ひなみょんさんの映画レビュー・感想・評価

ひなみょん

ひなみょん

怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.3

"頭にチップを埋めてサイコパスの子どもを作る"という設定出オチ感に加えホラーと言うには怖くはなく着地はドラマ。育った子どもたちも超ド級のサイコパスじゃなく小悪党くらいなのもなんだかなぁ。亀梨くんと染谷>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.8

オープニングシーンから待ってましたと言わんばかりのGotG節で痺れる!仲間から家族へ、不器用でぎこちないキャラクター達のもじもじ感に萌え、大迫力アクションシーンに燃えた!大満足。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.8

周りがお祭り騒ぎで嫌でも期待値爆上げされてたけど余裕で突破した。おもしろーい!!笑って泣けてっていうとバカみたいだけど、バカみたいに楽しくなれる。登場人物みんなを好きになる。久しぶりに映画館で日本人の>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

5.0

結論から言うとこれまでのディズニー名作実写化とは一線を画す傑作と感じた。ストーリーの改変はほぼなく、演出の上手さによるところだろうが、とにかく観た後はランドから出たような満足感&多幸感。画の美しさと楽>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.5

多幸感溢れる鮮やかなアニメーションは鳥肌モノ。絵本のようなタッチはどこまでも温かく、美しく。どこか日本アニメの面影があるのもうれしい。夜中にまったり眺めたい詩情豊かな作品であり、犬萌え映画でもあった。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.3

恋と死を近くに感じられてやっと生きる希望が湧いて来る、というお話。ブラックコメディで気軽に見れるが、最後の弁護士への仕打ちはちょっともやる。なにかと感情移入し辛いキャラクターたちだった。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

ソーセージが両想いのパンと合体できるかというくっだらないグロエロな食材擬人化だけど、まぁ、パッケージとタイトルで知ってた。意外とよく出来ていて、これをまじめに作ったアニメスタッフがいると思うだけでニコ>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.0

話運びがスマートで隙がなく、あれこれ展開を予想するのが楽しい。表の顔も裏の顔も細かな設定がグッとくるし、毎夜やってるあの習慣がインパクト強すぎて笑う。パッケージからは想像できない余韻が残るのもまた良か>>続きを読む

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.8

ティムバートン監督らしいファンタジー。個性的な姿や能力を持つ子どもたちだけの箱庭的空間を美しくチャーミング描いている。敵対するクリーチャーもどこかふわふわと怖すぎない様相。童心に浸れる一作。

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

王道っちゃ王道だが、繊細な感情の描写やいくつもの伏線で飽きさせず、終盤に畳み掛けるような感動の大洪水が押し寄せる!うまく行き過ぎのようなラストも曲と相まってもはやトランス状態なのでみんな幸せオールオッ>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.3

ひさしぶりに見る食人族映画。真っ先に人の良さそうな男性がとんでもない食され方したのにはひゅー!となったけど、それ以降は食料にしたいのかなんなのか目的がよくわからなかった。冒頭の主人公と食人族の食事シー>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.6

仕事場(ホーム)、昔の家(ホーム)ときて次はどこで悪を裁くのかと思ったら第二の故郷にしたい場所!なるほど。今回ファイナルとついている+先にジョンウィックを観たのもあり期待しすぎた感がある。ははーんギャ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

青年の死と容疑をかけられた少女の法廷ミステリー。湿地帯に住む美少女という画の強さよ!自然から家の美術から主人公カイアからなにからなにまで鬱くしく美しい。文字が読めず鳥の羽根を送り合う恋の導入なに!?良>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

子どもが見たらトラウマ級の妖怪の恐ろしさとそれを上回る人間の恐ろしさが描かれていた。戦後を舞台にしたお話だけど民の生き血をちゅーちゅー吸う特権階級、現代にも通ずる描写で泣いてまう。
ゲスしか出てこない
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.8

いやもう鈴木亮平がめちゃくちゃ冴羽獠。笑い方からふざけ方、真顔に戻る瞬間まで"知ってる獠ちゃん"ですごい。ハリウッドのような派手さはないがチープさが目立たない程よいアクションにスムーズな銃捌きと肉体美>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

キービジュアルからレーサーの話かと思いきやeスポーツの話!?ってなったけどレーサーの話だった。シミュレーションゲームの世界から現実へ。夢を思い描くことや信念を持ち続けることの大切さ、難しさが描かれてい>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

それぞれの事情で不登校となった6人の中学生がかがみの中のお城に集められるお話。居場所のない子どもたちが心を通わせるいいドラマではあるけど、どういう理由でオオカミさまがその役をしているのかや後半みんなが>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.5

ありがちなお話ではあるけど爽やかでかわいらしくてサラッと観れてしまった。主人公2人が惹かれ合う様子がいじらしくてほのぼのする。国一番の美人として表に立たされるシーンはきつかったな…。けれど悪い人がそん>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

はーーー最高。めちゃくちゃSF観てる気にさせてくれる最高。唯一の欠点は今回そこまでやってくれるの?って展開まで進んでしまうこと。フェイド・ラウサの全身から滲み出る悪役感に痺れたのでもっと引っ張ってくれ>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.0

だんだん内容のスリム化が進むこのシリーズ。今回はギャグもハマらず、音楽の入りもりコジャナイと思ってしまい、なんだかなぁのオンパレードだった。あと一作でもいいから最初の頃のようなドキドキわくわくする冒険>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

宣伝で煽られていたような衝撃の!とか予測不可能な!というテンションでなく、いたって真面目なラブストーリーだった。駆け引きをするマリアンヌの魅力的なことよ!しかしあのラストであのED曲はちょっと気持ちが>>続きを読む

アサシン クリード(2016年製作の映画)

2.5

この静けさ、見ている間に悟りを開けそうな感じ、最近も同じような映画あったなと思ったら「ラスト・ナイツ」だ。ゲーム未プレイのためか、よくわからない実を狭い世界の中で取り合ってる、よくわからない話だった…>>続きを読む

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.5

猛暑日にはちょうど良い。3分くらい意識を失っててもすぐに内容が理解できるエンタメアクション。筋肉と美女の無法地帯。そこにドニー・イェンという知性が放り込まれてお話が進む。目新しくもないが暑い間ずっとや>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.0

いい意味で想像していた内容と違った!とても良くできた脚本・演出で、短い尺の中で5人の人生をうまく昇華させている。愛と時間と死の擬人化。3人の存在が曖昧なのもいい。愛の条件がお金じゃないのも夢がある!ド>>続きを読む

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.5

フランケンシュタインの物語を彷彿とさせる、ほんのりSF風アクション。見終わるまでケビンコスナーと気づかなかった...!凶悪犯に愛の記憶を追体験させ更生する、というのは確かに効果がありそうと思ったり。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

うわぁアメリカ怖い…!この事件は記憶に新しいが、所詮他国事だと気に留めていなかった。え、こんなに日本に関わっていたの?!恐ろしすぎる。狙われることはなくても、全力でWebカメラ隠すわ。あるだろうと想像>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.3

公開時に評価が分かれていたのも納得。たしかに女性からしたら嫌悪感あるかもね。万が一受け入れられない相手と生涯2人きりになったら地獄だぞ…!ラストが少し拍子抜け。これを見てドラマの「ロングラブレター」を>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.2

世界的指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと妻フェリシアを描いた伝記ドラマ。ブラッドリー・クーパーとキャリー・マリガンの演技・実在感は素晴らしいし、演奏も聞き応えあるのだけど、話として面白いか面白>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

2.0

日ドラはあまり見ないけどこれは美しい島の景色と島民との交流にほっこりして楽しく見た記憶。そして今回16年ぶりの続編。
……え?島民が勝手すぎるのとコトー先生たちに頼りすぎでイライラするw
倒れた先生
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.4

予告編ではインセプションぽいビジュアル推しだったけど実際は催眠術同士の化かしあいみたいなお話。最強の催眠術師て…みたいな失笑はさておき話自体はシンプルでさらっと見れてしまう。能力で殺し合わせたり自殺さ>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

3.2

言うことを聞かない思春期女子の不安定なメンタルが引き起こす怪奇現象の話かと思いきや、不気味な伝承、様子のおかしい祖母、土着信仰と徐々に周りの狂気が滲み出てくる。魔女とか奇祭が好きな人はにこにこできるホ>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.8

外務省が無能すぎることにイライラしたけど髪をおろしたギノがかっこよかったので許す。難しい話が120分あるのはちょっと集中力が切れるのと朱と黒幕の対話対決は既視感がすごい。いくらでも続けられるシリーズな>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

フランケンシュタインの怪物のifの世界線というか、怪物が子どもを作ったならこうなったんじゃないかと思わせるようなお話。哲学的な寓話・ブラックコメディだが演出や美術、衣装、音楽と細部に至るまで情報が詰め>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ラッセル・クロウが神父役なら絶対に勝つしどんな悪魔だってしつこく祓われるだろうという期待通りの映画だった。神父2人のバディ感もあり、ホラー的な怖さよりバトルアクションみが強い。ただやっぱり目的がしっか>>続きを読む

バッドガイズ!!(2016年製作の映画)

3.3

ものすごく軽いノリのバディもの、クライムコメディ。品のなさが少し引っかかるが、作業用映画としてさらっと見られる。ワルい警官、という体なら最後までかっこつけずにズルして勝つくらいが良かったと思うけどな…>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

出だしで、もう怖い!と引き気味になり、二転三転する展開に惹き戻され、見終わると情報量の多さに一体何を投げかけられたのかと呆然となる。人は見たいものだけを見る、悪魔は人を誘うが神も人を試す、というような>>続きを読む