patty7610さんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

patty7610

patty7610

映画(962)
ドラマ(0)
アニメ(0)

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

ピクサーらしからぬ方向から傑作を叩き込んできた。思春期のセンシティブな話を豪快なコメディでかき回す。しかしあのテレビCMからこの内容は想像つかない。監督が公言してるように日本のマンガの影響が大きいから>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.2

「レッサーパンダ」観たらこの感じがちょっと古いフォーマットに見えたけど、でもこれもちゃんと傑作。終盤にかけてグッと盛り上がる。恐るべし、ピクサー。つうか劇場公開しなかった3作がどれも素晴らしくて勿体な>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.6

世界観をもう一歩活かしきれてない感もあったが、地力のある佳作だった。コロナのせいでこのあたりからのピクサー作品が世間に観られていないのが本当にもったいない。後半の車の扱いとかラスボスとかが「ワンダと巨>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

2.8

うーん、フツー。しんちゃんもフツーの子な感じだったし。あと小さな舞台で大きな話をすると、やっぱ作りモノっぽさが出てしまうのかな。家族の話ももう一歩工夫がないとマンネリ感がきてるかも。

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.2

これ、話的には仮病でのローマ観光みたいなことだけど、本当にうつ病という病気の話だよな。昔観た時はそうは思わなかったけど、時代が追いついた感がある。そしてベスパに乗る姿に「あの夏のルカ」がまた観たくなる>>続きを読む

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.0

ピクサー長編ようやく制覇(当時)。「トイ4」と同じジレンマ。これをやる気持ちも分からんではないが、ディズニー/ピクサーならばそうじゃない。「ルカ」や「レッサーパンダ」が出てきてる今なら確信して言える。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.7

驚異のアニメーション映像。前半で、なるほどアメコミの映像化が、と思ってたら中盤からエラいことに。もう3年前の作品だけど、世間が追いつく前に観れて良かった。ストーリーがマーベルの悪い癖のマルチバースなの>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

2.5

このシリーズ、大きくハズしてることはないんだけど、やっぱりなにか足りないんだよなあ。ドタバタさせるためだけの脚本なのが否めない。大爆笑してる息子を見てると、まあ別にいいのかな、とも思うんだけど。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.2

何も知らずに観たら、エドガー・ライト最新作だった。あとホラーと聞いて観始めたのに、最初妙に爽やか、と思いきや、ちゃんとホラーだった。都会はオシャレ、でも、都会は怖い。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.6

良い。大好き。情熱が、愛が、幸せに繋がる物語が好き。中盤のヤンキーコントでさえも好き。この愛が生活に根ざしてくれたことがなによりも嬉しい。さかなクンは憧れとは違うけど、羨ましいな、とは心から思う。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.3

終始モヤモヤした感じのまま最後まで進んでしまった。細田守はそのケが昔からあったけど、ちょっと色濃くなってる気がする。内向性が開くポイントだけの話なんだけど、世界と結びつけ過ぎなところが、うーん。所謂セ>>続きを読む

魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.3

元が逆転のパロディなので、一周回ってなんか王道感が。魔力に打ち克つ物語であり、母娘の物語であり。なによりもパロディを許容できるディズニーであることが、この作品の成功条件だと思う。もうしばらくはディズニ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

新海誠作品を初めてまともに観た。やはりセカイ系な話がどうにも苦手なんだけど、それでもちゃんと楽しめたのは技術でもっていってるんだろうな。震災の話としては、被災者ではないのでどこまで許容されるのか、もし>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

最高、つうか知ってた。漫画はむかし漫喫で読んだきりだけど、美化されがちな記憶を完全再現。宮城のドラマも悪くはないけど、そんなことより試合をみせろ、と。スポーツ好きな人達がいつまでも語り継ぐ名試合を、当>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

2.6

惜しい、というかヌルい。ドラ映画フォーマットを守りつつ、現代的なテーマで攻めてはきてるんだけど、解決がヌルい。全盛期のF先生の凄みはこれだけ子供に向けてつくってるのに、解決はちゃんと理詰めでいってると>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

前作の良いところだけを昇華した傑作。でもこの感覚、既に経験済みと感じるのは、ゲーム好きはエースコンバットを体験してるから。ブリーフィングからのドッグファイト、撃墜の高揚感。そこからの虚無を感じさせるの>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

想像してたより数倍良かった。全てのシーンにゲームへのリスペクトがある。そしてここまで幅広くネタを仕込んでも破綻しないのは、あらゆるジャンルに展開してるマリオならでは。ゲームらしさを優先した上で映画にす>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

サブカルに対して悪意まで感じられてしまうのは自意識過剰なのか。ここまでのシンクロ率をもってしても生活にはすれ違いが生まれるし、その上での結果もただのひとつの形に過ぎない。個人的にはゼルダが楽しめる程度>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

良くも悪くもテレビのまんま。ルーヴル美術館の分、映画サイズか。今回、若かりし露伴は別の人だけど、そこで改めて高橋一生の力量を感じた。まんまジョジョというわけではないけど、リアリティを引き出している事が>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

情報規制ながら結局いつもの宮崎アニメだった。千と千尋以降、混濁した悪意をどんどん直截的に描くようになって、所謂ジブリファンのど真ん中から外れていったと思うんだけど、そもそも82歳が時代の代表を担うこと>>続きを読む

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

2.7

3D化は一体なんだったのか?STAND BY MEみたいなことにはなってないけれど、挑戦の意味もよく分からん。後半の戦闘シーンは良かったけど、クレしんでやることか?とも思う。来年はまたフツーに戻りそう>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

実写版カールじいさん。でも空は飛ばないし、冒険で若返ったりもしない。それでも人は、隣人や人以外の関係で生かされている。几帳面な性格も孤立との相関関係にあるのかもしれない。そう思うと悪態をつきたくなる世>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.7

明確なヴィランがいないディズニー映画って珍しい。それでいてちゃんとカタルシスを得られてるのが素晴らしい。テーマが非常に現代的で、人によっては説教臭く感じるかも。でも自分は結構好み。ギフトとは何か。持た>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

前作から随分とアクが抜けたな。元々ティム・バートンのアクはそんな好みでもないので全然アリです。あとこの話はおとぎ話なので、ミュージカルがリアリティラインを下げて世界観に合っててすごく良かった。魔法の理>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.4

最近のドラ映画でアタリの八鍬新之介監督だったので期待してた。単純にジャンル分けすると障碍モノ、難病モノ、戦争モノになってしまうところを、安易にそこに落ち込まないように丁寧に話運びをしていてとても好感触>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.1

監督は「宝島」「新恐竜」の今井一暁。前二作はあんまりだったけど、戦犯は川村元気だったな。今作は伝統的なドラ映画フォーマットに則ってて良かった。ただ、スジが良いだけに色々と惜しいところも。中盤別世界へ行>>続きを読む

|<