高山すな子さんの映画レビュー・感想・評価

高山すな子

高山すな子

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.0

アクションシーンがかっこよかった!

弱いやつは喰われるから出世したい、という水木の前提が最初わからなかったので、「なんでお前が!?」みたいな気持ちで観てしまってついていくのが難しかった。
これはたぶ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

大八監督の仕事描写の切り取り方が好き。
今作は学校が舞台なので、部活とか教室のディティール、カーストごとの持ち物や仕草が細かくて面白かった
陽キャは350のミルクティー一気飲みせんわな〜っ
ある人と同
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.5

マルチバースというテーマ自体、「だから何?」と言われれば終わるので歩み寄りが必要な分野だと思う。
今作は話題になっていたのでマルチバース導入作みたいな役割を担っているのかなと思ったけど、うーん…あんま
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かぶりつき人生(1968年製作の映画)

2.5

「行くな言うたかて行ってしまうやろな
あんた生き物そのものやしなあ」

もっと見づらいのを覚悟してたけど、かなり見やすかった!
冒頭すぐに、ざっくばらんな母とリアリストな娘というキャラクターが掴めて感
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

鈴木亮平のこともっと好きになった
改めてシティーハンターというコンテンツの偉大を感じる。
マンガでもアニメでも宝塚でも実写でも、お決まりの型とキャラクターに安定感があってすごいな〜
Get Wildで
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.5

イルミネーションが鳥の視点で描く作品、楽しみにしてました!
お話的にも画的にも観たいものが観れたという印象。

後悔の感情を見たくて物語を見ている節があるので、作中、その心のやわらかい部分もあって良か
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

綾野剛の修羅
演技が爛々としてて良かった

岡田准一のあわあわ、飲酒検問の「んー?(圧)」、暴力シーンでのクラシックなど、所々ギャグの入れ方が上品で好き。音楽とかコワさで笑かしてくる感じ
爆発、流血、
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

1.5

恋愛なんかハタから見てるとグロいしイタイし見てられんわなーってなった
登場人物の内面がよく見えないまま情事だけが進むので、キザなセリフまわしとセレブな家が上滑りしてる印象
あくまで覗き見してるだけ、み
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ある男(2022年製作の映画)

3.0

管理管理の人間社会ってもうとっくに限界なんだろーなーとか思う
前科がどうとか親がどうとか、そういう「いま」「目の前」じゃない部分が自分の足を引っ張ってくる。
森の動物のように、水槽の魚のように、もっと
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

私じゃサクラじゃ入りたくないが入るぞ!

主題がおもしろくて、『うる星やつら』じゃなくても十分面白そうだなと思ったけど、後半ラムとあたるの関係が活きてきてすごく良かった。
リスペクトを感じた。

とに
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

誰かと生きようとすると弱くなる。
なんでもやるファーンがカッコよくて、寂しくて、切なくなった。
灯りやぬくもり、安心はなくて、側から見てるとずっと限界な感じが漂うが、彼女にとってはそれしか生き方がない
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

ちょっと体調悪いくらいで観るのがちょうどいい気がする。
ストーリーを理解しようとするとダメなのかな〜

ホラー苦手だけど、アリアスター監督はホラーの「くるぞくるぞ〜」感の面白さにこだわってる感じしてて
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探検隊の栄光(2015年製作の映画)

3.5

なんも考えずダラダラ観れる。
正月の午後とかに観たい感じ
まくしたてる藤原竜也の妙がある
笑って泣いてダッダーンだよ!!

犬王(2021年製作の映画)

4.5

湯浅監督、アニメーションを楽しんでて大好き!
ダンスとか盲者が感じてる世界とか、感覚的な描写が特に好き

「こいつらはただ知ってほしいんだ、自分が生きたことを」「おれたちはここにいるぞって」というのは
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.5

すごくきれいな構成
説明的でなく、少ない会話で魅せるつくり

お話を見慣れてる人は予想できる展開で、きてほしい展開から外れず見やすい。
良い映画を観たと思わせてくれる。

市子(2023年製作の映画)

4.0

宙ぶらりんなラストは、市子の強さも哀しみも不安定さも感じられて効果的。
彼女は何者だったのか?みたいな広告への答えはちゃんと描かれている。

魔性、悪魔、ならざるを得ない。
北くんがアブなくなっていく
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

二度と観ないけどずっと覚えてると思う。
画が綺麗なのに不気味
グロに耐性がないので急にグロテスクなシーンが映るとしんどかった。
ただ「なんじゃこの映像(笑)」みたいなシーンもあって、コメディも上手いん
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

イルミネーションって音楽とキャラの茶目っけで笑わせるのが上手よなーと感動
FLY!めちゃくちゃ楽しみ

映像の美しさだけに留まらない魅力!
とにかくアニメーションを楽しんでる動きと、マリオの世界観がマ
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斬、(2018年製作の映画)

3.0

もうやめましょうよ!命がもったいない!!だった、後半

「死ぬんですか」
「死にません」
蒼井優の腹パン、池松壮亮のオナニーシーンと構える真剣のメタファー、殺陣の動きや音が好き。

ほかげ(2023年製作の映画)

4.5

森山未來の「ッシャー!!」が面白すぎて、まじでまじで観てよかった

心を通わせた相手とずっと一緒に居れると限らず、ただ、ただ、究極を言うと人は一人なのだ。という姿勢。
終わり方もひたすらクール。
少年
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.0

カントリーもジャズも弾けるけど、お客が求めれば流行りの曲を弾く。
俺たちは花瓶。
テッテレテッテ、テッテ♪での強引なオチ付けが好き。

森田剛がめちゃめちゃ良い。
むくんだ顔といい身長といい不安定な声
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

地方のいち国民として「東京大変〜😲」みたいな見方をしていて、その他人事感も合わせて自分も作品の一部になってるような感覚だった。
日本人の優柔不断というか人任せというか後手後手というか…みたいな性質が、
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ほつれる(2023年製作の映画)

1.5

門脇麦のむにゃむにゃした喋り方で聞き取れない箇所複数…
理路整然と詰めてくる夫、木村父、ケンカシーンは好きだった。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

1.0

リアクションとか演出がくどくて恥ずかしくなっちゃった
「俺には○○しかないんです」みたいなのが嫌いなので、キャラクターが誰も響かずごめんとなった
後半の、こんなに頑張ってます!が強い

「ここで観客は
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

5.0

生まれる前からエンタメとしての人生が用意されているトゥルーマン。
作られたトラウマ、個人的な感動すら音楽とカット割りで演出されて、それを観て勝手に泣き抱き合う視聴者。
でも終われば「番組表取って。」
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.5

他のカップルに寛容な土壌って素晴らしい

親友の結婚相手への感情をああいう形で昇華するの粋でカッコいいなー
相手いる人を好きになること自体は悪としてない所が、不倫との対比で効いてた感じ

自分の道を歩
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.0

「娘のお迎えと研究どっちが大事なんだ!」
ピッコロ愛に溢れてる。見て良かった!

悟飯とピッコロのやりとりが面白くて、親子のような師弟のような絶妙な関係がいまだに続いていることを嬉しく思う。ラスト…😭
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

我慢して作ったことがある人に刺さると思う
作品じゃなくて放送が大事という業界もわかるし、良作を作りたい欲求もわかる。
ただ利権側にはわからない、みんなでモノを作るカタルシスは現場の特権で、チグハグでも
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Summer of 85(2020年製作の映画)

2.5

画がきれいで耽美
ダヴィドの母の気持ち悪さが初手からかっ飛ばしてて一番キャラ立ってた気がする

クラブハウスのカット割りと音楽効果が印象的
先の読める展開ではあったが、↑のダンスシーンがクライマックス
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渇水(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

生田斗真が家庭不和の子持ち的な役をやってくれるの待ってた!

水道局員でもなければ水道停められたこともない、ネグレクトも受けたことがない自分のような人は、この作品では部外者の悪としてしか描かれておらず
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

2.0

「事件」が想像できた上にしんどっ…という感じだったので展開的にダレる
ただそういう意味でも『梅切らぬバカ』というタイトルは秀逸だった
解決しないまま続いていく日常、「これでいいか」と言うしかない生活の
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