マンディ・ムーアの若き日の映画。
結末は人により様々であろうが、人生で自分を変えてくれた女性がいたというのは、やはり幸せなことだ。
ストーリーは、最後まで飽きさせないが、心温まる類ではない。画面は、時に小さな複数のウインドウに各所の映像をライブ中継のように映すなど、斬新なシーンがある。主演男優女優の演技は、さすがである。
誰しも、生まれた時代と境遇の中で、愛する人と出会い、共に生きられることを求めている。少しでも実現できれば、幸運。
忘れえぬ
line of a woman's hip
Can I love you?
真の恋愛を知る父親が愛する娘に語った話(the short versionは下記)が、実現するファンタジー。
Stay open.
Who knows?
Lightning could strike>>続きを読む
タイトルの由来は冒頭の語りのとおり。
Some people hear their own inner voices..
with great clearness...
and they live b>>続きを読む
自分が心の底で誰を愛しているかを感じ、その時に勇気を持って伝えることの大切さを教えてくれる。
人生において、人はどれほど孤独を感じるか、真の愛を知るのがどれほど困難か、いずれも成功とは無関係であることを教えてくれる。
他の人のレヴューにあった「チェーホフの箱庭世界」で、皆が片想い。共感するセリフも少なくなかったが、豊かな美しい邸宅でも、暗い世界。
「好き」にも色々ある(特に男は)。自分の本当の気持ちを認めること、勇気を持ってそれを伝えること、そして大きなリスクをとっても素晴らしい人生にする選択をすること、それぞれの難しさをコメディにした映画。
美しい映像(シーンごとのタイトル文字と挿絵?も)とクリアな英語とシンプルなストーリー(まだ婚約したばかりだったから)。
泣けてきて、考えさせられるが、やはり特殊な状況であり、身近ではない。
愛しい人への切ない気持ちが伝わってくるが、コメディで損なわれている点もある。
やはり、カペルディエム。
このレビューはネタバレを含みます
一番難しいのは、長年の思い込み(思考)から抜け出すこと。それができるのは、どうしようもない心の深い動き(感情)。結婚式の前に抜け出せたのは、幸運。
二人にとって、最初に出逢えたことが幸運、その後の折々の選択(選択できなかったことを含めて)は未熟さも含め事実、その結果としての遠回りと到達点は必然、その別れは、早かったのは不運だが、いずれ不可避。
高校時代の関係も思い深くはなく、40年(以上)ぶりの再会も深いものにはならず・・・
主人公が「君がいた夏」の君の期待を思い出したにしても、なぜ現状(社会人野球?)に至ることができたか不明。
目の前のことを追いかけていて、大事な感情を忘れていたと、後で気がついた。でも、取り返すことができた、という映画。