chihiroさんの映画レビュー・感想・評価

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彼女の権利、彼らの決断(2018年製作の映画)

5.0

アメリカでの出来事だけれども、決して他人事ではないという気持ちで見ていた。
胎児も生きている、ひとりの人間だと考える人の気持ちは理解できる。実際にお腹の中で子どもを育て、出産を経験しているので実感もあ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

公開当初から観たいと思いながらも、上映時間が長いのがネックで寝かせ続けていた作品。最近続けざまに人に薦められたので、ようやく観賞した。
とにかくランチョーが魅力的で、映画全体のポジティブでバカバカしい
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

政府のスケープゴートにされ自殺した官僚の元部下で内閣調査室の杉原、情報のリーク先の新聞記者の吉岡の2つの視点から事件を描くわかりやすい構成になっている。
実在する政府組織をここまで悪く表現することがで
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グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

グレタ・トゥーンベリさんの情熱と苦悩が伝わってくる映画だった。
印象に残ったシーンは4つ。
1つめは冒頭、たったひとりで議会前で座り込む彼女に中年女性が話しかける。「学校へは行ったほうがいいと思う、で
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

5.0

見終わってみると、細かい部分はよくある設定の詰め合わせではあるんだけど、詰め合わせ方が絶妙であるのと、「人気シリーズ小説の続編同時出版の為に翻訳者を軟禁し、その中の誰かによって小説の一部が流出する」と>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

ずっと見たかったのが配信になっていたので観賞。
基本的にはあらすじや、トレイラーで見ていた内容と一致しているので、あまり驚きはなかった。
現状を知るために意義のある映画だと思う。

恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

4.5

多くの登場人物のいるオムニバスストーリーをバランスよく過不足無く展開していた。
ゲイリーの年若い継母が夫に説教するシーンは、笑うところなのかも知れないけど、彼女の魅力を感じて泣けた。
また、ロージーの
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

4.2

エンディングがすっきりしていてよかった。恋愛がうまくいかない展開も、登場人物が惨めすぎないので、心が傷まない。コメディ部分もやりすぎていないから、集中して見られる。。演出に統一感が無いかな、と思うとこ>>続きを読む

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

2.2

大好きな映画「フライト・プラン」みたいだったらいいな、と思って観たけど、やはりあれを見たときほどの感動は得られない。
それどころか、最後の方はこれまでと演出家替わった!?と思うほどのB級映画になってい
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

2.3

全てが予定調和なストーリーなので、意味安心して見られるけど、新鮮さは無いと言っていい。
子育てしたことなさそうなおじさんに物申すシーンと、子連れプレゼンで好印象を持たれるシーンは小気味よかった。

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

5.0

登場人物がみんな魅力的で、ドラマシリーズでも十分楽しめたと思う。
特に差別に敏感なラテン女子ルーシーと、姉を3人持つフェミニスト男子セスが最高だった。
若い子たちに観てほしい。この映画に感化された子た
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

たった30分の中に、アメリカで生活する黒人がさらされている危険が詰め込まれている。
デートした女の子の家から出た所で出会う白人警官とトラブルになり殺されてしまう朝を何度もループしてしまうタイムリープも
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

4.1

これは娯楽の為の映画ではない。ガザを知るための映画だ。
最初の方は非常に退屈。美容院で順番待ちをする人たちの意味のない雑談や、スタッフの電話に待たされる客、意気投合するでもケンカするでも無い客同士のや
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Motherland(原題)(2017年製作の映画)

4.3

アジアンドキュメンタリーズにて視聴。
フィリピンで最も忙しい産院に密着取材したドキュメンタリー。患者は貧困層が多く、ドラマや人の話から見聞きする限りの日本の周産期医療の現場からは想像もできないような光
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

5.0

RBGの最初の裁判にフォーカスを当てた伝記映画だが、当時のアメリカでどれだけ性差別が横行していたのか、というのがわかる。
ハーバードのロースクールの女子生徒に対する侮辱や、どれだけ大学で優秀な成績を修
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

2.7

ずっと恨みつづけてきた父親を簡単に許してしまったり、長年引きこもりだった息子がたった一度の声かけで部屋から出てきたり、全体的にチープなんだけど、ところどころにいいセリフやにくい演出があるので、観てよか>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.2

何年か前に見たことがあったけど再視聴。
演劇が原作かな、と思うようなストーリー展開やテンポだった。桜井と山崎の二人が入れ替わることによって、子汚いアパートが整頓された古くて狭いながらもていねいな暮らし
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.8

当時ニュースを見ていた人や、当事者たちの苛つきを疑似体験できる映画だと思う。
たとえば、ストーリーはシリアスだけれども、裁判中に被告人のうちの2人がふざけるシーンでは、映画の視聴者は思わず笑ってしまう
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.5

後半に行くにつれて重たさを増してくる。それまで持っていた記憶が、自分の心を守るために修整されたものだったと分かり、自分が性的虐待の被害者であると気がついていくにつれて、より傷ついていく主人公を見ている>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.1

コギャルブームの残り香の中で高校生活を送ったので、懐かしいような憧れるような気持ちを抱きながら鑑賞。
ストーリーや設定はかなり甘い部分が多いけど、当時の再現がどれだけできているか、その世代の人がどれだ
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.4

ランボーシリーズはほとんど見たこと無いけれど、一つの作品として楽しめた。R-15指定なのでストーリーでヘビーな部分もあるし、殺し方が結構グロい。
様々な罠を準備して迎え撃つシーンは痛快だった。
シリー
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.9

シリアスなストーリーだけど、アクションシーンはジャッキーテイストなので、何故か笑ってしまう。
でもアクション自体はたくさんちりばめられていたので、ジャッキーファンの人も楽しめると思う。
設定とか、スト
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

4.5

1を未視聴でも楽しめた。コメディなので、こうなるかな、と思った通りの展開になることが多いのがかえって楽しい。

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドンパチを期待して見ると拍子抜けする。わざとらしい演出や、「伏線ですよ」と言わんばかりの不自然な流れに途中かなり退屈した。これは失敗したな、と思って見ていたら最後の5分だけ、ユージュアル・サスペクツみ>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.2

緊迫した事件ものかと思って観てみたら、人間ドラマのオムニバスのような感じ。それらがヒントになって最大の事件を解決するストーリーのとても見やすい映画だった。
最後のおまけみたいなシーンは蛇足だけど。