カイトさんの映画レビュー・感想・評価

カイト

カイト

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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

異常も長く側にあれば日常になる
その禍々しさをこれでもかと見せつけられた

悲鳴や断末魔、銃声が日々の音となり、灰や異臭は当たり前
挙げ句の果てには灰を堆肥に使う

とは言え、これは彼らにとっての日常
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あぶない刑事リターンズ(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作から時間が開いての作品だったので原点回帰した場面もありつつ、トオルがただのパシリじゃないのに成長を感じた
冒頭のジャズバーシーンはカッコよすぎたのにラストがみっともなく終わるのは本シリーズのお約束
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シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こちらはモノクロで見ても気持ちの昂ぶりが抑えられない
色という情報がないからこそ、より画面に集中できた気がする
ゴジラが霞が関を焼き尽くす様は炎の色が分からないのにそこに佇む荒神が畏敬の存在としての重
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ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

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リマスターされた映像だったので良き時代を鮮明に味わうことが出来た
メンバー同士が互いの音楽世界をすり合わせて曲づくりを進める過程はとても興味深かった
全くイメージが無かったのだが何より、仲がいい
ポー
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

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2023年制作とは思えないほど白黒の濃淡がはっきりと出ていて画作りは楽しめた
ただストーリーは開始10分でげんなりする
-Cでも印象は変わらなかった
中盤のゴジラとの追いかけっこで木造船が逃げ切るのが
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シティーハンター(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作はまったく知らないけど面白すぎる
これに文句言う人いるのかな
もっこりちゃんに鼻の下を伸ばしたかと思えば、次の瞬間には敵を一掃している
終わってみればそんな緩急の繰り返しだったがまったく飽きること
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

都会が田舎を虐げる理不尽さ
田舎=自然が何の前触れもなく牙を剥く理不尽さ

冒頭の自然の原風景で心地よくなっていたのが嘘のように猛威を振るうラストの理不尽さにくらくらする

知人はあの親子が鹿の化身で
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おなじみの展開にビーストたちが加わった感じ
ただトランスフォームするときはどうしてもテンションが上がってしまう

最後のオプティマスの独り言まで聞いてもう終わりかと安堵したらまさかのGIジョーが絡んで
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異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

漂うように進んでずっと掴み所のない映画だった
目の前にいる人が例え肌を重ねた人だとしても、亡くなった人と不確かさはさほど変わらないのかもしれない
そんな曖昧な者だからこそ最大限の愛情で満たしたいと思う
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人種統一政策の不和は教育現場で顕在化していた
そこに現れるは経験がないからこそ彼らの刷新をはかる

どうと生徒は柔和な関係になるか見どころだったがラインゲームで互いの境遇を知ることで仲良くなっていく
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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

パフォーマーとしてエネルギッシュで悟空の元気玉を体現したようなオープニングは圧巻だった
Look What you make meの黒タイツの演出はカッコ良くてお気に入り
床のビジョンに飛び込む演出は
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンで号泣
物語は結婚した自分の住むNYに好きだった人が来るだけの話なのにこんなにも複雑な心情が織り混ざるとこんなにもエモーショナルな感情になるとは思ってもみなかった
ノラ(ナヨン)が玄関まで
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もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シリーズ第3弾の余裕からか演出に変化があったり、長回しが増えていたのが印象的
特にタカの銃撃戦はお気に入り
演者もイキイキしているように思うし、課長との関係も言葉にしなくても大切に思い合っていてエモい
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またまたあぶない刑事(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

某相棒と違って正義がグラグラでしっかり買収されたうえ、県警に撃ち合うのは破天荒過ぎる
そんな今とは異なる価値観でガバナンスがガバガバな感じがフィクションって感じで肩に力が入らず楽しめる
加えて今作は知
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あぶない刑事(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

帰ってきたあぶない刑事に向けて一作目から追ってみる
2人でオレンジジュースを飲むのはウケる
有名な手錠ダンスも笑いたし、かっこいい人が滑稽なことをするのはやっぱりツボ
証人を無理矢理連れ出すとか無茶苦
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パレード(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

死後に悔い改められる日々があるなんて、想像するのは否定的な考えではあるが、それを超える魅力的なキャスト陣だったので鑑賞
すべての登場人物が生き生きとしていて、しがらみがなく、生活する様はこういうことな
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

じっくりと事件発生から裁判の判決までの顛末を見せられた

法廷シーンはこれでもかと検察から攻め立てられるのはかなりイライラしたがそれはサンドラがフランス語だったからかもしれない
英語になってからは攻勢
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仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最終回後のストーリーで、それぞれの成長の結果が存分に楽しめた
未来のエースがジャッジメンターとして現代のライダーに立ちはだかる。 
金のギーツもなかなか、かっこよくて好き
そして人を信じる現代のエース
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Gメン(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なにも考えずに見ることが出来た
コンプラ・ジャエンダーそんなものは自分の問題ではなくただ仁義のため、仲間のため、そして何よりモテるため立ちはだかる敵を殴り倒していく
シークエンスのつなぎ方はざっくりし
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

単純な単独作品にとどまらず、今までの総括的な映画
企画が頓挫したニコラスケイジ版のスーパーマンが出たときは笑ってしまった
あと最後のジョージクルーニーにも確かにやっていたなと驚きと納得でいっぱいだった
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ペイバック(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ひとり片付けたらその上にも喧嘩をふっかけていくスタイルのポーター
厄介だけど、裏社会の理がよく分かっている
ルーシー・リューのポジションがよくわからなかったが頑張っている若手時代を見れて良かった
多く
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

突発的で情熱的、そんな言葉がよく似合う展開の連続だった
加えて印象的だったのは、カット数が多くてイタリアでの日常の風景を余すことなく楽しむことができた
加えてほとんど服を着ないコトで心と体の解放が表現
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画ってどんなに荒唐無稽でも楽しませれば勝ちたって証明した作品のひとつだと思う

二転三転するストーリーには引き込まれたし、大音量での戦闘シーンはすごく盛り上がってワクワクした
特にファイト中の良いタ
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アポカリプト(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

よくこんなにも出演するキャストを集められたなと驚愕する

痛々しいシーンがたくさんあったが、人と一緒に見ることで何とか見るコトが出来た
ただ赤ん坊も雑に扱うシーンは許せない

フィクションとは言えども
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

貧困に加えて、誰からも大事にされないということがいかに人を蝕むないのか
それが幼い子供であれば、尚更きつかっただろうと容易に想像できる

夏休みの間預けられる親戚の夫婦が心に傷を抱えながらも、コットを
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とてつもない幸福なカタルシスを味わえるからウルトラマンはやめられない
オープニングのテレビシリーズダイジェストで涙が溢れてしまう

それを経てスタートした本編でいきなりズグガンとタガヌラー出現でアンリ
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『人生は滑稽、いつも期待はずれ』
それを彼女(彼)に言わせるファーガスは罪な奴だが、同時に彼には同情する

話が進むにつれて、”だからあの場面で触らせなかったなのだ”と判明したりとストーリー上のギミッ
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スローが対応されて、光の使い方やジャンプシーンがふんだんにあり、スナイダー節が炸裂していた
村を守るための仲間集めは面白いくらいにスムーズに進んでいく
ここはオマージュ元と同じでテンポ良かったと思う
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一気に18年前にタイムスリップした感覚だった
予告の段階では新しいフリーダムのデザインがしっくりこなかったのでスルーをきめこんでいたが、ストライクフリーダムも登場すると知った瞬間もう気持ちの中では劇場
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思ってたのと違う展開に口あんぐり笑
タランティーノの生粋の変質者感には脱帽してしまう

つくづくケイトが気の毒だが、最後はそれでも付いていこうとするのは不思議しかないがこの状況ならそうなるのかな

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ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あんな状態から鉄仮面で復活するなら大抵の人は助かりそうだけどな

各種散らばったご都合主義が残虐性を中和してくれて楽しく見れた

ラストの大気圏突入はゼータそのもので心躍った

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

“wouldn’t it be nice (素敵じゃないか)”
そんな瞬間の詰め合わせの映画

最高潮に幸せな瞬間まで描かれたからこそ、どんな結末になるのかビクビクだったが、ファンタジーで締め括られた
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アクションは評判通り見応えがあって楽しめた
天井からのショットや階段での銃撃戦など撮影方法が工夫されていた
序盤は一本調子だったので、おやおやと思ったが後半で持ち返したと思う
特に凱旋門ロータリーでの
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

デバイスの画面のみで構成される映画の第二弾
前作よりもデバイスのバリエーションが増え、見せ方にも試行錯誤が見られた
特にスマートウォッチまでカメラが付いているのは純粋に驚いた
画面しか映されていないも
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

声変わりの最中は自分の中でももどかしい思い出があるので、どうしても聡実にシンクロしてしまう
声を枯らしながら友の鎮魂歌として愛を込めて歌う聡実に涙が止まらなかった
聡実にとっては、青春の1ページとして
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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

えー!ブレントくっつくの⁉︎
ダーキーにしとけってアンディー!
と鑑賞後にのたうち回った
ダーキーの勝ち確だと思わせてからのこの結末だから、もう構成が憎いったらありゃしない
それはその過程がずっと微妙
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