桂日之石さんの映画レビュー・感想・評価

桂日之石

桂日之石

またまたあぶない刑事(1988年製作の映画)

3.0

舘ひろしも柴田恭平もまだ30代というのがすごい 悪くいえば老けてるんだけど、このあと現在まであまり変わってないところをみると、すでに出来上がってるという感じがする 映画のおもしろさは一作目とおなじくら>>続きを読む

あぶない刑事(1987年製作の映画)

3.0

内容はいまみたらとくにおもしろいわけではないけど、やっぱりタカとユージが魅力的なのと当時の街並みがみられるのでそれだけで最後までたのしい 以前はユージのほうが好きだった気がするけど、いまはなぜか断トツ>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.0

時計なんかも海外でぜんぶ作って組み立てだけ日本でやれば日本製と書けちゃうのと同じように、食べものも健康的なイメージの言葉が書いてあるだけで良いものとおもって選んでしまうけど、中身のない言葉も多いのだろ>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.5

中尾彬ってこの頃もそこまで男前という感じではないけど、どこか色気があって、お手本のようなかっこいい歳の重ね方をしたとおもう テレビとかでみる元気な印象しかなかったので訃報のニュースをみて驚いた この映>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

映像がもう本物みたいでそれだけで目を見張るものがある メインの内容は桃太郎みたいにシンプルなのでもうすこし短くまとめられた気もするけど、まだ続くようなので次回作がけっこう楽しみ

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

3.0

村田雄浩を主演に持ってくるところが渋い VSシリーズはぜんぶ映画館でみてたけど、ミレニアムシリーズはなぜか見る気になれなかったが、やっぱりあまりおもしろくない もしかしたら薩摩剣八郎が演じるゴジラが好>>続きを読む

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.5

梨泰院クラスにハマってパクソジュンがみたくてみてみた たった2年の差なのにずいぶん若く見えるのは役作りもあるのかな 内容は読み切りの少年漫画みたいにわかりやすい起承転結で好きな感じ

8番目の男(2018年製作の映画)

4.0

ほとんど十二人の怒れる男なんだけど、なんか90年代の平成っぽさとか三谷幸喜みたいな感じもあるので12人の優しい日本人も参考にしてそうで見やすい コミカルだけどちゃんと感動もさせる作りで、やっぱり韓国は>>続きを読む

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

4.0

どちらかといえば圧倒的にカラーのほうがいい 時代が現代だしテンポが早いからあまり白黒向きではない気がする でもあらためてみるとキャストは豪華すぎるしコメディセンスも好きでおもしろい 大杉漣がうまい

ゴジラ(1984年製作の映画)

3.5

ゴジラにちゃんと恐さがありつつ、謎に感情移入もしてしまう 当時のアメリカやソ連との関係など、その時代に自然災害的にゴジラが現れたとしたらというコンセプトがやっぱりゴジラらしさのような気がする 武田鉄矢>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.0

この当時にキングコングとゴジラを戦わせたってだけで大きなことだったのだとおもうけど、コミカルにしなければもっとよかったとおもう でもそのときの時代的にこれだったんだろうな あとなんか久しぶりに黒塗りし>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

なかなかうまくいま風にリメイクしている 好みがわかれるとおもうが、黒澤版が味噌ラーメンだとしたらこれは塩ラーメンという感じであっさりしていてスマートで見やすい ただ黒澤版のイメージでみるとビルナイがち>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

割り切ってみれば映像的にも結構おもしろくて笑えるところもあるけど、なんかガーディアンズとかドクターストレンジとかのマーベルっぽいのやりたいのかなって感じもするし、コングはよかったけどゴジラ映画としてみ>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

八つ墓村みたいな横溝作品の雰囲気と内容的にもゲゲゲの鬼太郎だとおもって子どもとみにいった親御さんたちはなんともいえない感じになってそう アニメだから強引に感じたところもあるけどまあまあおもしろかった

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

鈴木亮平は振り切ってるし原作に対するリスペクトも感じられてそれなりにおもしろいけど前評判が良かったので勝手に期待しすぎちゃったかもしれない

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.5

オリジナルと比べたら驚きも深みもあまり感じられなかったが、言うほど悪くはないとおもう オリジナルのように人間の知能が低いほうがリアリティが感じられたが、でもたしかに同じぐらいの知性を持った生き物が複数>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

もっと子ども向けの映画だとおもってたらフェミニズム色の強い映画だった 子どものうちからこういうのみると男は大変だろうな とか言うと昭和の価値観とかって怒られそう

余命10年(2022年製作の映画)

4.0

悲しくなるだろうとおもってみなかったが、みたらやっぱり悲しくなった とくに小松菜奈と原日出子のシーンはつらい ギリギリまで本気で生きることで死にたくなくなるのと、ただ惰性で生きて死を待つのとではどちら>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.0

柄本佑ってなんかよくわからない魅力があってこういう絶妙に情けない役もうまい 映画はリア充の青春時代って感じでリアリティもあるけど、自分にはちょっとおしゃれな作りすぎてあまりハマらなかった

男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

4.0

久しぶりに男はつらいよをみたけど、寅さんのいまでいう草食っぷりがやっぱりいい 本作のマドンナは吉永小百合 こういうオシトヤカさって最近あんまりみない気がする いいなとおもうけど、もしかしたら女性にそう>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

べつに恋愛映画ってわけではないんだろうけど、うぶな男女のこういう恋愛モノってなんか照れ臭くていいなぁっておもうようになってきてしまった

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

2.5

ほぼ総集編と知ってたけど、関連ドラマがやってたのでおさらいでみた 連続アニメのほうは勧められてみてて、変わったアニメでおもしろいとおもってたけど、これ映画版だけみた人は内容を理解しづらい気がする

晩春(1949年製作の映画)

4.5

笠智衆の飄々とした演技がやっぱりいい 当時の結婚の価値観ではあるが、いま聞いてもちょっと考えさせられるセリフもある こんな娘がいたら本当に幸せだろうな

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

以前アメトークとかで漫画が話題になったときに買って読んでたのでもういちど読んでから映画をみてみたが、とてもよく映画化されていて映画ならではのよさがある 綾野剛もこういうタイプの人がつけてそうな香水の匂>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

三作品を三夜連続でみてみたが、想像していたよりも壮大な歴史群像劇で登場人物が多くてすこし疲れてしまった これだけ評価されているのになぜ20年間もみようとおもわなかったのかとおもって遂にみはじめてみたけ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

二作目はなんか三作目との橋渡し的な感じがして、アクションシーンにもすこし疲れてしまったが、ゴラムのキャラが絶妙に哀愁も感じられてよい

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

話の始まりかたからしてワクワクするような雰囲気がある この頃たしかハリーポッターもおなじような時期でなんか両方とも似たような印象だったからどっちもみないまま20年以上経ってしまったけど、いまみても映像>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

テレビ放映して話題になってたのでみてみた いろんな要素を詰め込んだであろう話の筋はよくできててとくに中盤ぐらいまでがおもしろかった かしこみかしこみ スナックのママとたまきさんのキャラが魅力的

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.5

風船で家を浮かばせるなんて結構だれでも考えたことありそうな発想だけど、こうやって綺麗に映像化されるとやっぱりすこしはワクワクする なんとなく桃太郎みたいな感じもあってとにかくみやすくて良い ほとんどセ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

とくに捻りのない王道シナリオだけど、だからこそのよさというか、ぜんぜん疲れないでただ楽しくみられる これが実話を元にしてるって知らないままみはじめたけど、実際にこういう人を生み出すなんてゲーム自体もす>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.0

YouTubeとかもなかったような時代 当時ほかにもWinMX、Cabos、LimeWireとかあって、はじめて知ったときは、え、そんなことできるのって驚いたのをおもいだす 懐かしい Winnyをつく>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原爆投下後のアメリカ人たちの反応がなんともいえない気持ちになるけど、ただ喜んでるだけのシーンじゃなくて、ああいう表現にしてくれたのは日本人としてはすこしよかったとおもう 登場人物が多すぎて名前が覚えき>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.5

音楽がみんなかっこよくてシャレたミュージックビデオをみてるような気分にもなりつつ、友蔵とヒロシが酔っ払ってるシーンは笑えるし、健気なまる子をみてたらうるっとしてしまう こどもはみんなこういうの見とくと>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

こういう問題ってまったくなくなるってことはないんだろうな 人種差別はあってはいけないとおもう一方で、たとえば九州出身の人に酒は強い?とか、背が高い人にバスケやってた?とかですら差別扱いになりかねない時>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

映像は凄いけど一作目ですでに凄かったので二作目でとくに新しい凄さはそんなには感じなかった とにかく固有名詞が多くて、物覚えが悪いのでずっとそれなんだっけ状態になってしまった とはいえこういうのは映画館>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

前半のガッキーのくたびれた感じ こういう役もできるんだ 趣味嗜好は人に迷惑さえかけなければいいとおもうけど、自分のこどものこととなると介入し過ぎてしまうというのもわからなくない やはり他人には寛容であ>>続きを読む

>|