て、くそつまらんホラー映画かと思ったら予想を裏切られた

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.4

一生懸命働く人はお腹が減る。
お腹が減らない時は一生懸命働けてない。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.4

何もなく欲しくても手に入らない環境が飯をより美味しくする、より美味しいものを求めるだけでなく環境を変えることで飯が美味しくなるというごく当たり前のことに気づいた

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

1.8

敵ジョンウィックに甘すぎない?
まぁそういう映画なんやろうけど
韓国映画の後に見るとぬるすぎて

ゆれる(2006年製作の映画)

3.3

香川照之が優しい演技をしているだけでサイコパス味を感じてしまって落ち着いて観れない体になってしまった。普段優しいベースの役者さんの方が個人的に良かったなぁ。
弟が嘘ついたってこと?刑務所にぶち込みたい
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

事故が誇張表現なく現実的で、スプラッター系の映像より怖かった。
正義のおばさんだけベクトルが異質で怖かった。見返りを求める正義と優しさ。ああいう人は、人に優しくして当然だと言う価値観を他人にも押し付け
>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

田舎の少年が才能で成功を収める話かと思いきや、天才すぎて才能を活かす意味を見出せないレベルの話。
世間から羨望の眼差しを受けるような仕事を、50年間机に座って割り算をするのかって言い捨てたところははっ
>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

4.0

デビッドフィンチャーでこんなわかりやすい映画あるんや

ある男(2022年製作の映画)

3.0

誰しも人生をやり直したい、他の人生を生きたいということがありますよねっていうヒューマンドラマだったが、それぞれの人生や心理描写が薄い印象だった。映画悪人のキャストが勢揃いだったが、やっぱり柄本明の演技>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

4.5

作り物ぽさが一切ない、演技も映像も音楽も作り込まれてバランスが取れた美しい映画。その人間に備わる善悪と瞬間的な罪の重さに必ずしも相関はない。GTR渋すぎ。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「最後に勝つものは道義であり、誠であり、真心である。人の世話にはならず人に対する世話は進んでせよ。無意味な虚勢はよせ。立身出世などどうでもいい。最後に勝つものは道義だぞ。」

正欲(2023年製作の映画)

3.4

多様性という欺瞞についての映画。

特殊性癖なだけで死にたいと思うか?という意見を見たが、マジョリティが規定する「普通の幸せ」が絶えず情報として押し付けられる社会で、永遠にその普通から逸脱しその幸せを
>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

3.8

内容はシンプルだが、めちゃくちゃ映像が綺麗で手が込んでる

>|