ひまわりさんの映画レビュー・感想・評価

ひまわり

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ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

5.0

ゆらゆらとした気分で観て楽しんで。

80年代仮装パーティーでディアナたちが会場に乗り込んでくる場面でものすごく笑った。


(KQ02で鑑賞)

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

5.0

To know who you are, do you need others?
悲しいね、ってなる瞬間がたくさんだけれど、その積み重ねがやがて晴れやかな強さを作り上げていく感じがよかった。

(KQ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

こころの芯が固まっていく物語、だったのかな。
眞人の選択。僕たちは戦火の続く世界で生きていくしかないんだと思う。


観終わったあと、ふとポール・オースターの世界を思い出した。なんだか共通点があるよう
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

5.0

羨望、些事、焦燥、諦念。

物語は静かに進んでいくけれど、いつか大きくパチンと弾けてしまうのでは、という不穏。
作品をつくりあげていく行為と過程が孕む危うさも重なり合って、少しハラハラしながら、それで
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

ジャズに惹かれたからなのか、いろんなことで萎れていて何か寄りかかるものがほしかったからなのか、どっちだったか忘れてしまうような、どっちだったかもうどうでもよくなるような。ただただ、沁み沁みと魅入って、>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

5.0

生きてる、生きてく、ってこういうことなんだね。
清濁合わせ呑むのは黒色で、吸い込むように交わす言葉は煙のように果てていく。
それでも、生きてく、生きてる。
そういうもんだなって腑に落ちると、この世界、
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キスト(1996年製作の映画)

5.0

わたしの感じているものとあなたの感じているものの、その絶対的な相違。どうしたら埋まるんだろうか。なんてことを考えながら観た。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

色に惹かれて手に取って色ばかりが頭に残った。
それでいいよね、って思う。

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

5.0

いくつかの思想と、いくつかの実践。そしてその背景と。
はむかわずにじっと見入るほうがいい。

開発途上の街並みとか、喫茶店とか、憧れだしたのはこの映画のせいでもある。

いぬ(1963年製作の映画)

5.0

静謐ただよう銃撃戦。すてきだった。
さむい日の深夜に部屋を真っ暗にしたまま毛布にくるまって観た。
いちばんいい観方だったと思う。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

心を通わせるということ。

V先生がルビーに「歌うということ」への思いを問うた時、
ルビーは、言葉、そして思いを絞り出すように、手話を使い始める。
手話なんてわからないはずのV先生は、ルビーの絞り出し
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

5.0

傷つき方にもいろんな形があるんだな、って。

ベットに横たわるトーベを突然襲う強風。
彼女にはこの風が必要だったんだね。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

5.0

生きて、死んでゆく。
それに意味をつけるためにいろんなこと考えていろんな事してみて、いろんな景色、たとえば「大切な人」とか、を目にするんだろう。
けれどね、死にゆく時にやっとわかることは、いろんなこと
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

5.0

小さい頃から憧れてた国が憧れとおりの音とファッションで描かれてると期待して手に取ったんだけれど、そこで観た世界は、憧れてたものとは全然違ったものだった。

何も知らなかったんだなぁって、高校卒業してす
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恋愛小説ができるまで(1990年製作の映画)

5.0

なんとなくいつも、良くも悪くも自分の歩みを静かに積み重ねている人を見つけては、その人に憧れまくってしまう。カトリーヌなんかもそう。
その実、自分の生き方って、なんてみっともないんだろう、なんて思い続け
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

5.0

どうしようもない諦めをただ虚しいだけのものに終わらせたくない気持ちに、ぐぅって引き込まれる。

くすぐるようなユーモアと、それをかきけすような度を越した暴力のバランスは、ルースの諦念がゆえの丁寧な声に
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

5.0

わずかな翳りも含めて、「やさしさ」を映画にしてみるとこんな作品になるんだな。
いつかこんなところに行ってみたい。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

観る前と、観た後で、日々の色が変わった気がした。
繰り返されがちな命題だけど、どの作品もそれぞれに意義があって、この作品にもかけがえのない意義がある。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

5.0

人の心って、わりと都合よくできあがってるのかもしれない。
一人で抱えきれないものであふれてる人生。分かち合うことは大切で、けれどそのことで誰かを苦しめることもできなくて。
街に出て、これっきり交わるこ
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ルームメイト(1992年製作の映画)

5.0

複雑で黄色い感情。

へディは狂気の人なんだろうか、とかとか思った自分のこの事実をどう整理すればいいのか、、、なんて昔考えた。

観ずに人生終えるよりかは、観たことで少し経験値が上がった気がする。
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

ルーベンへ。
しんどかったね。
そんな中、きっとうまくいくって信じ抜いたね。
君がコミュニティで見せた笑顔。何か掴みかけてるんだなって感じたよ。きっとそうだったんだろうなって今でも思ってる。
けど、君
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

5.0

じわっとした世界にのめりこんで観てしまって、自分の人生を搔きまわされてしまった気がした。

眠っている間にみる夢の断片を丁寧に組みなおすと、こんなことになるのかも。

願い、空を舞う(1996年製作の映画)

5.0

(随分前に別のところで書いたレビューの再掲)

実は、鳩が好きです。
『公園や、じん社などに たくさんいる はとを「どばと」といいます。もともと でんしょばと などとして かわれていた かわらばとが、
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

5.0

こんなに胸が締め付けられる作品はなかった。
みんなに薦めてるの。薦めるためにこの作品を説明する時点でまた苦しくなって、恥ずかしいけど泣いてしまう。
人の生きる道っていろいろあって、その立場にない人には
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トレマーズ(1990年製作の映画)

5.0

この「ありえなさ」が好き。
こういうのもなくちゃね。

ストレート・タイム(1978年製作の映画)

5.0

70年代の味わいが好きだから観ることにして、ぐぐって引き込まれた。

躓いてしまうと、そのあとはもうなかなか立ち直れない。その焦燥と諦念、連鎖的に堆積していく様にひりひりした。

この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

5.0

町ですれ違う人、ダイナーやコーヒーショップで給仕してくれる人、地下鉄の中で居合わせる人、、、、そんな人たちの中に、パーシーとおなじ眼差しを感じることがあって、その時になって、みんなそれぞれ見えない何か>>続きを読む

アメリカの友人(1977年製作の映画)

5.0

しびれる!やはりヴェンダース作品はずれなしだと思う。
銃撃シーンとか、ほんとにかっこよい。

セブン(1995年製作の映画)

5.0

ぐわんって、きた。
映画っていつも追体験で、この追体験はけっこう引きずった。。。

スモーク(1995年製作の映画)

5.0

これもまた、いい映画の要素が全部詰まった、大好き作品。

このころ、Paul Austerがとても流行ってて、自分も好んで読んでて、そんな中「New York TimesにAusterのクリスマススト
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

5.0

劇場で一人鑑賞してて、いくつかの胸のすくような場面でうるってきてた。あのころから泣きやすかったんだな、って思いに至って。

キルトに綴る愛(1995年製作の映画)

5.0

これまたしょぼくれ学生一人で劇場に観にいってうるると胸泣きした、そんなまじめな自分がいとおしい。
ゆったり観なおしたい。

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

5.0

どうしても特殊性をまとってしまう組織、軍。
そこでの「あるべき姿」は、ものすごく複雑なロジックで構成されてて。
その難部をうまく描いた作品だと思う。

あなたに降る夢(1994年製作の映画)

5.0

Bridget Fondaのステキさ爆裂。いい話過ぎるけど、それでもいいじゃない。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

学生の頃に一人で劇場に観に行ってじんわり胸泣きしてた、そんなまじめな自分がいとおしい。

猫が行方不明(1996年製作の映画)

5.0

ああもうたまらない。
いいよね、好きよね、としか言えない作品。