HULさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

3.8

ドラゴンたちを安住の地へ送る、という話で言ってしまえば地味な題材。
凄腕のドラゴンハンターとの戦いは目まぐるしく攻守が入れ代わるが、メスのナイトフューリーとの恋愛騒動がストーリーの進行を止めているよう
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

映画が始まってすぐに主舞台で事件が始まり、テンポがいい。
本来、堅い回線で連絡が取れない、乗客に扮している航空保安官なるものがいるという事自体がなかなか面白かった。
主人公目線でストーリーを追っている
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警官の血(2022年製作の映画)

3.5

それなりに緊迫感もあって面白かった、原作小説の肝の部分を2時間にまとめているのはたいしたものだが、3世代に渡るストーリーの薄まり方は仕方ないか。
警察内部の互助会的システムで捜査費を捻出して正義を貫い
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なかなか凝った主人公設定で面白かった。
冒頭のシーンで、現金輸送車の一角だけを延々映して事件を描写するのもお洒落な感じ。
本筋が始まり、現金輸送会社に入ってきたミステリアスな男(=主人公)は、射撃など
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風の無法者(1967年製作の映画)

2.5

もう少し面白くなりそうなのにな、という作品。
無法者の主人公が、正義に目覚めているのかいないのか、終盤までどっちつかずでいるため、感情移入がしづらい。
過去に無法者であったことを隠しながら、思いきり正
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.2

タランティーノの監督作だから、きっとなにかあるにちがいないと見続けた感じ。
実際にはどうなのか知る由もないが、当時のLA裏社会事情はきっとこうなんだろうなと感じさせるだけのリアリティがある。
サミュエ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

序盤はなかなかとっつきづらい。人物相関図がないとわからないにも程がある。
フローレンスピューは、たしかにオッペンハイマーの人生的には大事な人だったんだろうが魅力はわからなかった。
中盤が過ぎるまで誰に
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

寄り過ぎってくらいの顔と、えげつないほどのヒキ画とで視覚を揺さぶられ、音響のスケール感に圧倒される。
序盤は「よそ者」と笑われていた主人公がどんどん砂の民に溶け込み、何をやっても「やはり救世主」と崇め
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.4

画がすばらしい。快感だらけの映像体験。もっと見ていたいと思う間に非常にテンポよく終わる。
ストーリーとしては「そんなアホな」というあらすじをキャラの掛け合いで押し切っているし、スーパーフライがあっさり
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

エクソシストなのにテンポよく見られる。
痩せる気はもうさらさらなさそうなラッセルクロウは、危機に際しても軽口をたたき、安心して見ていられる。
守りたくなる依頼人、というほどではないのが求心力の弱さか。
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ビッグゲーム 大統領と少年ハンター(2014年製作の映画)

3.5

主人公を背負うにしてはビジュアル含め頼りなさすぎる狩人の少年オスカリ。
そんな彼を、大統領役のサミュエルLジャクソンや、RRRの敵役が支えて映画を成立させているのがほほえましい。
大統領が、子供に目線
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.5

「手を出してはいけないやつに手を出してしまった」映画はやはり面白い。
ラストまで全然しゃべらない主人公がかっこよくてしびれる。
ナチ占領下で黄金をみつけてしまった一人暗殺部隊という、もうこの舞台作りが
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フットルース(1984年製作の映画)

3.8

時代の古さは感じるものの、セリフや掛け合いはキレがあって面白い。
みんなでダンスを踊るという、手堅いクライマックスに向かっている安心感はあるものの、保守的な大人たちが心をほだされている展開に過不足は感
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セミマゲドン(2018年製作の映画)

1.0

作り手が楽しむための映画。
で、エンドクレジット見てるとほんとに楽しそう。
ポールダンスの蹴りで窮地を脱出するシーンはさすがに笑いをこらえられなかった。
ヒロインの微妙な年増加減がエロい。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

ストーリーはほぼないといっていい。
3作かけて殺し屋組織から追われる身となったジョンウィックが生き残るため、かつての仲間にも狙われながら戦う。
この、主人公が常に追われていられる設定がこの映画の肝。ま
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バビロン(2021年製作の映画)

1.8

自分の命よりも映画に捧げる風だった人たちの群像劇、ということになるだろうか。
一癖も二癖もあるキャラで、あまりにもスタートして輝いていたがために長くはそうしていられない無常観。
ブラピと女性記者のやり
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

原作漫画を読んでいる身としては、とてもよく再現できてて面白かった。
この映画一作の尺ではとても完結しないことも前提としてわかってるのでフェアな見方ではなかったかもしれない。

一方で山﨑賢人は頑張って
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.8

もともと泣けるとの評判は聞いていたものだから多少のもたつきは許容してしまっていたかもしれないが、とてもいい映画だった。
主人公父子の無垢な愛情に、刑務所内の受刑者や鬼所長までもがほだされていく。同房の
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

法廷で真実を見極めるために、イージス艦衝突事故という厄介な案件にも首を突っ込み「職権を発動します」とする一裁判官の胆力は観ていて気持ちがいい。
政府に夫の死を隠されたと、決死の覚悟をもった田中みな実を
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

2.0

タランティーノが自分のフェチを知らしめるがために撮っただけの映画。
派手さはVol1に遠く及ばないし地味でキャッチーな画がほとんどなし。
チープさを狙って演出するとクール、というのがどうも個人的に好き
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彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)

2.0

記録。サザンの曲がたくさん。谷啓や伊武雅人がかわいい。

朝鮮戦争時に成り上がった戦争成金の宝物を載せ、ソウル→厚木の航路で台風に遭い、墜落したアメリカ人パイロット。
今際のきわに言い残した言葉を信じ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

冒頭から「いいキャラ感」満載の主人公2人。
すかした悪にみっともない姿をさらさせて笑いを取るパターンに何度楽しく笑わされたことか。
主人公の動機もわかりやすいし、アクションのアイディア、ちゃんと制限の
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

世界史の情勢がわかってないと特に前半のダイジェストは何をしているのかわけがわからなくなりそう。
フランス革命が一度ではうまくいかなかったことなどをつい最近まで知らなかった自分の立場からは特にそう思う。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昭和31年というのが魅力的な時代で、サラリーマンたちの大半が戦争帰り。主人公の水木も地獄を潜り抜けてきた男であり、頼もしい。彼なら多少の怪異に出くわしたところで怯えないし、出世しようと野心を持っている>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.4

ロドリゲスが「俺もインセプションとかテネットやりたい」と言い出した? ただし低予算で。

娘をさらわれてエモーショナルなのはマイノリティリポートを思い出す。
現時点ではいろいろ手垢まみれに見えるけど尺
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.2

低予算で地味ながらまあまあクスリと笑える佳作。
ところどころ、なぜ「○○すればタイムループから抜けられる」という理屈はわかりづらいが、上申していく流れなどサラリーマン社会を皮肉っていて面白い。
タイム
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

1.8

一言でいってしまえばしくじった殺し屋が依頼人に命を狙われて生き延びる話。
何人も殺してきた主人公が、自分が狙われることはないと高をくくっていた連中に鉄槌をくだしていくわけだが、さして応援できるような善
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.2

架空の都市が舞台なものでちょっと全体的に他人事に見えてしまうものの…… 主人公の言動のカルチャーギャップや、決めゼリフを言わされたり、でも頭は悪くない、というのがかわいい。と同時にシャザムなどでおなじ>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、雰囲気はあるのだが子供相手とはいえ無防備に撃たれるマッコール。
なにか意図があるのかと思いきや油断しただけだったw
怪我をしているのでストーリーの立ち上がりは遅い。街でみかじめをとるチンピラを映
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラまわりの描写については確かに悪くない。冒頭で特攻から逃げた主人公も面白くなりそうに思えた。
しかし戦後の焼け野原にたいして主役2人はこぎれいすぎて、都合のいいときだけ不幸ぶるのがノレない原因か。
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、AIが進化していくさまの報道コラージュで一気に心をつかまれ、続くシーンで妻との幸福な時間を過ごす主人公→じつはサイボーグ、じつは潜入捜査官だった、その身分が妻にバレてピンチ、おなかの子供もろとも>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

1.5

トラボルタの踊りは、曲とあわせて一見に値するとは思うけどそれのみ。
とりとめのない青年の日常が描かれるものの、感情移入しづらい主人公に見てるだけでイライラするその取り巻き。
ヒロインもこれといったトピ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

前作からすぐの話だと知っていたらちゃんと予習しといたのにな。
冒頭からアクションの連続、これはなかなか割り切っているというか面白かった。
今作のジョンウィックは基本的に、追われる立場で命乞いをするため
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.2

陽キャのハンソロがアウトロー気取りでそこそこうまいことやる映画。
こじんまりしたストーリーなので、特に前半は苦痛……
無軌道であまり共感できない主人公が、現状の悲惨さを観客と共有する前にもう脱出を始め
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

実話ベースで王道。
ゲーマーがプロのドライバーの世界に殴り込み、というだけなんだけどもテンポのいいセットアップとモチベの高い主人公で安定している。
そしてなにより、いまどきの一般人を代表する設定の主人
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

1.5

雰囲気を出そうとするだけのもったいぶったセリフと演出。
ユーモアも0。
終始貫かれる安っぽいご都合展開。

序盤、綾瀬はるかが乗り合わせた電車で、たまたま都合よく軍人に捕まる少年の時点でどうにもならな
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