ハナブサAさんの映画レビュー・感想・評価

ハナブサA

ハナブサA

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預言者(2014年製作の映画)

4.3

ひとつひとつのメッセージ性の強い詩を、それぞれ違った技法のアニメーションで表現されていて、目も耳も心も存分に楽しませてもらった。
長閑で美しい風景を見ながら、美味しいコース料理をゆっくり味わって食べた
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プシュパ 覚醒(2021年製作の映画)

3.6

ダンス、アクションの派手さはさすがと思いつつ、しかしこれ2021年にやる映画か…?
そんなに濃い内容でもない木材の密輸の話だけでPart2まで続くのもなんかなあ
まあまあおもしろいんだけどね。エンディ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

全く酒が飲めないので、0.05%の血中アルコール濃度ってどのくらいなん?ちょっと気分が良くなるくらい?と「?」ばかり浮かべながら観ました。
大麻も少量なら気分が良くなって精神が安定していいなんて言う人
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

なんだか祖父母を思い出してしまった。

祖父母も田舎で農業をやっていて、質素な暮らしだった。
2人とも真面目で正直でお人好し。他人に借りをつくるのが嫌いで、借りたものは必ず返すところもヨウティエと似て
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

今の仕事は天職じゃないな

この人はベストパートナーではないな

ってのわかるわ〜って思いつつ、でもこの主人公、頭は良いし、新しい仕事始めても割となんでも上手くできちゃうし、全然最悪じゃないのでは?
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〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

3.8

男女平等ランキングでトップにくる国に、昔の花嫁修行学校のようなところがあるのが不思議だった。
でも文字通り主婦になるための学校ではなくて、生活のための知恵を学ぶという考えに納得。

女性が多いけど、た
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サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(2019年製作の映画)

4.1

ただただ圧倒された😳
すごいパワー!
いつのまにか自分もラクシュミの『Sye Raa』に鼓舞されてたし、悲しいシーンというわけでもないところで感動で涙出そうになった。
これはサイラー!って叫びたくなる
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.6

邦題どうにかならんかったんか…

ストライキにもいえることだけど、要求のませるためには相手の困ることをやらないと意味がない。

これ観て「平和的じゃないのはどうかと思う」って言う人まあまあいそうだけど
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤監督作品のほうは観たことないので、違いはわかりませんが、こちらはカズオ・イシグロらしく古き良きイギリスが美しく描かれていました。

死期を悟ってから、何か新しいことを始めるなどして残りの人生を充実
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

セックスをしても満たされるわけではない。
結婚しても永遠ではない。

常にどこか孤独を感じている人たちが、他人と出会い、寄り添い、別れ、また誰かと出会う。

時代の移り変わりのように、身近な人たちも変
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.9

次々とセットが変わっていって舞台のようだけど、それをもっとテレビ用に二次元的に見せてるのがおもしろい。
レトロな感じの色合いや次々に変わる衣装など、いろいろとセンスを感じる。
話は淡々としている上に早
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.8

かっこいいシャールクを見るぞ!と意気込んで行ったものの、気づいたらディーピカーばっか見てたという…
いやだって、ディーピカーはいつも美しいしかっこいいしセクシーだけど、今回はすべてにさらに磨きがかかっ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

「男にとって普通のことですか?裏金を払うことって」
「まあ普通のことだ」

普通という言葉はけっこう怖い。
「普通だから」「当たり前だから」そう言われると、違和感を抱いてる人の中には「じゃあ私がおかし
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

20年くらい前、恋人が死ぬ映画やドラマが流行ってたけど、その同性版という印象。
美しい街並みでノスタルジックなところは『君の名前で僕を呼んで』と似てるし、あまり目新しさは感じなかった。
ラストシーンは
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

原作が夢中で読むほどおもしろかったので、映画になると聞いたとき、楽しみ半分不安半分でしたけど、削られた箇所は多いもののすっきりまとまってなかなかいい感じになってよかったです。

キャストが適材適所で、
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草原の河(2015年製作の映画)

3.9

皆んな頑固で、皆んなうそつき。

心の中では大事に思っているけれど、わだかまりがあって上手く接することができない。

どこにでもあるような家族間のちょっとした問題だけれど、チベットの広い草原の遊牧民だ
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.7

『君たちはどう生きるか』のスクリーンを通り過ぎて観てきました。
こんなIDEかJAIHOくらいでしか観れなそうな映画を地方映画館でやってくれるとは…!

可愛い笑顔のチャランとダンスがいっぱい見れたの
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.4

『友だちのうちはどこ?』で撮影した村が地震で被災したので、見に行ったときのことをドキュメンタリー風映画にしたもの。

このインタビューアー、日本でやったら非難轟轟なことをけっこうやってるけどまあそれは
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マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

4.4

シャー・ルク・カーンってこんな演技もするんだ⁉️😳な驚きの一本。
Amazonで1000円だったのを衝動買いした甲斐がありました!

ロマンスとアクションばかりに出る二枚目俳優ってイメージでしたが…流
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ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.8

『インド版アベンジャーズ』と言われてるけど、アベンジャーズを観たことがないので「アベンジャーズってこんな感じなのかな」と思いながら鑑賞。
アベンジャーズを知らない分、私にとっては普通におもしろいファン
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

4DXで鑑賞してきました。

今回が初4DXだったので、揺れと光とミストが気になって冒頭10分くらいはほぼ話聞いてなかったです💦
クライマックスもめちゃくちゃ揺れて、何が起きたのかよく理解できてなくて
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オスロ、8月31日(2011年製作の映画)

3.7

何にも属していないことの虚無感。
朝日が昇ると、お店のシャッターが開いて、電車やバスが走り出し、仕事に向かう人が通りを早足で歩いていく。
この前まで麻薬中毒者で仕事にも就いていなくて、自分だけ社会から
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

うーん…これは小説のほうがよかったというやつですね。

省略が多すぎてカイアの孤独さが際立ってなかったし、小説ではジャンピンがもっとジェントルマンでした。
この話では、父親や村の粗暴な男たちと、カイア
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.2

視聴2回目。
アマプラにきてたの知らなかった。

学生の頃、クラス対抗競技とか学園祭なんかで一生懸命だった人は共感できるストーリー。
受験失敗から自殺しようとして死にかけてる息子にする話ではないと思う
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

エイス・グレードもそうだったけど、これも「わかるわかる!」な話だった。

自分も友達少なかったので、その友達が新しい友達作って仲良くしてると、なんかモヤモヤしてなー。
周りの人は皆んな幸せそうで、私だ
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.7

バンバン!からの元ネタ鑑賞。

バンバン!に比べるとだいぶ時間も短く、あっさりしてる。
それでも、屋根の上の逃走や、カーチェイスはスリルがあり充分楽しめた。

ヒロインはこちらの描き方のほうが好き。
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ヤマドンガ(2007年製作の映画)

3.7

泥棒やってる男が、閻魔大王の悪口言ってたら、依頼主から報酬もらう前に刺されて死んでしまって地獄に召されるが、持ち前の口の巧さと死んだ祖父さんの力を借りて閻魔大王に成り代わろうとするとか、発想のぶっ飛び>>続きを読む

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.7

ラーム・チャラン若い!かっこいい!
しかし、ハルシャはちょっとクズっぽいところあるな。

話は輪廻転生もの。

過去のシーンは確かにバーフバリに似ている。
この監督さん、歴史とか神話とか入れるのが好き
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タゴール・ソングス(2019年製作の映画)

4.0

タゴール・ソングスを歌うベンガルの人々のドキュメンタリー。

イギリスの植民地支配が終わっても、権力者による支配構造は変わらない。
生きていくのにつらいとき、迷いが生じたとき、詩人タゴールの作った歌が
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

『RRR』やっと観ました。
「こんなに人気だったら円盤&配信は確実だから最悪観に行けなくてもいっかな〜」とか思ってましたが……すみません、これこそ映画館で観なければならない映画ですね💦

SNSで「な
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.5

独身最後に男友達だけでスペイン旅行に行く話。

どこにでもありそうな話ですが、観た後の満足度が半端ないです。
「インド人をスペインに行かせた」といわれる映画だけど、私も今めっちゃくちゃ行きたい!

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勇者は再び巡り会う(2015年製作の映画)

3.5

全体的に評価が低かったのでもっとつまらないかと思ったけど、けっこう笑えておもしろかったです(かといって、おすすめというわけでもないですが…)
ヤクザロマンスコメディ映画って感じかな(笑)
すごい昭和な
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

ちょうど先日『バンバン!』を観たばかりだったので、それに出演していたリティク・ローシャンの別作品を、チケット代を払えないサマイが映写室から観ていて映画を作りたいと思ったことに感慨深いものがありました。>>続きを読む

バンバン!(2014年製作の映画)

4.3

よくイメージされやすいインド映画(派手なアクションあり、ロマンスあり、歌・ダンスあり)を映画館で観たのこれが初めてかもしれない。
やっぱりインド映画って映画館で観なきゃですね。テンション爆上がりでした
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ハッピー・ニュー・イヤー(2014年製作の映画)

4.0

これ最初のほうで観るのダルくなってそのままになってたのを、思い切って全部観ました。
なんで放置してたんだ私!めっちゃおもろかったやないかーー!!!

盗みをするために、やったことのないダンス大会に出る
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.8

猫画家、ルイス・ウェインの半生。

この映画を観るまで、ルイス・ウェインの名前すら知らなかったんだけど、『吾輩は猫である』に出てくる絵葉書の猫の絵を描いたのはウェインではないかということで、日本でもそ
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