時々ドキュメンタリかと思うほど自然なシーンがあるが、全く浮かない。即興のお芝居と、そうでないシーンとのバランスがとても良かった。
阿川佐和子さんの素朴だけど品の良いお芝居も良かった。
前半幸せすぎて、>>続きを読む
2022年のこの日、わたしはデモに参加していた。たまたま仕事が休みで、だらだらしていると、うっかりテレビ中継される映像が目に入ってくるのがイヤで仕方なく、どうしても反対だという意思表明をしなければと思>>続きを読む
スリリングな会話(対話)で話が進む横山拓也さんの戯曲が原作。舞台版を観てないけど、映画版は(当たり前だけど)背景も映像化されるから、ガラッと雰囲気が変わってるんだろうな。
主人公の千夏の心情を丁寧に描>>続きを読む
酷評を見てたけど、そこまでヒドくはない。
三木聡も政治批評するんだ!という驚きはある。汚染水処理やコロナ政策で政府与党がやってることなんて、概ねこんなもんじゃないか。
いらない恋愛部分も、そういう陳腐>>続きを読む
恋愛前提でない人間関係の方が多いのに、パートナーがいないと周りが落ち着かない、という状況の息苦しさ。結婚や恋愛の呪縛に囚われている人々と、そこから解放されているはずの主人公の不自由。
恋愛感情を持たな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
大きな工場を中心に成り立っていたアメリカの地方の街がその工場の閉鎖とともに住所から消える。
そこで暮らしていた主人公のファーン。
夫を亡くし、家を失い、季節労働者としてバンで各地を移動しながら生活して>>続きを読む
開戦前夜から終戦までの経緯を、日本の軍部内の勢力争いを核に描いていく。
今から見れば、時代劇のよに思える時代だが、この映画が作られた頃はまだ、その記憶はこの国にははっきりあって、そのコンセンサスの下に>>続きを読む
時期をちょっと逃したかも…と思ったけど、そんなこと無かった。
結果から見るいまの政局。
そして現政権の異常さの分析。
ジャーナリズム、国民の役割は?
総裁選で騒がしい今、冷静になって次の選挙に備えるた>>続きを読む
前日のTV放送でまんまとハマった息子を連れて。
子どもがとにかくキャッキャとウケる。
やはりドタバタが楽しいらしい。
もふもふの動物が動いてるのはかわいいし。
親子連れで観るのに丁度いい。
絵本のイメージで、牧歌的なのを想像してたけど、結構ドタバタなのね。
ピーターが意外と邪悪。
「ビア」って、ビアトリクスのことか‼︎トーマスはスターウォーズの悪役のあの人ねーと、後から気づいた。エリート>>続きを読む
ヒリヒリするような、とてもプライベートな家庭の映像。
でも母、兄、妹それぞれの居心地良さが伝わって来て、この家が安心の場所なのだなとわかる。
ちづるちゃんが愛おしく、お母さんがとても大きく広く、お兄ち>>続きを読む
10代に見える成人女性の俳優を募り、SNSに投稿し、どんな人たちがアクセスしてくるのかの実験。未成年に対するネットの性暴力の告発のドキュメント。
オーディションの段階で、応募してきた女性の8割が、未成>>続きを読む
中国の文化大革命時の政策で、農村に働きに行かされた中学生「下放青年」たちの間に生まれ、その存在を事実上ないことにされていた少女。
国の政策で、そんな非人道的なことがまかり通っていたこと、その失策のツケ>>続きを読む
社会問題をこれでもかと言うほど散りばめた作品だった。
主人公がまず、前科者というマイノリティで、出所後は持病のため定職に就けず生活保護を受け、児童虐待、差別、更生について問題を抱え、ご近所さんに外国人>>続きを読む
チューバッカとの出会いとか、幼なじみの恋人とか、まだボロじゃないミレニアムファルコンとか、なんだかニコニコしながら見てしまう。「ローグワン」くらいの悲劇も覚悟してたけど、割と落ち込み過ぎずに終わってホ>>続きを読む
ジャニーズのバリバリのアイドルのコが、BLを演る時代になったのかー。と感慨深い。
結構ディープで驚いた。
吉野朔実が大好きだった。
骨を拾うような気持ちで観劇。
丁寧に感情や関係や出来事を描いた映像になっていた。
こんなにエモーショナルな話だったかしらと思いつつ、主人公の養父母のシーンにどんどん泣けてしま>>続きを読む
映像には、等しく国民が悲しんでいる様子が映っていて、しかも下層の人ほど悲しそうに見えた。プロパガンダとしての映像なのだとしても、その映らなかった人々の知識に乏しい自分が情けない。
「粛清裁判」「アウス>>続きを読む
観ていてすごく既視感があると思ったら、黒澤明の「乱」だよね。原田美枝子も出てるし。
当時は老け役で演じたリアを、実際の老境で演じるのはどんな気分なのだろう。しかも仲代達矢本人を彷彿とさせる、役者という>>続きを読む
海外にいる人の方が、日本の歴史や失敗を冷静に分析し、受け止め、世界に明確に発信できている気がする。
日本の中でこの熱量で発信しても、メディアが扱わなかったり、同調圧力に潰されてしまうのではないだろか。
MtoFのトランスジェンダーの不幸を集めればこんな感じ。という気がした。
不幸にしている原因は、彼女の内側ではなく、全て外側にある。それが観ている人に伝わるといいな、と思う。
イチカ役の子が思春期の複>>続きを読む
CGアニメにする必要性に疑問を感じないわけではないが、段々見慣れてくるもので、まあいいかくらいな心境で観劇。眼の表情が変わっちゃうのはアニメだと気にならないのに、CGだと違和感があると気付いた。背景を>>続きを読む
赤木さんの母ちゃんが可愛らしい。
岩松了さん、歌うとこだけ吹き替えになってたけど、本人の声もいい声なのにな。
酒癖の悪かった父ちゃんとの思い出のぎこちなさに、家族愛というより、社会性とか何か別なモノに>>続きを読む
先日読んだ本に、若い人はこの作品で描かれる、アンビバレントな寅さんの心情を理解できないみたいなことが書いてあり、そーいや第一作って観たこと無かったと視聴。
大卒者と、学歴のないテキヤの寅さんや職工のヒ>>続きを読む
オンライン上映会で視聴。
アリさんマークの引越社で働く西村さん(仮名)の、会社を相手に労働争議を闘うドキュメンタリ。
去年自分も経営者を相手に労働審判をやったので、いろんなところで腹が立ち、いろんなと>>続きを読む
日本初のオペレッタらし。
気軽で楽しい映画だった。
志村喬さんの歌が上手くて、吹き替えかと思ったが、音楽なしで口ずさむシーンも同じ声。あんまり歌うイメージ無かったので意外。
貫禄あるお父さんの役だった>>続きを読む
ベトナム本国での上演が、わずか4日で打ち切りになったと話題になってたので、気になっていた。(主演の俳優の母親へのバッシングや、政府から再編集の要請があったことに応えての、監督自らの決断だという。)
画>>続きを読む
ある程度のストーリー性はあるけど、女性の人生に「よくあること」をかき集めて描かれる原作に比べると、ドラマチックな作りなだけ、特殊な一例としての物語と捉える人が多いのじゃないかと心配になった。
夫婦愛や>>続きを読む
やー出てくる出てくる。
叩いてホコリしか出てこない。
最大会派のドンがまず辞職して、議長、その他の議員と連鎖的にどんどん不正が出てくる。
結局ジミントーの議員て、みんなやってんじゃないのかと思ってしま>>続きを読む
一言で言って、クレイジーだった。
戦争で人生を狂わされた人々。本来日本人全てがそうだったろうに、日々の生活に追われて多くの人がその被害を飲み込んだ。飲み下せなかった一人がこの奥崎謙三氏で、追究された元>>続きを読む
アップリンクの定額見放題で。
地下深くに作られた使用済み核燃料の保管施設。10万年後に安全域に到達するが、その10万年後が人間の世界かどうかもわからない。でも多分大丈夫でしょと言う人々と、そもそも倫理>>続きを読む
ドキュメンタリ性にこだわった演出で、ほとんどアドリブなんだろなというのがわかる。
役者の身体の落ち着かなさに驚いた。セリフが決まっていないというのは、これ程空気を不安定にするのか。セリフがあってこそ、>>続きを読む