BlueMoonさんの映画レビュー・感想・評価

BlueMoon

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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.4

クマがもっとラリってるかと思ったけど、わりかし安定していてちゃんと襲ってくる感じでそれはそれでよし。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

様々な意見が今もあるが、ひとまず公開されてよかったとは思う。自分で観てみて、これがキャンセルされるべき映画だとは思わなかった。
人の人生を全て描くことは、映画に限らずどんなメディアでも不可能であって、
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

R-18な大人のファンタジーといった趣も感じる。割と楽しめた。
いかに高尚なものを目指そうが、人は目の前にあるものには弱い。

狂った一頁(1926年製作の映画)

3.0

無声映画はほとんど見たことがないのだけど、これには圧倒されたというか、なかなか衝撃だった。ホラーと分類するものではないと思うのだが、この映像表現はなかなかに不気味で、道を踏み外していく人の脆さやおどろ>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.1

世界は自分の見方次第で変わるということを教えてくれる名作。自分の手で生きる喜びを見つけた人の目と表情は、こうも変わるものなのか。映画というものの可能性を改めて感じた。

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

鈴木亮平のすごさに度肝を抜かれた。アニメを見ていたわけではないので言えたものではないが、完全に冴羽獠のイメージを纏っていた。
作品としても1本の映画としてまとまりよくできていて、色の強いキャラクターの
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

いくつもの並行世界を越えて描かれるのは、大切な人を愛する心。
語りは複雑で正直ちゃんと消化できていないのだけれど、マルチバースを通してこうした小さな愛が描かれるのは個人的には新しくてちょっとジンときた
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

マイケル・ジョーダンを口説き落としたナイキの顛末を映画化したお仕事ムービー。
絵的には割と地味な物語をここまでちゃんと映画に仕立てたのはすごいなと思う。ウェットな仕事の仕方は、働き方改革の今は受け入れ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

見てニッコリな怪獣映画。全編ネタに振ったかのような趣はいい感じ。
コングもゴジラも、どいつもこいつも妙に人間味があるのがなんとも言えない(呆れつつ一応褒めてる)。
思ったより頭空っぽすぎてもうちょっと
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

広大な世界観に圧倒される。
通常シアターで見てしまった前作の反省を踏まえIMAXで観て大正解だった。
これをビジュアルで観ることができるという点だけでかなりの価値がある。

かなり好みの作品ではあるの
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呪われの橋(2020年製作の映画)

2.3

呪われた橋で肝試しをした大学生たちが怪異に襲われていくホラー。
あまりハマらなかった。先が読めるというか、あるよねこれ、みたいなどこかで見た感というか。しっかりつくってはいるんだろうけど、予想の範疇だ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

アカデミー視覚効果賞ノミネートが話題になったけど、それ以上にメッセージ性の強さが印象に残った。まさにゴジラだ。演技の大げささを気にする向きもあるようだけど、個人的にはそれ以上にストーリーに没入していて>>続きを読む

愛の記念に(1983年製作の映画)

3.1

フランス映画らしい捉え所のなさ。男遊びに走る娘は明らかに何か危うい感じでオイオイと思うけど、兄と母、父もどうにかならんかという。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.4

アクションの迫力はもう少しあってもよかったけど、この手のガールズムービーでガチのアクション映画を作ったのはすごい。ストーリーは結構シンプルだけど、確かに色々なところからフェミニズム的観点からのメッセー>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.4

銀の龍の背に乗ってを聞くとジンとくる。
ドラマはちゃんと履修はしてないが、母が好きで名前はよく知っていた。

離島の医療に限らず、バックアップのない持続的とはとても言えない環境で、誰かが思いをもってな
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

何も前情報入れずに観た方がよいというSNS上での先達の教えに従って鑑賞。なるほど、これは劇場公開はできんわ。
とりあえず時間あるなって時にサクッと60分で意外性あるストーリーを楽しめると思うのでよいと
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.4

なんで映画館で観なかったんだー!と前作に引き続き後悔。某大阪のテーマパークの今は亡きアトラクションのごとく、物語の世界にぐいっと引き込まれる。アイデアに満ちた見たことのないつくりの画面の数々が本当にす>>続きを読む

今日もどこかで馬は生まれる(2019年製作の映画)

3.6

引退後の競走馬が置かれる現状に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。
中央競馬の売上だけで3兆円を超える巨大産業の中で、過剰な頭数が生産され、日の目を浴びるのはごくわずか。大半が消えていき、屠殺され肉になる馬
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

前作にあった良さがなくなってしまった気がした。なんだかもったいない…と終始感じながら観ていた気がする。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.9

台湾発バイオハザード映画。
そのスプラッターぶりが結構話題になっていてサブスク追加とともに観てみたけど、雑さはあまりなくしっかりつくっている印象で、すごい画面の映画だったのに見終わった後は妙に落ち着い
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

ミニシアターブームの象徴的作品として語られる映画。リストに入れて放置してたけどサブスクで配信終了してしまうということで先日駆け込み視聴。
なるほど「らしい」感じだな〜、とやや芸のない感想も抱いたが、単
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.4

初めてリアルタイムで見たガンダムがSEED DESTINYだった自分にとっては単なる完結編以上の意味をもつ作品。作品の出来云々とか批評的なものは正直どうでもよくて、本当に待ち望んでいたし楽しめた。よか>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

1980年代、韓国系アメリカ移民のある家族を描いたA24作品。
降りかかってくる現実は時に残酷で、描かれる家族の愛と幸せと織り交ぜて襲ってくるからもう感情グチャグチャになってしまう。ある意味リアリティ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

ローグワンのギャレス・エドワーズ監督作品ということでTwitterで激賞されていたので観に行ってみた。
ストーリーやコンセプトはどこかで観たことあるような要素も正直多く、結末も予想の範疇で、ある意味と
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.1

ちょっと失笑してしまうようなハリボテ感や歪さがなんともいえない雰囲気を醸し出してる。世の中こんな感じで前に進むともなく日々を送っている人もたくさんいるだろうし、どう受け取っていいのかドギマギしてしまう>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.2

嫌いじゃないんだけど、今までのMCUで一番距離を感じた作品だった。ドラマ観てないとなんか置いてかれてる感じは拭えないのかな……
興行収入も振るわないらしい。ストもあって映画界と観客の距離が開いた煽りを
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相撲道~サムライを継ぐ者たち~(2020年製作の映画)

3.0

見たことがないもの、知らなかったものが多く、なんとなく見る分には面白かった。
出演者の不祥事なりもあってアヤがついたようだけど……

アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

4.2

アメフトにある程度浸かった人なら聞いたことがあるであろう名選手、カート・ワーナーが夢を掴むまでを描いたシンデレラストーリーの王道スポーツ映画。単純に観てよかった。元気出る。
僕がアメフト見始めた時、彼
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

サイレントからトーキーに移り変わる過渡期の映画界で翻弄される人物たちを描いた作品。
チャゼルっぽさはかなり感じた。けどカオスがすぎるというか、その中から純度の高い何かを見せてくれるのがチャゼルだと思っ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.4

こういう古典的なアメリカホラー・スプラッターって妙に味わいがある。なんだかいいもの見たような気になってしまうのが不思議。

犬王(2021年製作の映画)

4.1

驚きのロックンロール平家物語。
これはすごい。オリジナリティ溢れる、今まで見たことない感じの映画だった

現代の僕らからするとクラシックなものも、当時の人にとっては革新的で新しいものだったはず。文化の
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

この道が続くのは続けと願ったから

『地球儀』のこの言葉が心に残る。
生か始まり終わる、繰り返されるこの営みは決して当たり前のことではなく、何かを託してきた人の想いあればこそ。

途中エヴァを観てたと
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スマイル(2022年製作の映画)

3.1

世界には不気味な笑い顔というのも存在する。さすがにこれは嫌だなあ。
主人公をつけ狙う不気味な何かの正体は…と進行していくわけだけど、やや予定調和というか、「おおっ」とはあまりならなかった。イットフォロ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

どういうふうに観たらいいのか、ちょっとわからなくなってしまった映画。
今泉監督らしい人間の描き方だと思うし、空気感はいい。
僕自身もフェミニストでありたいと思うけれど、ちひろさんが「マニック・ピクシー
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.1

ロック様ヒーロー映画デビュー。
五条悟とか白ひげとかみたいな最強キャラは似合うと思う。けどあまり記憶に残りそうな感じじゃなかった。もうちょっとキャラクター立ってないとなのかな……
新しい味方キャラと敵
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

ジョン・ウィックシリーズには美学がある。それがいい。
映画オタクを惹きつける派手なアクションとツッコミどころ満載の世界観の中に、こだわりと美しさを備えている。

アクションのクリエイティビティは前作ま
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