qさんの映画レビュー・感想・評価

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惡の華(2019年製作の映画)

3.2

この感じで歌をリーガルリリーが歌ってるのが良いよな。
途中までいやいや分からんと思ってたけど、消化していく存在としての仲村さんと思うとキツい、褒めてます。

渚に咲く花(2022年製作の映画)

3.0

そんなことある〜?とは思うけど、そんなことあったらいいよね。
短いし穏やかだし気軽に観れる映画。

太陽の坐る場所(2014年製作の映画)

3.0

辻村深月好きだったなと思って、タイトルに見覚えがあったから観たけど、一番盛り上がりたいところが尻窄みで終わった感じがあって残念だった。
この原作は読んでいないけど、題材として面白いのにな。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

もっと突発的なことだったのかと思っていた。
そして彼にとっての理由が、彼にもわたしたちにも明確に理解できるのかと思っていた。

長い年月をかけて積み重なった悲しみや憎しみや怒りや疑問やこんがらがってよ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.9

とっても楽しみにしてた、それくらい前章が良かったじゃん?
期待値があった分後章の評価が賛否あるのは良いことなのかもしれないなと思った。

全4時間でこの情報量をまとめたこと、描写がずっと綺麗だったこと
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草の響き(2021年製作の映画)

3.9

佐藤泰志のストーリーは、一握りの事柄で、そして人は顔をあげるのに、なんでいつもこんなに物悲しいんだろう。
もう二度と思い出したくないような軋んだ記憶のさまを感じる。
バッドエンドではないのかもしれない
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.7

ずっと待っている、待っているうちに分からなくなったり習慣になったりする。
今更待つのをやめるなんてできないよな。分かるけど、変わる様子も見たかった〜と思いました。

ミッシング(2024年製作の映画)

3.9

映画って何なんだろうと思った。
起承転結の承が9割というか、それでもこの長い時間じっと観ていられるのは何の力だろう。

苦悩も絶望も、人が選ぶひとつひとつの結果であり、不運のひと言では片付けられない。
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きみは愛せ(2020年製作の映画)

3.2

すごく良いなって思えるシーンが何かひとつでもあればなって思ったところも含めて、日々の延長に近い印象

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

グロと自然の美しさと不穏な音楽とのコラボレーション、A24ぽい
宗教的なアイコンが多くて色々意味が込められてるんだろうけど、結局何なんだろう、このキモさを感じてもらいたかったってこと...?

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.6

池井戸潤のお家芸を別キャストで、という感じ
俳優陣が豪華だったねえ

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

あのゲ謎をついに観た、なるほどなあ
かなり血生臭い上に物悲しいけど、これは確かに大人が染み入れるはずだよ
この感触を鬼太郎で、あのキャラデザでアニメーションでやってるのがすごいな

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

アニメが良かったし、最後が気になってたから観たけど、全然観なくていいな...?
総集編というかアニメハイライト集、こっちが入り口だと多分よく分からん、アニメファンにも新規にも嬉しくない構成。これ劇場で
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

オットーにも十分悲しいバックボーンがあり、厳格であることのすべてに理由があるが、何より周囲の人間の愛が深い。
関係とは積み重ねであり、誠実でいることが信頼を繋いでいく。わたしたちは日々、真摯に生きてい
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辰巳(2023年製作の映画)

3.9

ちょうど最低限に感じるけど、もう少しバックボーンが知りたいと思った。あなたたちは何でこうなっちゃったのよ。
急にはじまり余韻が長く、約束が守られるのかどうかが知れたのは嬉しかった。
あとは最初喋り出し
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.2

これ現代の日本政治が舞台じゃない方が良い台本なんじゃないかと思った。
巧妙っぽいんだけど、動機も行動も端々で軽く見えるんだよな...犯人分かりやすいくせにそのリスク分の働きもさせてない感じとか...こ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

成功と没落の長いストーリーを、抽象表現も混ぜながら展開していく3時間は見もの。
戦場の凄惨さが被害も加害も一切描写されないのが、オッペンハイマーの物語だという芯があって良いと思う。
キティの、同情をも
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彼岸のふたり(2022年製作の映画)

3.0

オトセの幼さ、肯定されることを想定されないふるまいみたいなものの表現なんだろうけど、長時間見てるのはつらかったな
ふたり、といいつつアイドル側の存在感が強かったり、こういう世の中で希望っぽく締めるんだ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.5

東野圭吾原作で気になっていたけど、既視感ある復讐劇だなというのが8割観たところまでの印象。
回収もそこまで驚く内容じゃなかったかも、小説なら面白いのかな。
久我の存在が、そもそも久我も劇団のメンバーで
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

女子高生と古本屋の主人のストーリーは今泉力哉だな〜って感じだし、さとうほなみちゃんサイドは城定秀夫感出てるな〜っていう

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラーは苦手でずっと避けてきたけど、これはいわゆるホラー映画ではないんだね。生贄のやり方がグロい。グロいけど、逃げ惑ったりやられたりするシーンがなくてサッとやられているから、スプラッタというかクレイジ>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.4

実写もアニメーションもとっても優しい。

思いはやがて、海にいるあなたへと届くって思いたいけど、届かないから目の前にあるうちに手を伸ばさなきゃいけないし、この「やがて海へと届く」のは、残された側の気持
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大事なことほど小声でささやく(2022年製作の映画)

3.5

各キャラクターのオムニバスみたいなかた
たちになるのかなあと思ってたけどひとりにフィーチャーして終わったので、良い話だったけど、もっとみんなのことも知りたかったよと思いました

湯道(2023年製作の映画)

3.6

ほっこりする銭湯ストーリーとしてとっても良かったと思う。
湯道の存在がスパイスなんだと思うけど、そんなに効いてない気はしたな。

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

昨今話題に上がることも増えた美術館での活動家デモ、正直賛同できない気持ちでいたけど、知らないで批判することはやっぱりできないんだな。
薬物問題、エイズ、LGBTQなどを鍵にナンの人生を辿るドキュメンタ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

デデデデをアニメ化することが先だったのか、いくらちゃんあのちゃんを使うことが先だったのかどっちよ?くらいの斜に構えた気持ちで観に行ったんだけど、結果めちゃくちゃ良かった。

アニメで120分と長いけど
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

検察側の嫌な詰め方を聞いてそれは誘導だよと思ったり、妻側に不利な証拠が出てきてやっぱりサンドラが殺したの?と思ったり、自分が陪審員のような気持ちで観れる。
色んな観点で考えることの可能性や、ダニエルが
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.5

前作未視聴。
主演2人が格好良いのでなんとなく観れちゃうロードムービー。
それはないやろって言わない決まりで、数奇さも楽しめるなら全然あり。

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

ラストシーン、わたしは好き。映画はリアルであるべきなんて決まりないし。
それぞれのクズのお話だと思うんだけど、みんな浮気したりはしなくて、ちゃんとお互いのことを好きでいるところが良いよね。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.9

こういう映画のこと、いつもタイトルとかトップビジュアルだけ見て数ヶ月寝かせるタイプなんだけど、観るとちゃんと良いんだよな、荻上直子監督作品。
山田はきっとそうなんだろうなあというのは分かる設定だけど、
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恋は光(2022年製作の映画)

3.9

よくある恋愛映画かなあと思ってたんだけど、ポッと出のヒロインも幼馴染も略奪ガールもみんなとっても可愛いね...
あといちいち構図が良い、みんなのパジャマパーティのときとかすごかったです

もうひとつのことば(2021年製作の映画)

3.5

サラッと観れるショートフィルム
個人の体験によるかもしれないけど、こっちの気持ちが大きく揺さぶられることもなくて、そういう意味でも観やすかった

金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

喧嘩売ったり嘘をついたり殺されかけたりしながらも、みんなのハッピーエンドへ向かっていく、すごい良くできた良い話だった。
岩本ナオさんって見覚えあるな...と思ってたら天狗の子のひとか〜〜と納得。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.4

なぜなのかなんてことは特に示唆されず、歪みの歪みゆく様を眺める、ヨルゴス・ランティモス
邦題の方がいいのにな

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

聡く嘘を重ねる女と飾らず正直な女が女王を取り合っていて、ストーリーとしては分かりやすかった。
どこかで満たされなさや取り返しのつかない過ちに気づきながらも、ここまできてしまったんだなあというラストに続
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