盧舎那仏さんの映画レビュー・感想・評価

盧舎那仏

盧舎那仏

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

4.5

この歳になってまだシンデレラストーリーをキュンキュンしながら観れるのは、目黒蓮さんのカッコ良さのせい、ってことにしときましょう。
随分前に漫画を先に読んでいたからか、ストーリーは入りやすく、なるほどこ
>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

5.0

邦題には違和感を感じるが予測以上に良い作品だった。
何故か途中で靴屋のマルチンを思いだしていた。
神様は思いもよらない形で身の回りに現れる。
ジプシーが言った「宗教と人の信心深さは何の関係もない」とい
>>続きを読む

MONDAY(2000年製作の映画)

3.0

コメディなんだけど、私にはホラー。
大好きな堤真一や寺島進や松雪泰子らがでているから見たけど。
笑えるけど怖いわ。
アル中は嫌やなぁ。
酒は飲んでものまれないようにしよ。
悪魔に取り憑かれたらかなんし
>>続きを読む

トスカーナの幸せレシピ(2018年製作の映画)

4.0

王道ドストレートの何も悪くない映画なんだけど、サラッとし過ぎて、スパイスを感じられなかった。
映画だから、障害者だとか元犯罪者という目で見るよりも応援しながら観ている自分がいるが、現実ならこんなにホッ
>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

映画が好き。
でも普通のレベルじゃなく、光に魅せられ
映画を心底愛している。
成長期の子どもだからお腹は空くだろうに、空腹と大好きなお母さんの料理と引き換えにしてでも観たいというあつい想い。
最後には
>>続きを読む

スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

4.5

敵を欺くには味方から、ですね。
ルパンでもあるあるパターンですね。
子どもの頃、遠山の金さん見て、パターンなのにいつも最後に感動してたのが私の原点かも。(古っ)

私自身は詐欺に遭いたくないし、そうい
>>続きを読む

僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)

4.5

結末は見る前から予測できちゃってわかっていても、実話だし、シン・ハンギュとイ・ヴァンスだし見ておこう、って軽い気持ちで見たら結構感動して評価高いパターン。
何であれ、心通じ合う人がいる事の幸せを知る。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

私達は暗闇の中を手探りで日々歩いている。そこに光が射して初めて間違えた道だとわかる。

このスクープに限らず人生って確かにそうだなぁ。選択肢がある時、安易な方や見たくないものを避ける方を選びがちだけど
>>続きを読む

ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.0

監督さんも俳優さんも演技力もよい。
でもテーマがいただけない。
要するに浮気や不倫はあかん、ってこと。
自分に正直に生きたいとか何だかんだと正当化しても結局周りを傷つけるってこと。そんなんわかりきって
>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.5

おじいさんが若かりし頃のドイツ支配下時代は、筆舌に尽くし難い辛い経験をされたんだと思う。
でも、その後沢山の子どもや孫に恵まれ、幸せな時期もあったであろうに、ヤな性格のおじいさんだ、可愛げないし。
>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

最近実話に基づく作品ばかり見てる。
今回は、マット・デイモンとスカーレット・ヨハンソンとエル・ファニングがお目当てだったんだけど、娘役の子役さんが可愛くて可愛くて。
キャストだけじゃなくストーリーもチ
>>続きを読む

輝ける人生(2017年製作の映画)

3.5

やっぱ、踊りと音楽のない人生は寂しいよね。

子育て期、無我夢中で自分なんてなかった。
でも、今からでも遅くない。
私よりもっとシワシワのデコボコ姉妹が教えてくれた。

人生を楽しもっ!

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

声を奪われた女性達の声を拾い集める女性記者達の7年前の実話。

その後、日本でもJ事務所で権力者による性加害問題が報道された。

権力でねじ伏せ、弁護士や警察や法律やマスコミも被害者目線に立たずに権力
>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.5

ナオミ・ワッツ、
エル・ファニング、
スーザン・サランドン、
リンダ・エモンド、

私はこの4人が出ているだけで、よし!観よう!と思っちゃうくらい、個性的で演技力もあり、ちょっとコミカルで大好きな女優
>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

4.0

演技力では杉咲花ちゃんが光るが、ストーリー的には、父親の冤罪を覆す為に生きるた息子の執念に圧倒された。
『目には目を』は寛容という解釈もわからないわけではない。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.5

思い出が積み重なっていく。
思い出の中に沈んでいく。
おじいさんの人生に乾杯。

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.5

日本の俳優の中で最も好きなのが堤真一さんなので、存分に堪能できました。

自分の益の為に、何かを犠牲にするのは致し方ないと自分を正当化している人を腹黒く描くのは簡単な事だが、人にはそういう一面だけでは
>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

私も、生きることが蝕まれることになりませんように。ゾンビのようになりませんように。
誰かのために自分を費やす事で喜びを感じる時に生きる力って湧いてくるんだろうな。
いつか黒澤明の原作をみたい。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

迷い子の女性に出逢った聡明な刑事さんが、美しさに惹かれ共に迷い子になっていく。ギリギリの理性と闘いながら、最後まで迷子だ。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

ミュージカル系映画好きです。
ダンス系映画も好きです。
中学生の頃、フラッシュダンスを観て、踊りの素晴らしさを知りましたが、年々レベルがあがり、圧巻の素晴らしさ。
這い上がっていくストーリー展開も、途
>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

5.0

かっこよくてたくましくて賢くて優しい。
惚れてしまいました。

王道と言われようが、スポコンと言われようが、かまへん。ええもんはええ。

全国の二軍、頑張れ!

Winny(2023年製作の映画)

4.5

実話に基づく作品が好きなので、感慨深く観させていただいた。

ストーリーも役者さんも総じて良かった。

警察の内部告発の展開も、もっと気になるが、これ以上比率を上げるとwinnyという映画にならなくな
>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

人はなかなかか変われない。
だけど助言を得て少しずつ変わっていく様がうまく描かれている。
それにしても、匂いを言葉で表現するって難しいもんだ。

市子(2023年製作の映画)

4.0

離婚後300日問題、無国籍児、ヤングケアラー、ネグレクト、身内による性被害、貧困、などによる社会的弱者は存在するのは周知していたが市子のように複数の荷を背負った生い立ちの辛さはどれほどものであったろう>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

ここにいたくない、って感じるのはあなたのせいじゃない

わたしが悲しいのは私のせい、

ちゃんとさよならが言えるって素敵な事だ

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

一秒先の彼を観た直後に、原作の方を観てみようという好奇心から連続で。
男女の違いや細かな違いはあるが、日本のリメイク版が距離的にちょっと厳しい天の橋立にした理由がわかったり、日本版があまりに真似がうま
>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

大きな感動がある訳ではない。
名前の画数で一日が変わる設定も陳腐。
京都に住んでいた者にとって、洛中、宇治、天の橋立の距離感が変だったり。
でもそういう事は製作サイドは全部わかっていてこの作品を作り、
>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.5

渋みが増したロバートレッドフォードとブラピが出てるだけでも高評価。
他のスパイ映画と違い派手さは少なく、
会議室で互いをスパイし合うシーンがほとんど。ミュアの決断の早さと大胆さにキャリアを感じ。

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

福原はスパイでもないし、さとこはスパイの妻にもなりきれず大意を果たせなかった結末は悲しい。
福原の裏切りは守りなのか攻めなのか、愛なのか、自己本位なのか、見ようによって異なる気がするのは、私の理解力不
>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

5.0

映画館で見たかった美しい映画。
全てを与え、全てを奪う神から与えられた試練という言葉では語り尽くせぬ生死の境を彷徨う話。神様は見捨てたようで神は見ている。生物も自然も人間の命も全ては神の導きだと思わさ
>>続きを読む

シャイン(1996年製作の映画)

4.0

このお話のような父子の愛情に限らずストーカーだったり、自分本位な偏った愛情に翻弄されて、精神を病む人がいる。周りは何故もっと助けてあげないのかともどかしくなる。でもピアノに苦しんだ彼がピアノに救われピ>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

5.0

これは1955年の話じゃない。
今もいじめや飲酒運転による事故や戦争などで奪われなくてよい命が失われている。
私を含め、身近におこるまで他人事にしか見れない人が多い事が悲しい。
見終わった今はメイミー
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

評価が難しい作品。

妻から見た夫、母から見た息子、大学の教授陣からみた作家、姉から見た弟、ゲイ、お金の為に気にそぐわない仕事をするジレンマ。
いろんな角度から見ようとするとちょっとしんどい部分あり。
>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

5.0

白黒で場所はほぼ暑苦しい部屋だけ。
何とお金のかかっていない映画でしょう。
でもキャストは豪華。
展開の速さや一人一人の個性の出し方に無駄がなく、引き込まれた。

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.0

シンプルな内容と圧倒的なダンスと舞台。アレンジされた聞きなじみのある音楽。コメディ要素もあり、見ごたえある映画でした。

>|