イキさんの映画レビュー・感想・評価

イキ

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蛇の道(1998年製作の映画)

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YouTube配信ありがとう、、、
監禁以前になかなかシュールで突っ走っているように思う(水攻め→香川照之がマラソンみたいに走ってくるところは笑える)
溶接・床に這って食べる・拳銃を使う、その3人が同
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.6

カウリスマキはわたしたちの味方だ…ありがとう、ってずっと思っていた…人がひとり、画面の真ん中にきてもいいショットになるのがすごい
犬が、いい…トイレに匿われている後の、「アラビア語覚えた」のところが笑
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.8

バンドがコンテナハウスにきて、4人並んで音楽聴くところにグッとくる
命令しても全然きかない犬、それでもデートのときにはおりこうに、外に出て行く
電車の中でお寿司を食べるところ、そのあと暴漢を追いかける
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

4.2

ゾウのところやばい🐘🐘🐘
ラストのパーティが不気味でいやだった

マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.8

アケルマンかな…と思って観はじめたらプールのシーンでビビった
セックスが無意味な運動として撮られていてよかった

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.8

ようやく…!
白黒の風景に着色していく詩の作業
子どもたちの動きに小津を感じながら(地上に着いて「酔っ払いだ!」と言うところとか…)うれしくなる

異人たち(2023年製作の映画)

3.8

複製され、激しい光りによって不器用に切断された身体を、紙切れやレコード、何より手作業で修復する途方もない作業

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

細かいシンバルの連打が鹿の囁きのように木と木の間から差し込む光りの速さで、運動する
だるまさんがころんだ、の静止したポーズ、ラストの取っ組み合いで肉体は個人から解放された物体で、霧の中をうごめく身体は
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バーバー吉野(2003年製作の映画)

3.6

タオルを干すところのもたいまさこの謎の動き、ケケおじさんの挙動、そのふたりが橋の上で出会すところがピークで、運動がぶつかり合う

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

スーツケースの中のキノコ、プールで泳ぐ小林聡美、ヨガ…ゆっくり流れる時間に反して過激な身体運動映画だ
おまじない、とか言っているが「コピ・ルアク」はジャコウネコのコーヒーらしく、ドカ笑い

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

岸本加世子すごすぎる…説明的に語られない二人の親密さに(愛?)グッとくる、暴力もなんだか美しく見えてくる、ケーキのくだりが最高

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.2

たけしが焼き鳥持って走ってくる(夢?)ところ好き

赫い髪の女(1979年製作の映画)

3.8

いちいち画がカッコいい…海辺の町で、雨が降ったら働けない、のあたりはすごく中上っぽさがある、インスタントラーメンに卵いれたらインスタントっぽさがなくなる、とかすごく切実なセリフもときどきあってグッとく>>続きを読む

ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.5

子供の頃観たけどこんなんだったかな…となったけど、やっぱりオードリー・ヘップバーンは最高だし、吹替もこれはこれでよかった、懐かしい気持ちになった
アン(アーニャ)がバイクで暴れるところ、ハチャメチャに
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.2

シゲちゃんの郵便局のシーンこわすぎる…
ところどころに不穏さのあるシーンが挟まるので、油断できない(橋のところとか)
愛のないキス、坊主になった広海、佐藤浩市出てくるたびにおもしろい

ラブホテル(1985年製作の映画)

4.6

おもしろかった・・・
佐藤浩市カッコいい
港のとこやばい
(スクリーンでも観た、ラストシーンの花吹雪と子供の過剰さは、スクリーンでみるとヤバさが増す)

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.6

リアルタイムで見てたら、大変なことになってたかもしれない…ずっと幸福な映画だった、そんな経験してないはずなのに、あったあった、と懐かしくなってしまう…「風来坊」歌うとこがよすぎる…ギャルの先輩の漫画喫>>続きを読む

団地妻 昼下りの情事(1971年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

油断してるとときどき奇抜な色が入り込んでくるからすごい(セックスの背景にあんなケバケバしい色がくると、おもしろい)取っ組み合いで陽子が死ぬシーンはジャンヌディエルマンを思い出す、ラストは圧巻

ピナ・バウシュ 夢の教室(2010年製作の映画)

4.0

やりたいことは全部、ピナがとっくにやっている…ウワーー

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.6

『君たち』とはちがう方法の増殖映画、たんなる塗りつぶしを見立てることによる物語で、鶏をおいかける滑稽さ(奇しくも鳥映画だ・・・)遠くから見た人が塗りつぶしに軽い線を加えただけのもので、この感じは完全に>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

泣き笑いでつらい、セリフが面白い(ノーベル賞とれない、とか)、ベタをきちんとやるので、いい
動かなすぎて、いいショットがたくさんあるが、それは写真でもできるとおもう

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

やりすぎと思うところもあるけど、所々にヘンなユーモア、抜け感があってかわいい(一緒に首をかしげる、密会を覗いているときに犬に手を舐められる…)音楽は海からうまれたのかもしれない魚。雨は、不自然なくらい>>続きを読む

東京画(1985年製作の映画)

4.5

何度も転ぶ子供、ゴルフのスウィング、出続けるパチンコ玉、タケノコ族の意味ないダンス、無意味さの反復とリズム、その愛嬌と〈無〉が、低いリード楽器の音に響いていてカッコいい

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

動きまくりでよかった。冒頭、しつこいくらいにまくってくるせりふ量にはビビるし、古いアメリカのCMっぽいうさんくささもいい。アビーがずっと怒ってるみたいな顔でよかった。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.8

絵描きのお姉さんが、原節子に見えてきたので、よかった。マンダラがところどころにあって、いい。「星を食べる」の機械魚が、楽しい。

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

4.6

パスタの食い方が汚くてサイコーだった、掃除をするのに床にはナイフや鍋が転がっていて、そこに洗剤液をぶちまけて拭き始める、だんだん加速する手つきと、そのあとのダンス。猫が逃がされている。火をつけて、コン>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

動物や、ましてや動物でないもの、どうぶつも、へんな音楽の楽譜の上では音符だ、音楽がよかった。アンニュイなダブルリードの響き。絵画的な空の色もへんだ。

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.5

「密室」の言語。暗号回線とあらわされるけれどもっとキノコのような、山の地底での会話だ。役になること演じることを獲得するのだそれも言語であり。あらかじめ決まったコードをたどっていくような、伝言ゲーム。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

犬が登場するので、よかった。カメラもたくさんあるので鉛筆というよりは油絵の具を塗り重ねたみたいな質感があってどんよりするし、雪はつらい。ものを食べる瞬間があまりない(犬は水をたくさん飲んでいる)液体で>>続きを読む

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