泣いた…。物語の運び方、見せ方がめちゃくちゃ上手い。切なさが徐々に込み上げ、胸を締めつけていく演出に大きな拍手を。
ビル・ナイの堅物だけどチャーミングさが垣間見える演技が素晴らしかった。
"生きる>>続きを読む
想像以上に丁寧に作られているラブストーリー。アン・ハサウェイはすでに日本でも有名だけど、この作品を機にニコラス・ガリツィンの知名度が爆上がりしてほしい。
「赤と白とロイヤルブルー」とはまた違った胸キ>>続きを読む
不器用すぎる主人公が包容力ある大人の男性に惹かれていく様子が、最大限に削ぎ落とされたセリフと間で表現されている。
不器用すぎるというか、なかなかにひねくれ者すぎる主人公に少しイライラするも、心が段々>>続きを読む
誰もが孤独を抱えて生きる中、その孤独とどう向き合っていくか?主人公のアダムと同じように直視しないことを選んでいる自分が、直視せざるを得ないときが来ると想像すると怖い。そばで「大丈夫」と言ってくれる人が>>続きを読む
こんなに胸が締めつけられる作品だとは思っていなかった。父親に従順だったがゆえ、"自分が主導する"人生を送れなかった兄弟のこと考えると、今でも心臓のあたりがギューッと掴まれたようになる。
ザック・エフ>>続きを読む
B級と言われればB級なのだが、"戦争"ってこうやって突然巻き込まれて、リーダー格の過激派みたいな人が出てきて、思想が似た人にそれぞれ分かれて、理解し合えないと殺し合いをせざる得なくなる…ってことを思い>>続きを読む
超・超・超肉弾戦のフルコースで、アドレナリン出まくる!こういう作品こそ、映画館で観たら好き度がもっと高まる気がする。
ジェイク・ギレンホールがどれだけ鍛えたらこんなになるの?ってくらい役に説得力を持>>続きを読む
好感度が高いラブストーリー。クセがある男女だけど、嫌味がなく一生見てられるくらい爽やか。数字を意識したセリフ・演出にニヤリとした。
ヘイリー・ルー・リチャードソンは「ホワイト・ロータス」でツイてなか>>続きを読む
既婚者同士が惹かれ合うラブストーリー…こんな映画見たことある…演出も平凡だな…と思って見ていたら、一捻りあったのでそこは評価。
会社休みの日に気楽に見たかったので、そんな日にはベストマッチ。
逃げ場のない密閉空間の宇宙船内に、蜘蛛のような謎の生命体が突然現れ…。ここから先、想像する展開の斜め上をいき、"愛"について考えさせられる不思議な映画だった。
「落下の解剖学」にも通ずる夫婦の物語、>>続きを読む
「何を信じるのか」「誰の言うことが正しいのか」鑑賞中ぐるぐると頭を巡る。弁護側が話せばそれが真実に思え、検察側が主張すればその人が犯人だと思えてくる。誰が良い人で誰が悪い人なんて常にグレーで、コロコロ>>続きを読む
悪役のオリジンストーリーということで、一筋縄ではいかない愛と正義が描かれているところが面白かった。
トム・ブライスの繊細さを持ちながらも狂気を孕む表情にひかれ、レイチェル・ゼグラーの掴みどころのない>>続きを読む
友情を描いた青春モノかと思いきやロマンス?いや、ロマンスかと思いきやサスペンス?そして最後は…こんな映画ってある?
バリー・コーガンって不穏だけど愛らしくもあるキャラクターを演じさせたらNo.1。周>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ドラッグ=ミア と捉えるならば、相当怖い映画。小学生の時に見た「シンナー吸ってラリった少年の映画」も怖かったけど、それを何百倍も洗練させて、人々の記憶にドラッグの怖さを植え付けるイメージ。
とてつも>>続きを読む
想像していた以上におバカ映画(笑) たまにはこういうのも楽しい。
個人的にはとにかくニコラス・ガリツィン。正統派2枚目なのに、自分がバカキャラなのをちゃんと理解して演じきっているの、愛おしすぎる。幅>>続きを読む
スターは本当に大変。過去のキャリアや恋愛について延々と追及される過酷さを想像すると、「もう勘弁してくれ!」と全ての感情をぶつけたくなるけど、それをやってしまえばジ・エンド。
精神疾患を抱える身として>>続きを読む
実は"今"見るべき作品だったんだ…と4作全て見終えて気づく。
戦争がどのように世間で扇動され、やがて戦いが起こり、大切な人を失い、憎み合い戦う虚しさを知る…。このストーリー展開こそ、2つの地域で戦争>>続きを読む
爪で相性を検査する、という不可思議な研究所を舞台にしたSFラブストーリー。
ジェシー・バックリーとリズ・アーメッドのやりとりがとても心地いい。リズ・アーメッドが"普通の"(いわゆるイスラム系のキャラ>>続きを読む
ある出来事を機に、離れ離れになる男性同士のラブストーリー。切なさを煽るラストシーンがとても好みだった。
2人を切り裂く出来事の描き方がやや不足している気がしたのと、BGMがちょっとトゥーマッチだった>>続きを読む
ミステリーを味わうというより、"湿地の娘"と蔑まされて生きた一人の女性の生き方を味わう物語。たまたま同じ日に見た『Fair Play/フェアプレー』に通じる部分が多く、男という性の身勝手さ、そして女に>>続きを読む
地獄をどんどんどんどん見せつけられて、体力7割くらい吸い取られた…。次から次へと"男性社会"の嫌な部分をまざまざと提示され、もうヘトヘト…。映画として面白いから笑っちゃったけど、笑えない現実をしっかり>>続きを読む
何気なーく見たらグサグサ刺さりまくり、ラストには泣いていた…。彼らの苦悩も含めて、全ての一瞬一瞬がキラキラしていた。3人が森の奥でやるセッションシーンとか、意味ないけどホント最高。一人一人の何気ない表>>続きを読む
脳汁がどんどん溢れてくるようなアクションシーン満載で楽しい!ブラッド・ピットの、のらりくらりとしたキャラクター像も魅力的。特にレモン&タンジェリンの"兄弟"にグッと心掴まれた。
日本でロケ出来なかっ>>続きを読む
騙し騙され、騙されてないとおもったらまた騙し騙され…みたいな映画。途中で止められなかったので最後まで面白く見たけど…オスカー女優のジュリアン・ムーアは何でこれに出たのだろう…と一瞬思ってしまった(笑)>>続きを読む
年間ベスト作品候補。若くして母親になりジレンマを抱えるフローラと、盗みがやめられない厄介な息子・マックス。形がない音楽を通して2人が通じ合う様子に、ジワっと温かい気持ちに。
ジョン・カーニー監督は音>>続きを読む
バービー人形という題材を、ここまでエンタメ&社会性ある映画に昇華した監督に大きな拍手を送りたい。
「自分は自分でいい」という作品のメッセージに背中を押され、シアターを出たときに見た景色が、少し変わっ>>続きを読む
ドレスは自身を煌びやかにするためのものではなく、着る人自身が気品を備えていないと意味がない…という考え方がステキ。
ミセス・ハリスの「前進あるのみ」な姿勢に勇気をもらえる。遅刻しちゃうのはちょっとイ>>続きを読む
「最高」の一言に尽きる。テンポよし。大統領の息子と英国皇子を演じた2人がそれぞれの苦悩を好演。周りにいる支えてくれる人たちのカミングアウト後の対応が理想的すぎて、ずっと観ていたい。
もちろん現実はこ>>続きを読む
不思議な感覚に惹きつけられた2時間。ホラー、スリラーという言葉に収められない。言語化するのが難しい…。
個人的な解釈として、"人の痛みがわかる人間"と"人の痛みがわからない人間"。その2人と姉妹の交>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
言葉にするのがとても難しい。個人的には、世界は常に絶妙なバランスで成り立っていて、そのバランスをどう保っていくのかという問い、宮崎駿監督の"平和への思い"を感じた。10年後、20年後に果たして世界はど>>続きを読む
ミーガン、可愛くて賢くて憎めない。しかし、とんでもない悪役。描写もなかなか過激で、なぜかスカッとした。始まり方もちょっと変わっていてユニーク。
子育てはAIロボットが担うことができるのか?人間の役割>>続きを読む
今、実写化する意味とは?を考えると、どれだけリアル・アリエルを魅力的に描けるか、がポイントだと思う。その点においていえば、歌唱力抜群、そしてアリエルのチャーミングさも表現していたハリーベイリーは合格点>>続きを読む
正直、難解。結末も理解が追いつかず。他の方の解説を読んで「あっ、そういう映画だったのね」とわかった途端、もう一度観たい衝動に駆られた。セリフの連続と考えさせる余白だらけ、でも飽きないのは、監督の演出力>>続きを読む
「他者と話すことの加害性」をテーマにした作品。自分も繊細なタイプなので「あの人との会話で傷ついた」記憶はあるけど、「自分との対話で相手を傷つかせた」記憶がないのは何故だろう…?コミュニケーションにおけ>>続きを読む
多幸感に溢れている作品。設定が良いだけに、キャラクター造形をもう少し深く描き(登場人物多くて抱えている問題が上辺的)、テーマが散漫としていなければ号泣案件だった気もする。惜しいけど、充分ハッピーになれ>>続きを読む
これ、映画館で上映されないのイカれてる…。制作費ガンガン使ってるド派手なシーンの連続が爽快!アナ・デ・アルマスの華麗な銃アクションを大画面で見たかった。
クリス・エヴァンスのヘタレ農家ぶりも、これま>>続きを読む