ebifryaさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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たとえば自分があの中にいて、当たり前のようにあんな恐ろしい計画が淡々と話し合われていたとき、自身の立場を顧みずに堂々と反対意見が言えるだろうか。
「自分は話し合いに参加しているだけ」
「手を汚すのは他
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

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血のつながりはなくとも家族は家族。
戦争を生き抜いて、復興を目の当たりにしながら当時を生きたあの世代の人たちは、本当に今の日本を作ってくれたんだなあと思う。

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

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苦しい戦争の時代を生き抜いて、やっと平和で豊かな暮らしを手に入れはじめたころのお話。まだ貧しさもあるけれど、平和が当たり前になった幸せな時代を噛み締めているのがひしひしと伝わってくる。

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

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失った悲しみは、忘れずに胸に刻んで憶えて生きていくほうがいい。
日々何か具体的なタスクをこなして、それをしっかり記録に残す。ただ単調に何もしないまま生きているだけではどんどん忘れていって、気づいたとき
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アテナ(2022年製作の映画)

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愛は憎しみに生まれ変わる。
誰しもが内に暴力を秘めていて、それはいつ表出するか自分でも分からない。
これだけの混沌と無秩序を臨場感あふれる長回しで観られるのもすごい。

LA 92(2017年製作の映画)

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アメリカに根付く人種差別問題がこれでもかというぐらいに表層に現れた暴動事件。
さまざまな民族が同じ場所に暮らすというのは、どうしても対立や分断を生むことになるのだろうか。
肌の色や話す言葉が違うひとた
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ネアンデルタール人の秘密(2024年製作の映画)

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想像もつかない大昔の彼らの営みに想いを馳せるというロマン

流浪の月(2022年製作の映画)

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法治国家は純粋な誰かを悪者に仕立てあげる。
当事者以外にはわからない機微がそこにはあるから、とやかく言う権利など外野にはなかったはずなんだ。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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胸がぎゅっと締めつけられる。
ひとの優しさを無下にすることは罪だけど、ひとに優しくしすぎることもまた罪だ。
「無償の愛」とは、それを与える人間と受け取る人間とを同時に選ぶのかもしれない。
バカにバカコ
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運び屋(2018年製作の映画)

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It’s just time, is all.
I could buy anything, but I couldn’t buy time.
時間がすべてなんだ
何でも買えるのに時間だけは買えなかった

シティーハンター(2024年製作の映画)

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最ッッッッッ高でした。
シティーハンターの世界すべてがそのまま実写化されているし、邦画としてのガンアクションはきっと最高峰のレベルだし、ハンマーまで実写の世界に違和感なく登場させてしまう原作愛にあふれ
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Winny(2023年製作の映画)

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国家権力によってこんなおかしなことが二度と繰り返されない世界であってほしい。

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

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実は相手のことを深く知らないまま出逢って終わっていくことばかりだな、恋って。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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「国運と個人的な運命が完全にシンクロしている」というあの世代特有の陶酔感。
同世代の仲間が天皇の名の下に死んでいく中「生き残った自分」という三島の人生。
「一対一の決闘の思想をもってすれば、政敵の暗殺
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オデッセイ(2015年製作の映画)

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泣けちゃったな。
「この星には自分一人しかいない」という想像もつかない孤独と恐怖を生き抜いた、それだけで泣けてしまう。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

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ここまでアクションとヒューマンドラマが両立した映画もそうそうない。最高だった。
市街地が無惨に蹂躙されていくシーンは、映画としてはスリルに溢れているけど、実際にアフリカでこうして内戦が起きていると思う
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市子(2023年製作の映画)

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ただ幸せに生きたい、ただ幸せにしたい、お互いの想いがただ虚しくすれ違っていった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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人類を滅ぼしてしまうほどの兵器を自分の手から生み出してしまった、という苦悩なんて想像もつかない。そんな彼の内なる呵責に迫る3時間だった。
科学者としての威信や矜持のため、祖国アメリカのため、戦争を終わ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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戦争に対する感情と並行してゴジラという災害を描いた脚本に唸る。恐ろしいくらいに大迫力の映像は、奇しくも同じくアカデミー賞を受賞した「オッペンハイマー」と重ねて観てしまった。

ゴジラ映画とは縁遠く、特
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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制作側はCGの浮いた雰囲気に違和感とかないのだろうか。こういうの他のアニメでもたまに見かけるけど、笑っちゃうぐらい違和感あるし冷めちゃう。
それ以外は素晴らしかったのに、CGで冷めてしまう自分が嫌にな
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パレード(2024年製作の映画)

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遺されるほうも悲しいし悔しいけど、旅立ってしまった彼らもどれだけ悲しく悔しかったろうと想像してしまう

星の旅人たち(2010年製作の映画)

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自分がこれまでしてきた旅を思い出す。
旅に深い意味なんかなかったな。
でも、旅先で出逢う旅人たちとの一期一会の中でたくさんの優しさや親切心に触れたとき、人生の喜びを感じてきた。
自分なんかとうてい見つ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

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自分のこの平凡な日常こそが彼らにとっては二度と手に入らなかった幸せなのかもしれないと思うと、ただ目覚めて生きているだけで感謝の念が湧く

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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「軍も暴力も嫌いだ。しかし、今の世界で組織された軍隊に対抗できるのは、組織された軍隊だけ」