電池さんの映画レビュー・感想・評価

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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.0

永野芽郁さんが主演の作品を初めて観たのだけど、永野芽郁さんが可愛すぎて、永野芽郁THE MOVIEになっていました。今泉作品として観ると、こんな台詞回しなんだーと思いつつ、中盤の「告白って結構暴力です>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

すごい急勾配の崖を車やバイクを駆け上る。それだけでも観る価値があったなと思えるんだ。マックスがちょろっと映るファンサも嬉しく思うけど、でもさ、物語は最低限でよくて、時系を進めて展開していくことなんて本>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

おんたーーん!チューしちゃってるよーー!!でも劇中3回あるキスシーンはどれも名場面で、それは傑作映画のあかし。地球滅亡シーンと重なるでんぱ組の劇中歌「あした地球がこなごなになっても」は素晴らしかった。>>続きを読む

疑惑とダンス(2018年製作の映画)

3.0

こういう、演劇的な会話劇邦画ほんと好きだ。オタク特有の早口に爆笑しつつ、「ゴム持ってんねん。まだ」からのボイスレコーダーを撮るくだりにさらに爆笑。散々ケンカしたけど、最後はみんなで踊れば一件落着、、、>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.0

カーチェイスシーンで、車の窓から花火を投げるシーンが面白かった。大根仁は業界ものを描きながらも、『バグマン』ではプロジェクションマッピング、『奥田民生になりたい〜』では、東京湾を泳ぐエンドロールなど、>>続きを読む

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.0

リリー・フランキーや安藤サクラの演じるクセ強ライターに「ハハハ」と笑ってしまうほどウケた。また大根仁にサブカル人間が主人公の作品を撮って欲しいなと思う。

アジョシ(2010年製作の映画)

2.0

韓国では2010年度の興行収入1位の映画らしいです。クライマックスは凄惨な流血シーンがあるけど、それでも1位を獲るのはさすが韓国映画業界って感じ。あらすじやジャケから期待した『レオン』のような感傷さま>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドの『チェンジリング』がそうであるように、映画において失った人は戻ってこないのがセオリーと言えるだろう。そう臨んで観れば、そこまで辛い想いはしないでしょう。いや、辛いけど。辛いけど、つらお>>続きを読む

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

2.0

フードコートとかで、海鮮丼とか売っていて、あんまりクオリティ高くないんだろうなと思いながらも何かの期待込めて買って食べたらやっぱダメで後悔することとか、海鮮丼のカツアゲの状態があるんですけど、映画にお>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.5

前に早稲田松竹で『リンダリンダリンダ』を観たときに流れた予告で一目惚れして観にきたけど、間違いなかった。予告で一目惚れした映画はいい映画説は立証されますね。エドワードヤンの映画は初めて観たし、何かとっ>>続きを読む

バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.0

散々だったけど、最後は青春映画のような清々しさ。一つは主観から客観にカメラが切り替わるから。そう考えると岩切一空の『花に嵐』にも影響与えてそう。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まぁ〜流石にちょっと、オモロいっすよね〜。流石濱口竜介監督としか、、。あの車内の2人の会話なんて、濱口映画って感じで堪らないっすよね。うどんを食べた感想が「あったまります」→「それ味の感想じゃないです>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.0

尾行が趣味の作家志望の無職の男(革ジャンに髭面で長髪)は、ある日ある男(スーツ姿の天パ)を尾行していると、気付かれてしまい問い詰められる、彼は普段は泥棒しているのだ。2人はコンビを組み、空き巣をするの>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.0

去年夏に世界で公開されて、日本でようやく公開された本作。映画好きならノーラン作品ならIMAXで観るのは当然だし、何なら池袋のINAXレーザーGTで観たいのだけど、ちょうど行ける時間にIMAXがやってな>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.5

なかなか面白かった。ジャケ写にも映って、タイトルにもある博士がメインの話かと思ったけど、そうでもない。アメリカのある将軍がソ連への核攻撃の作戦を決行しようとして、それを止めに大統領とかが奮闘する話。大>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.0

古い映画だしゾンビが登場するの結構引っ張るかなと思ったら、冒頭の墓参りシーンから早速登場してええやん!ええやん!となるけど、中盤はダレて眠気が。ゾンビが石持って車の窓割ったりしてかなりアクティブで結構>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

3.5

食べ物を撮影した映像が尊いということ。「オモウマい店」を見ているときの幸せな感じ。美食家である伊丹十三だからこそ描く食事シーンのエッセンスが素晴らしい(美食家なんて言葉、今はもうないっていうかそんな人>>続きを読む

ときめきに死す(1984年製作の映画)

1.0

『の・ようなもの』『家族ゲーム』と、オフビート?ナンセンス?シュールな作劇で傑作を叩きつけた森田芳光が、84年には『ときめきに死す』『メイン・テーマ』と2本の作品を繰り出すが、どちらも話の軸までシュー>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.0

設定やキャラはいいのに、具体的な面白さに辿り着かないなと思いながら観ていたが、小学校の過去回想入ってからは物語としてかなり面白くなった。「初カキコ…ども…」の引用をフィクションで初めて観た。TARAK>>続きを読む

キッチン(1989年製作の映画)

2.0

会話がのほほんのしてる。男性の職業がホステスの白タクで、この時代から白タクってワードあったんだーとなる。もっと自分に自信が持てて大きくなれるようにということ。食事とインテリアの映画。別れと出会いの映画>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

2.0

冒頭のSteppenwolfの「Born to Be Wild」(最近はアクアマン2で使われてた)に合わせてハーレーバイクで走る2人の姿という印象が強くて、この作品のイメージってまさにコレで観る前から>>続きを読む

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.0

原題は「Bonnie and Clyde」。1930年代にあった実在の強盗のボニーとクライドを描いた作品。ボニー役のフェイ・ダナウェイの顔が力強い目、細くて真っ直ぐな鼻筋、こけた頬でヤンキーカップルの>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

沖縄×夏休み×殺人×恋×青春

金子修介のちゃんとした商業映画は久々でしょうか。原作は中国の小説でドラマ化もされているらしいです。だからでしょうか、オープニングの仰々しさは、韓国映画のよう。劇中の劇伴
>>続きを読む

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、刑務所に入った父親が妻から送られてる手紙が飛び出し絵本のような家族のイラストで家族愛を感じさせるオチなのだけど、この内容がそのオチでいいのか?青空と緑色の芝生の中のベンチにポツンと座る佐々木蔵>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

宮崎駿にとって、ラピュタを作っといてほんとよかったねと思う。男の子の女の子が手を繋いで空に浮かぶシーンがあって、ここからの『千と千尋の神隠し』→『天気の子』。空中都市の中にもしっかり海底都市が存在する>>続きを読む

の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

たまらなくいい映画!!森田芳光は邦画界に何人かいる良心の1人でしょう。森田監督のスタイリッシュさとユーモラスは後の邦画にほんと影響与えてると思う。キャラとセリフが良ければずっと観れてしまう。ちょっと癖>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.0

2人がカラフルな発煙筒の中、ペアダンスしながら撃ち合うシーンと、原油が床に撒き散らされた空間で靴底にナイフを刺して、まるでアイススケートのリンクのように戦うシーンは楽しくてとても良かった。けど、それ以>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

2.0

恋人を死なせる必要あった?刑務所に閉じ込める必要あった?いまさらターミネーターパロディ?映像としてあの赤いコスチュームの着るパートが多くないと魅力も半減ですよ。過度な固有名詞の引用もメタネタはあんま好>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.0

X-MENのキャラクターであるデッドプール(=死の賭け)の映画化。元特殊部隊の主人公が末期ガンになり、ある組織に目を向けられて、ガンを治療する代わりにミュータントにさせられる改造手術を受ける。主人公は>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

冒頭のカップルの高速会話ラリーシーンでグッと掴まれる。本作が持つ情報量の多さがフィンチャーの作風と噛み合っているし、映像の加工や場面を繋ぐキレキレの編集、時制の入れ替え、音楽の使い方によって、こういっ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

治安が悪すぎてマンションや店までダッシュしないといけなかったり、風呂の天井を見たらおっさんが張り付いてて顔に蜘蛛がくっついて落下してきて風呂で揉み合いになったり、思春期のときにクルーズ船で出会った初恋>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

1930年代のイタリアが舞台。かつて空軍で戦争の英雄だったポルコは魔法にかけられて豚になってしまう。現在では飛行艇乗りで、海賊ならぬ空賊を捕らえる賞金稼ぎをしていた。ある日、空賊の雇った用心棒のアメリ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

三宅唱の映画に対してずっと苦手意識があり、今まであまりハマらなかったのだけど、これはグサっとハマった!というかいい映画すぎて素晴らしかった!暖かさのある映像と音楽、エキストラも脇役も含めた役者の演技、>>続きを読む

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

4.0

まず、テアトル新宿で観たんだけど、音響がマジでライブサウンドで最高だった。2003年のラストライブの映像を中心に、デビュー当時や98年の豊洲フジロックの過去の映像も差し込まれる。仙台でのライブで、照明>>続きを読む

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.0

前半の渋いシーンもいいのだけど、やはり後半の食人族出てきてからの興奮よ。これこそ映画の娯楽。恐怖と暴力を感じたい。プレデターのようなフォルムで、白塗りの出立ちはどこかマヌケだが、迫ってくるのやはり怖い>>続きを読む

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