2024 48
映画館 10
【無関心が取り返しのつかない悲劇を生む】
不気味な音響が鳴り響き終始不愉快な気分にさせられた。アウシュビッツ収容所で悲劇が起こっているすぐ隣で、幸せに暮らす家>>続きを読む
2024 47
ささやかな 幸せこそが 生きる糧
哀愁漂う雰囲気、無表情、詩的で粋な台詞にユーモアのセンス、選曲の素晴らしさとカウリスマキ節炸裂の新作。労働者三部作に連なる物語。>>続きを読む
2024 46
野いちごに 呼び起こされる 我が人生
医学会での長年の功績から名誉博士号を授与される事となったイーサク教授は、義理の娘と共に会場へ向かう。途中若き頃の思い出>>続きを読む
2024 45
映画館 9
【北欧映画会のミヒャエル・ハネケが誕生】
オープニングから不穏な雰囲気と音楽でガンガン攻めてきて、文字通り胸騒ぎがする展開が続く。
旅先で意気投合したくらい>>続きを読む
2024 44
オリジナルの方がもちろん良いけど、 STRAIGHT CUTでも絶望感もグロさも長回しもカメラグルグルも健在。やっぱモニカ・ベルッチすごいわ。
2024 43
音楽と平行してテンポ良く盗みが展開していく様子が面白い。レナ・オリンの登場にはビックリ。ありがちな展開ではあるが、猫と遊びながらでも気軽に楽しめる良質なコメディだ。
2024 42
観客に おたまじゃくしが 突撃だ
マーフィーは回想する。ドラッグとセックスに溺れた元恋人エレクトラとの情熱の日々を。
内容はほぼセックス。だが決して嫌らしさ>>続きを読む
2024 41
ドラッグの売人オスカーは、警察に銃撃され死亡すると幽体離脱、東京の街を彷徨いながら自分の人生を回想する。
目チカチカのオープニングに麻薬中毒者の擬似体験かのような映像、独特のカ>>続きを読む
2024 40
終焉は 余力を残し 迎えたい
心臓に病を抱える夫と、認知症の妻。この老夫婦が終焉を迎える様子が二分割された画面で展開していく。もぬけの殻になっていくアパートの一室の>>続きを読む
2024 39
ルイス・ブニュエル監督、ジャンヌ・モロー主演の「小間使の日記」の方が断然面白かったが、偉そうで不機嫌な小間使という設定がレア・セドゥにピッタリでこちらもなかなか面白かった。
2024 38
束の間の 癒しを求む 人の性
年を重ねていくと仕事に子育てに両親の介護問題となかなか自分の時間がとれなくなるものだが、それらよりも不倫色の強いドラマ。相変わらず>>続きを読む
2024 37
正直何を見せられてるんだって感じで、自分には良さが分からなかった。でも中学生の時ってこんな気持ちだったのかなあと思ってみたり。
ただ、小梅と磯辺の演技が上手くて見入った。
2024 36
細部まで 妥協許さぬ 模倣犯
ホリー・ハンターさん目当てだったが、意外と重厚感のあるサスペンスで楽しめた。
ヘレンが追い詰められていく展開や、トイレでの首吊り>>続きを読む
2024 35
末端の 意見が届く 事はない
途中までは王道の音楽映画かなと思いきや、ラストで全て持っていかれた。演奏は素晴らしかったし、ピート・ポスルスウェイトの演説にはこの映>>続きを読む
2024 34
色情に 現を抜かす 色男
綺麗な音楽と映像と共に、ギリシャ神話を元に描かれるメロドラマ。
北アフリカに赴任した外交官の男は謎の美女と出会う。遊びのつもりが次第>>続きを読む
2024 33
映画館 8
オッペンハイマーがソ連のスパイ疑惑をかけられ尋問されているシーンから回想していき、時系列がバラバラで展開していく。伝記物でありながら、音と光を駆使した映像の迫力>>続きを読む
2024 32
幸福の 最中に響く ベルの音
独特のカメラワークと映像美、ピアノの音にうっとりする静かな作品。
いきなりの求婚に最初は何というキモい奴やと思ったが、シャンドライ>>続きを読む
2024 31
計画の 上書きをする お嬢さん
何となく結末は予想はできたし、若干無理やり感はあったものの、ストーリーが二転三転するため全く目が離せない。三部構成となっているのも面>>続きを読む
2024 30
サーカスが 思わぬ力 発揮する
「ベルリン・天使の詩」の続編。前作に引き続き詩的な台詞に白黒とカラーの使い分けが美しい。
ナスターシャ・キンスキーとデフォーの>>続きを読む
2024 29
人は皆 心の声で しゃべってる
白黒とカラーの使い分け、天から見た地上の景色が抜群に美しい。ほとんどのシーンは人々の心の声を読み取る演出。その台詞が詩的でとても面白>>続きを読む
2024 28
困ったら 神のご意志と 言えば良い
スペイン・ポルトガルの植民地支配、イエズス会の宣教師による布教活動の実情が描かれる。
信仰心のない自分からしたら神のご意志>>続きを読む
2024 27
セルビアの農村で暮らす少年ツァーネは、余命わずかと悟った祖父との約束を守るため、街へ花嫁探しに出かける。
陽気な音楽に可愛い動物たち、ヘンテコな登場人物に綺麗なヒロインに音楽隊>>続きを読む
2024 26
何事も 自分の意思で 動くべし
考察読むとメタファー効いてて難解かもしれないけど、演技は上手いし現実か妄想か分からない演出やちょいちょい挟む小ボケが最高に面白い。>>続きを読む
2024 25
映画館 6
【解剖によって暴かれる現代社会の課題】
事故か、自殺か、殺人か。そんな事はどうでもよくて、裁判によって次第に暴かれていく夫婦関係から現代社会の課題が見えてくる。>>続きを読む
2024 24
映画館 5
不安症の人の脳内をひたすら見せられているかのような三時間。やりたい事は分かるのだが残念ながら内容が面白いとは思えず、もう一度観たいとは思えない。
ミッドサマーや>>続きを読む
2024 23
長年の 夫婦の絆に 敵はなし
ソ連では声優の仕事で順風満帆だったが、移民としてやって来たイスラエルでは声優は需要はなく、次第に夫婦関係に綻びが出てくる。
妻>>続きを読む
2024 22
統一で 取り残された 東側
まずオープニングの演出がとてもオシャレ。舞台は旧東ドイツのライプツィヒ。美しい映像と音楽と共に、クリスティアン、マリオン、ブルーノの三人>>続きを読む
2024 21
救いなき 絶望的な 選択肢
選択とはなんぞや?
どっちの男を選ぶとかいう選択か?
そんな事を思いながら鑑賞していたがとんでもない。これほどまで絶望的でどちらも選>>続きを読む
2024 20
美少女が 華麗に施す 外科手術
エリオット・ペイジとパトリック・ウィルソンという実力派二人による演技合戦。特にエリオットのスイッチが入ってからの演技は素晴らしく>>続きを読む
2024 19
原付きを 移動に使う 神父様
原付を運転するラッセル・クロウがシュールだったし、あの巨体を支える原付も大変そうだった。
ストーリーはありきたりだが、悪魔祓い>>続きを読む
2024 18
汚れなき 信仰心が 悲劇生む
孤児院時代の恋人ヴォイキツァと一緒に暮らすためドイツから戻ったアリーナ。しかし彼女は宗教にドハマりしていた。
終始不穏な空気が漂い、>>続きを読む
2024 17
究極の 寂しがり屋の シグネさん
自分が注目されていないと気が済まない女性が次第に暴走していく姿を少々大袈裟に描く。
シグネまではいかなくても、自分が会話の中>>続きを読む
2024 16
身勝手で 他人任せの 張本人
中絶が禁止されていた独裁政権下のルーマニアで、ルームメイトの違法中絶を手助けする女子大生の一日を描く。チャウシェスク独裁政権について>>続きを読む
2024 15
家族より 絆の強い 疑似姉弟
アフリカからベルギーに移民としてやって来たトリとロキタが偽の姉弟として生きていく苦悩をドキュメンタリータッチで描く。
移民として無事>>続きを読む
2024 14
映画館 4
【見た目は大人、頭脳は子供。その名は…】
そんな女性が世界を旅するにつれ知性や理性を身に付け成長していく物語。ヘンテコなストーリーだがランティモスの世界観にマッ>>続きを読む
2024 13
戦地から 生還するも 即撃沈
パールの若き頃を描く前日譚。サイコパスの片鱗を見せるオープニングが完璧に決まってた。
ミア・ゴスから終始恐ろしさが滲み出て上手かったし>>続きを読む