ANTA01さんの映画レビュー・感想・評価

ANTA01

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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

惰性、
別世界に迷い込んだ女が、主人公とヒロインの娘である伏線がいちばんの盛り上がり
小説で読んだらおもろそ

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

このキャストだから面白い映画’24No. 1

少年誌の号数で時間軸を明らかにする、邦画の風物詩。
気づかせるラインが上申制度でかつ信者(仲間)を増やしていく構成がおもろい。
社会の面倒くささ怠さのネ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

主人公(ニナ)に主役を取られたウィノナに悪を感じるメイクと強い嫉妬を感じる演技に黒い白鳥を彷彿とさせる
一瞬でも存在感を放つ

やりたい放題オヤジと性の階段を登る不感症症状の最高なバレエ

電車内で女
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.1

ネガティブコメディ
至る所皮肉表現が散りばめられていて飽きない、
ダックスフンドがペニス(男)の代わり。欲まみれなのに欲だけで動いていない感じが良い。

恋愛において、限定的期間距離を置ける時、
不安
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

もっと過酷さがあって良かった
天候とか、寒暖差とか自然の厳しさ加味されたら良いと思う

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

冒頭、フュリオサが平穏の中実った果実をもぎる描写。ディメンタスを養分に育った木から果実をもぎり新たな仲間と歩み出すしーんの伏線

復讐を糧にしたフュリオサと追い詰められたディメンタスの対峙は澱みなく、
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

ゴヤ「ウェリントン公爵」を1人の老人が盗んだ。
実際は息子を守る父の嘘、擁護だが、裁判での粋な冗談は場を盛り上げて作曲好きな男のキャラクターとマッチしていて面白おかしい。

2000年代に実写化される
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ポルト(2016年製作の映画)

4.1

路地に偶然あった青果が運命の歯車変える

ポルトガルの坂道路面店がクソいい
•cafe Ceuta

アントンイェルチン(故)の演技に自然な物悲しさを感じる没入系だった

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

何かの事件に巻き込まれた主人公の過去をなぞっていく。

男女の関わり方に新鮮さとリアリティがある

更紗と安西が冒頭に飲み直しに橋を渡る、
風景は雨あがりの夜前、情景がある。雰囲気のある深夜カフェに入
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.9

台湾旅行体験。
提灯風船、二人乗りバイク。

love letter(岩井俊二)に触れており、雪化粧で名前を叫ぶシーンが描写される

台湾好青年の恋愛が歯痒くて淡い

プラトーン(1986年製作の映画)

3.4

7/4に生まれてのオリバーストーンが自身のベトナム戦争体験に基づいて監督

地上戦のリアリティの凄み、
バーンとエリアスの抗争のように激化する戦地で同じ国を背負っていてもあったであろう人間模様に見応え
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マレヒト(1995年製作の映画)

3.4

孤独に砂漠で国境を守る装甲兵の演説リスニング映像
性と政治の分離

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.8

女児の行動があまりにも自然で、起こり得るものに感じるリアリティ。
環境、色味全てが見る側に焦りを感じさせる。
苦虫を飲むような思いで見た。

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.7

吉岡秀夫の授業がこの後全く振るわなかった。
ってオチが想像すると面白い

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

別名 「敷島、特攻やめるってよ」

民間企業VSGODZILLA
戦後復興に向かわんとする日本に突如上陸するGODZILLA。再破壊される東京銀座、シュツエーションに胸躍る

異人たち(2023年製作の映画)

3.7

特筆すべきシーンではないけど、Always in my mindをBGMに異人となっている家族との思い出を清算するシーンが美しく静かに、印象的

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

この映画を見る上で何が起源で、誰が悪かったかそんな思考は二の次にみたい

原爆を巡り一世紀近い時間が経った今も日米で落とした側、落とされた側両者の意見が錯綜している。どちらに非があったか。考察が当事者
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.9

旅の始まりの地、フランス サン=ジャン

街中にも傾斜が目立ち、道を隔てて傾斜に並ぶホテルは建築物として美しく絵になる

亡き息子のバックパックを背負う父は、息子の面影を感じつつピレネー山脈に遺灰を撒
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

同じ監督がjoker(ホアキンフェニックス)を作ったとは思えない

都会で羽目を外せば何をしても甘やかしてもらえるそんな寛容で余裕のあるキャラクターが都度登場する。風土の違い、USの自由さがある。
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.3

アゲハが幼虫から成虫(羽)になるまでの描写が美しい、タトゥーを入れることで自身を見つめ直し生きていく 闇医者の入れ墨を掘ることは自身の中に生き物を飼うようなものだという比喩も意味がわかり深い

今の日
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.7

2000年代に作られた2050年頃の近未来が舞台
360°全方位移動の車両が移動の主の進化描写がありつつも警官が馬に乗っているのが愛せる

特殊個体であるアガサ初め3人の能力者がシステムの根幹を成すま
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正欲(2023年製作の映画)

4.2

フツウ がどうあることか考え直して、沼から抜け出せなくなった

ヒトの作った社会の中で、フツウという全体的な括りからから外れてしまったひとは異常者、変人とされる
そんなヒト時に自己を殺しながら、嘘をつ
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心と体と(2017年製作の映画)

4.2

ハンガリー、ブダペスト

【夢】森の中の2頭の番鹿
男女2人を表しており。2頭は一定の距離を縮めようとしはしない
この夢を2人は同じくしてみておりそれを知ることで、互いの距離が縮み始めで行く
=意中の
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.4

「三度目」をどう捉えるか、客観的思考がこの映画を結論づける

主に弁護人視点で強殺事件の真相を明らかにすべくストーリーは進む
被告(役所)の何転もする供述がストーリーを展開する作りが面白い

当事者、
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市子(2023年製作の映画)

3.3

地元で、8年も経過している白骨化死体が見つかった
杉咲花が小さい体を使ってめいいっぱい走る姿は演技として、時に緊張感があり、時に焦燥を感じさせるものでのめり込んでしまう。
婚約を打ち明けた幸せなムード
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

オスカーを3回受賞した奇作。
幼少期に話すことをやめた少女、心の声が語り部となり、実声の代わりにはピアノの音色が鳴り響く

スコットランドの自然、民族、衣装文化に触れる
映像は静かに鮮明で、淡い物語に
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

マシューヴォーン独特の捻くれた面白さがアクションに、誰もが理解し易い伏線回収が色強い作品
一人の女性に3つのバックグラウンドを持たせてそれぞれが重なる時この作品の面白みがグッと伝わってきた

ラストに
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.6

医療において、治療に合わせたアフターケアがいかに重要か感じる。
ロバートデニーロの演じた、後遺症と闘う患者の演技は特に目が惹かれる。自身の抱える苦悩からセイヤー医師と衝突したレナードは、我に帰り痙攣す
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