てっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

てっちゃん

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

前章に衝撃を受け、原作も読み込んで、待ちに待った後章です。

今回も大学生になった門出と凰蘭を中心とした仲間たちの「終わらない日常」描写が進む中で、激しさを増す<侵略者>に対する日本政府の攻撃や陰謀。
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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

3.5

生田斗真が主演の密室サスペンスということで鑑賞。
74分という時間の中で、密室サスペンスからスーパーナチュラル?まで刺激的な展開で構成されています。(予告編が語り過ぎでは?という気もしますが、そこから
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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

3.5

鬱陶しい天気だったのでスカっとする映画を、と思い鑑賞。「あぶ刑事」観てきましたが、このシリーズ、これまでに第7作まで作られていたんですね。ちょっとビックリです。

8年ぶりに日本に帰ってきたという冒頭
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関心領域(2023年製作の映画)

3.0

色んなところで話題に上がったので鑑賞。

はっきり言って、私の口には合いませんでした。(意識高い系ホラー?)

本作をホラーと捉えることが、どうなのか?観るものを困惑させる、映像表現、音響表現はいいと
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

あちこちで評判が良いので鑑賞。

はい、とっても胸クソ悪かったです。(これと「ミッシング」を続けて観ると、絶望感が倍増しそう)

話の基本的な構成は映画「ゲットアウト!」と同じですね。ですので、何とな
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湖の女たち(2023年製作の映画)

3.0


社会派ミステリーとして鑑賞。

100歳の寝たきり老人の殺害?、警察の冤罪?歪んだ欲情に取り憑かれた男女?薬害事件?旧日本軍?・と盛りだくさんの内容でしたが、なんか話を拡げすぎかな、とも、物語の前半
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.5

こちらもテレビ「ボクらの時代」の県談を見て、面白そうだと鑑賞。

柳田格之進(草薙剛)の、清貧浪人成りきり度や囲碁の打つ姿の美しさ、また娘・お絹を推しの清原果耶が可憐に演じており、長屋での暮らしが生き
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

石原さとみの新境地。テレビ番組「ボクらの時代」の県談も面白かったので、鑑賞。

正直、観終わった時は「え、ここで終わりなの?」でした。一方で、後から、セリフ、シーンが蘇ってきて、深く印象に残った作品だ
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.0

予告編が面白かったので観ました。
りの(見上愛)が縦横無尽に「好き」を体現する物語。両想いになった瞬間に「甲野じゅん」が消えてしまう、という不可思議。
冒頭のシーンから。どこかしら不穏な空気を内包しつ
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

前作「猿の惑星:聖戦記」から300年後の世界が舞台。(やたら完全新作とうたってますが、物語は確実に続編として作られています)
この舞台での主人公はノア(そして友のラナ、シーナも)そして鍵を握る人間の少
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無名(2023年製作の映画)

3.5

スパイもの、かつ第二次世界大戦下の上海が舞台ということで鑑賞。冒頭から、当時の上海を舞台にスタイリッシュな映像が展開するのですが、流行りの「時間軸」をズラした構成で、状況が解りにくく、なかなか物語に入>>続きを読む

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.0

「アルプスタンドのはしの方」に続く高校演劇第2弾、に惹かれて鑑賞。ただ本作は高校生にスポットを当てたモノではなく、どちらかと言えば「女性」にスポットを当てた内容で、かなり様々なものを取り込んだ複雑な内>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

ネットフィリックス配信ドラマ。主人公の冴羽リョウを鈴木亮平を演じるということで鑑賞。

いやー、やっぱ鈴木亮平って変態的俳優ですね。すでに「変態仮面」(2013)で、その振り切りさ加減を披露してくれま
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

推しの清原果耶が主演と聴いて鑑賞。タイトルからしてベタベタな純愛ラブストーリー、余りの王道っぷりだと思ったら日本・台湾の合作でした。
主演はストーリーの構成からすれば、ジミー(シュー・グァンハン)で、
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リバウンド(2023年製作の映画)

3.5

久しぶりにスポーツものをと思って鑑賞。基本的には、先日観た「ネクスト・ゴール・ウィンズ」と同様な構成。

六角精児さんをシュッとさせたようなアン・ジェホン演じるカン・ヤンヒョンコーチ。あんましコーチら
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

ずっと気になっていた作品、アマプラ配信でようやく観ました。水木しげる生誕100年記念作品、ということですが、傑作ですね。
正直、子どもの頃は、怪奇漫画は怖くて、あまり観てないのですが、昭和世代として「
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.0

原作や漫画も好きで、野村萬斎主演の映画化作品も観てました。(もともとオカルトが好きなんで・・・)

今回は学生だった頃の清明(山崎賢人)と博雅(染谷将太)のバディぶりが観たくて鑑賞。うーん、VFXはい
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あまろっく(2024年製作の映画)

3.0

笑福亭鶴瓶、江口のりこ、中条あゆみ、関西出身キャストによるコメディということで観ました。ただ舞台の尼崎(一時、私住んでいたんですが)という関西ローカル地域限定の話。タイトル所以の「尼ロック」(水門)も>>続きを読む

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.0

アン・ハサウェイ、プロデュースのラブコメということで鑑賞。とんでもな現代オペラが現れたりと、オシャレとチグハグさが絶妙に絡み合っていい味を出しています。アン・ハサウェイも過剰な潔癖症に加えて修道女に憧>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

『オーメン』(1976)から始まるシリーズのいわばエピソード0の物語。
目撃せよ―<悪魔の子>の誕生を
同種の趣向は他作品でもよく見られますが、本作はオリジナルへのリスペクトだけでなく、その上でシリー
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貴公子(2023年製作の映画)

4.0

予告編を観て面白そうだと思い鑑賞。

ただ話の本筋(ドンパチやら、カーチェイス)に入るまでに1時間程度要しており、なにモタモタしてるんだ、とヤキモキ。
それでも貴公子=キム・ソンホ(尾上松也をシュッと
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

「パール」で度肝を抜かれたミア・ゴス主演なんで鑑賞。
うーむ。どうなんでしょう。ブランドン・クローネンバーグ監督の作品、観てないんですが、もっと尺を詰めて90分ぐらいで疾走した方が良かったのかも。
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

なかなか面白いキャラクター構成だな、と鑑賞。推しの森七菜がずいぶん印象が変わったなあ、と思いました。
物語的には、どう考えても藤代(佐藤健)が「悪いだろう」という感じですが、藤代の過去があまり描かれて
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

シリーズの第3作として2021年に製作された「ゴーストバスターズ アフターライフ」の続編。前作同様、新旧のメンバーが集い、幽霊退治のドタバタを展開する。
旧作をも見事に取り込んでリブートした前作。なか
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.0

パート2に嵌って、本作鑑賞しました。(2024、アップリンク吉祥寺)
はい、1969年という時代背景も含めて、暗く、危ういエネルギーに満ち溢れた青春群像劇。監督の違いもありますが、当然のごとくパート2
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

クリストファー・ノーラン監督、日本上映に関しての超問題作、観てきました。
うーん。予備知識もある程度入れて観たんですが、あくまでも「オッペンハイマー」という複雑な人物と、その時代を綴った映画でしたね。
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.0

大好きなタイムリープ(実際は?)ものとして鑑賞。何度も繰り返される「復讐」。そのなかで起こる、加害者との関係性の変化。これ自体は、いいテーマ設定だと思いました。
一方で、この設定で訴えたかったことって
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.5

若松孝二作品は「水のないプール」(婦人警官役の風祭ゆきが・・)しか観てないんですが、舞台設定が1980年代の「名古屋」(私は1990年からしばらく名古屋で過ごしました)ということに惹かれて鑑賞。
面白
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.0

イルミネーション最新作。日本語吹き替え版で観てきました。
カモ一家の「新世界」への挑戦ですが、とても解りやすい展開ながらも人間界でも起こりうるあんなことや、こんなこともふんだんに盛り込まれている。最近
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

リュックベッソン監督。さらにこの設定に強く惹かれ鑑賞。いやー、凄まじい。「ダークヒーロー」誕生とは違うような気もしますが、ホアキン・フェニックス主演「ジョーカー」(2019年)よりも刺さりました。
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)がとても魅力的だったので鑑賞。無二の親友である二人の青春ストーリーが眩しく、印象に残るシーンも多い。大人になるにつれて、すれ違い、葛藤なども増えながら、二人は>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

5.0

あまりにも面白いので妻も誘って二回観ました。マシューボーン監督「キングスマン」が大好きなんですが、本作も虚構VS現実、二転三転どころか、コロコロとひっくり返る展開、そして「そんなバカな!」という声を封>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.0

ネットでの評判と杉咲花(貴瑚役)主演ということで鑑賞。

全編、杉咲花体当たり演技(ずっと血だらけじゃん)に圧倒され、児童虐待、ダイバシティ―など、現代の様々な課題を絵にした物語でした。

ただ一方で
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

軽いコメディが観たいな、と鑑賞。
いやあ、全編「緩い」空気感が漂っています。0-31の大敗という実話を元にしたドラマで、これでいいの?(これ現実?)って観てましたが、不思議とそこにメッセージ的なシーン
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

3.0

ウルトラマンブレーザー劇場版ですが、冒頭およびエンドクレジットに、TVシリーズの名場面を配して、総集編的な構成に加えての、SKaRD、ブレーザー、そしてゲント隊長ファミリーの新たな物語。

「少年と怪
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.5

マーベル作品というよりソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの本作。シリーズ繋がりということで観てきました。
が・・・、もう少し何とかならなかったのかなあ、という感想。(ド派手なアクションがあるでも無し
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