てついかさんの映画レビュー・感想・評価

てついか

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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.0

佐久間由衣は(演技力の問題ではなく)裏面の演技が全然合っていないため、無理があった。主人公の身勝手すぎる行動に少しも同情も共感もできず、それを虐待一本で理由付けしようとする姿勢も人としてどうかと思う。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

池井戸作品の平均点を行くようなTHE池井戸な映画。どうしても既視感を感じてしまうが、それを安定感と呼ぶこともできるため難しい。ただ本作の役者のクオリティはその中で最高点だろう。木南晴夏さんのカメレオン>>続きを読む

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

2.5

久保史緒里のアイドル映画としては優秀だが、ラノベっぽい話(原作はマンガだが)はアニメの方がマッチするなと思った。

恋は光(2022年製作の映画)

3.5

おそらく原作のおかげと思われるが脚本が(この手の作品にしては)よくできている。が、西野七瀬の演技力が今ひとつなため、作品の実力が発揮できていない。もっと演技重視のキャスティングであれば歴史に残る名作に>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

1.5

まず「洞窟で模擬裁判をする」という特殊設定は1ミリたりとも活かされない。前半3分の1と後半はまったく別の映画といっていいほどやっていることが異なっている。脚本も文法や文型がおかしいところがあり気になる>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

2.0

起承転結の起が長すぎるな〜と思いながら見ていたらほとんど起の内容を逸脱することなく終わってしまった。ところどころの小細工もほぼ不発であり、テンポも悪い。コピーやトレーラーも内容と乖離しすぎていてひどす>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.5

東出昌大はどう転んでもイケメンナイスガイの雰囲気を醸し出してしまうので、常識では考えられないような主人公の振る舞いと一致せず、違和感が出てしまった。残念だがもっと適役がいたように思われる。渡辺いっけい>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

4.0

森川葵がいい意味で浮いていて、中条あやみが悪い意味で浮いている。ストーリーは東野圭吾のなかでは当たりのほう。最後の森川葵のお辞儀の仕方がめちゃめちゃ好感だった(起立筋が効かないのであの角度になる)。

コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.0

三木聡に園子温を足して薄めてつげ義春風に味付けして不条理ギャグに仕上げ、少しサスペンス風にした感じである。もはや正統派ではない前田敦子が怪しげな役にハマっていてよい。この類の作品を通過して来なかった人>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

一度見終えて一応見返して見たが、やはり主要キャラクターの行動に必然性がなく、物語としてきれいとは言えない。(と思われる。私の読解力が足りなかったら申し訳ないが。)雰囲気はすばらしいので、雰囲気だけで満>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

いつものキュートなヒロインではない、限界アラサー社不女性の役に、新垣結衣の巨体がよく似合っている(稲垣吾郎が小さく見えないようにする工夫はすごい)。セリフが口語風文語な点と、モブの話す時間が長いのが気>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

2.5

杉咲花が天才すぎる故に、森永悠希をはじめとした助演陣がど下手に見えてしまうのが残念である。序盤から半分タネ明かしが語られているためミステリーとしては楽しめず、かと言ってドラマとしては底が浅くご都合主義>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

2.5

シム・ウンギョンはとても好きな役者だが、どう転んでも日本人には見えない。本田翼はかわいい。内容は陰謀論を真に受けて具現化したような感じ。

恋恋豆花(2018年製作の映画)

2.5

台湾の観光案内として、かつアイドル映画として見るにはちょうどいい。が、主人公の行動が(年齢特有のものとして表現してるのだろうが)不思議ちゃんすぎるときがありついて行けなくなる。快活さゼロの能年玲奈みた>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

役者それぞれの演技は大変すばらしいが、話の筋としては盛り上がりにかけるものがある(もともとそういう作品なのだろうが)。小籔さんの演技は程よくてうまい。

みぽりん(2019年製作の映画)

1.0

こういうハッタリ100%のモノを作る人間も出る人間も私は嫌いである。なぜFilmarksは1点未満をつけることができないのか、1.0でももったいない。時間を無駄にしたくない人は見ない方がいい。

RRR(2022年製作の映画)

4.2

インド版少年ジャンプ。友情、努力、勝利、ロマンス、裏切り、勧善懲悪すべてが詰まっている。ただ顔見知りが皆殺しにされたのに笑顔で踊っている人がいたのが気になった。

黄龍の村(2021年製作の映画)

2.0

ストーリー、脚本の粗末さと、「アクションよければいいっしょ」的な手抜き感に加え、肝心のアクションもこれだけ人数がいるとヘタな人も混じっちゃうよな、、、といった感じ。開き直りきれなかったチープはダサい。

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.0

内容としては特におもしろいものはないが、山田孝之の顔芸と京都の美しい街並みを見るにはいい。大学生特有の「伝統」の一言で説明される一種の催眠状態は、極端ではあるがある程度の共感をえられるかもしれない。ヘ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

2.0

ロリコン原作をいかに批判されないよう綺麗に仕上げるか熟考された結果、コミックLO如く過度に美化するに至った。鑑賞中に「あれ、これさすがに松坂桃李でもやってることキモすぎない?」と思ってしまったら負けで>>続きを読む

わたしの魔境(2022年製作の映画)

2.0

私自身も近藤里奈が出ていなかったらこの系統の映画は見なかったので、芸能に居座ろうとする元AKB系の活用方法としては、ハード系イメージビデオに出す以外のいい選択肢になるのだろう。

見たことがない資料写
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.0

まず第一に登場人物のボキャブラリーの不安定さが目立ち、本当に同一人物からでた発言かが怪しく感じられてしまう。ほか各所の演出の不自然さ(みた映画の感想を玄関で話す、など)がリズムよく繰り出され脚本の未熟>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.5

「結局真実はわからないけど、その中で結論を出すしかない」という趣旨の裁判映画で、確かに実際の裁判もそうなのだろうけど、エンタメとしてはもの足りなさを感じた。発音が聴き取りやすいので語学の勉強にはおすす>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

日本のゾンビゴーストはもはや全然怖くないし、それを安易に使用することは、怖いものを作ろうとする努力の不足、思考停止にほかならない。ストーリーも5分で考えたような内容で、この作品に対する注力の程度がうか>>続きを読む

パレード(2010年製作の映画)

2.5

原作再現に注力した結果、映画としては理解が難しい仕上がりになってしまった。本作における行動の動機や葛藤は、映画の尺で表現するのは困難だったと思われる。演出面での拙劣さも目立つ。

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.5

ベタを忠実に踏んでいけば無名役者でもいい作品にできることがわかる。カメラを止めるなよりは見やすくなった分サプライズ性が減ったためあまり心には残らなかった。家族と見るにはちょうど良さそう。音楽はかっこい>>続きを読む

愛を語れば変態ですか(2015年製作の映画)

2.0

芸人コントと俳優コントが映画のベースでいい具合にマッチしている。序盤のキンコメ今野の「本当にヤバい奴」ぷりは流石である。ところどころ小笑いはあるが全体をを通しては特におもしろくはない。

愚行録(2017年製作の映画)

3.5

小説の叙述トリックを別アプローチで解釈しているそう。映画としてのまとめ方は矛盾なくとてもきれい。満島ひかりはサイコが上手いが、もっと下手で弱々しい人の方が似合ったかも。

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

モザイクのないMUTEKI。それ以上でも以下でもない。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

ストーリー性は前作にも増して乏しく、主演のアクションのみを楽しむにはくどい気がする。仮に3作目があっても劇場では見なくていいかな、と思うほどには飽きたかもしれない。

ロマンス(2015年製作の映画)

2.5

万引き犯を追いかけながらニヤついてしまう大島優子の表情にこの映画の本気度が表れていると思われる。大倉孝二さんが悪い意味で気持ち悪い(原作が女性だからこのような救いや可愛げのない気持ち悪さになるのだろう>>続きを読む

少年メリケンサック(2008年製作の映画)

3.0

話の中身としてはほとんどないが、宮﨑あおいのアイドル映画としてはよくできており、満足度は高い。クドカンはアイドル映画と相性がいいはずなのでもっとやってほしい。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.5

オールドファッション咥え蒼井優になりたい人生だった。ピエール瀧さんがヤクザ以外もハマることに驚き。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

1.0

話題性だけで中身のない原作を映画化しヒットさせるよう命じられた名プロデューサーが必死に若手注目俳優を集めた結果、誰も高校生に見えず、(監督選びには失敗したため)演技力を活かした演出も一切できなかった、>>続きを読む

不能犯(2018年製作の映画)

2.0

白石監督の下手ウマ中2病チープホラーを名だたる有名俳優陣が演じているというだけで面白い。ただそのチープさも振り切れておらず中途半端である。

罪の声(2020年製作の映画)

2.0

星野源って演技ヘタなのでは?と強く思わせる作品。感情を込めるべき場面でも一切込められていないし、演技にバリエーションがないのは笑ってしまう(どの役でも星野源は星野源で演じ分けがない……)。ストーリーも>>続きを読む

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