hachiさんの映画レビュー・感想・評価

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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.8

配偶者を喪失する哀しみは経験者にしか分からない。
ファーンは、哀しみを引きずったまま旅を続ける。
旅先での人や自然との出会いが心を癒やすのだろう。
色んな人たちが心配して頼るように声をかけてくれるが、
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.9

救いようの無い状況が続く。
でも人生はそんなもん。
自分には起こるはずが無いと思っているようなことが急に起こり、転落していく。

それでも人は生きていく。
苦しいけど、それらを受け入れて生きていくしか
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

2.8

美しく作られた作品だが、
作り込み過ぎというか非現実的過ぎて入り込めなかった。

映画初心者の方には、気軽に観れる良作かもしれません。

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.4

人生はまさかの連続と野村克也氏はおっしゃっていたが、この映画の主人公も正にそう。

身体が動かず、脳だけは正常に動く。
こんなに辛い状況はない。
逆だったら本人はラクだったろうに・・

それでも一念発
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

とっても見易い作品。
心が温かくなる。

一見、偏屈ジジイのマイクにも色んな事情があってこれまで自分を曲げずにやってきた。
かっこいい。

マリア像の前で自分の過去を打ち明けた時は、私の過去と重ねて胸
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.5

人は誰しも孤独。
だからこそ、愛を本質的に求めている。

つい、
欲望に振り回されてしまうが、
それでは安心感は得られない。

愛する人を愛することができた人は幸せだ。
心から愛し合える人と巡り合うの
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バクテン!!(2022年製作の映画)

3.5

コンパクトだが、作品の中にしっかりと波があって喜怒哀楽があって、素晴らしかった。
人生に別れは付きものだが、
何かを好きだと感じる心は変わらない。
そして、
その思いが人と人をつなげる。

個人的には
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パラサイト 禁断の島(2019年製作の映画)

3.0

分かり易い展開
分かり易いストーリー

でも、
カワイイ金髪美女が現れるだけで映画に箔が付く。

まさかの展開もチョイあり。
大きな感動は無いが、
普通に楽しめます。

友だちとか彼女と観るには丁度い
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.4

最強のおっさん降臨!!
日本人大好きな勧善懲悪ストーリー✨

容赦なく悪者をぶっ殺していく。
圧倒的強さ。
ラスボスも瞬殺。

ホームセンターでのホームセンターグッズと地の利を活かした戦いは面白い。
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

コワっ!
ある意味、どんなホラーより怖い。

いつからエイミーは狂気だったのか?
過去の遍歴を見るに、昔からそうだったのだろう。

ニックとの幸福な新婚時代は?

私は、少しでも彼女に良心があったと信
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.4

理不尽
無慈悲
不条理。

ナイチンゲールは復讐の鬼と化すが、
ジミーとの出会いや戦いの中で、
絶望の中にも人としての尊厳を見出していく。

単身、兵舎に乗り込み、
啖呵を切る場面は圧巻。

そして、
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

面白かった。

クソのような気分の日でも、
映画を観るだけでその日が無駄では無かったと思える。

この映画も、そんな効果がある。

単にお金をめっちゃ稼いで、
転落しちゃいました。
だから悪いことしち
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バベル(2006年製作の映画)

3.3

途中から面白くなった。

3つのストーリーが入り混じり、少し分かりづらさはあるが、結論、着地点はすごいシンプル。

色々あるけど、
血の繋がりって大事。

色々あるけど、
色々あって初めて、
本当に大
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奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.6

予想以上に良い映画だった。
実話ベースだというからすごい。
えらい女がいたもんだ。

人は何かを求めて旅をしている。
人生は旅そのものとも言えるが、彼女は本当にそれを実行している。

別にそれをしたか
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THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

3.2

最強の2人のリメイクかな。

知ってる内容だけど、いいモノはいいよね。

最後は幸せの青い鳥的な締めくくり😀

やっぱり素晴らしい映画。

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.5

最初は微妙かと思ったが、伏線回収的に後半、面白くなっていく。

人それぞれに見えないドラマがあり、
何かを抱えて生きている。

小さい頃のトラウマ的体験も、
事実は少し違っていたりするかもしれない。
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.1

超シンプル。
ロッキーをさらに分かりやすく、熱くしたような映画。

決勝は、
ロッキー、ベスト・キッドに並ぶ
手に汗握るグレイテストバウト!

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.4

ストレイトさんのストレートな物語。

道すがら出会う人々は、
ストレイトさんのまっすぐでシンプルな生き方に何かを感じとっていく。

でも、
ストレイトさんにも辛い過去、後悔がいくつもあり、それらを乗り
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.9

精神、魂は肉体を凌駕する。

愛する家族のために必死で働き、それでも生きるのが困難だった時代。

今の日本よりも確実に貧しい状況。

今より不便だったかもしれないが、だからこそ皆で助け合って暮らしてい
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帰らざる河(1954年製作の映画)

3.7

昔の映画なので作りは粗いが、
シンプルかつ展開がスピーディで
話にのめり込める。

とにかく、俳優さんたちの
圧というか迫力がスゴイ!

マリリン・モンローは正に20世紀最高の女優。
哀愁と色気が凄い
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.9

好きな世界観。

畳み掛ける後半がヤバい。

前半、中盤の伏線を回収しつつ、
シンプルな愛のあるメッセージが
魂を揺さぶる。
号泣不可避😭

複雑な今の時代に
見落としがちな
本当に大切なものが、
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.8

オードリーの名作。
盲目の女性で、自信が無く、被害妄想を抱きがちだったが、
大ピンチに陥った時に、
アリエナイ力を発揮する。

諦めず、
正義のため、
愛する者のため、
生きるために必死で闘う姿は、
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クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

3.6

メンターの紹介で鑑賞。

何も状況は変わっていないのに、
ある一夜、
過去の悲しみや喜び、人の優しさ、
人と分かち合うこと、愛することなどの
素晴らしさを精霊たちの導きにより知り、孤独で偏屈な老人が生
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.6

90年代を象徴するようなド迫力な映画。
色々あったが、最後の終わりかたがすごく良かった。

ショーンはつらいことをたくさん経験したが、それらに負けず最終的には勝利を勝ち取った。
どんなに負け続けても、
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シングルマン(2009年製作の映画)

2.8

同性愛の映画と知らずに鑑賞した為、
多少面食らった。

そっち系が好きな人には良い映画なのかもしれない。
私的には少し美しく描かれ過ぎている感じがして、没入できなかった。

もっと、心情の変化、哀しみ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.7

続編のこちらの方が面白いですね。

前回の内容関係ないくらい盛りだくさんの内容。
真の正義とは何か?
強さとは何かを問われるような内容。

人は関係ない。
自分が正しいと信じる道を突き進むかどうか。
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ダーティファイター(1978年製作の映画)

3.3

古きよき、懐かしき雰囲気の映画。

近年の緻密な構造の映画とは対局に位置する、ストレートな映画。

欲しいものは手にいれる、思い立ったらすぐ行動。そんな世界観に羨ましさすら感じさせる。

出てくる登場
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ロブ・ロイ/ロマンに生きた男(1995年製作の映画)

3.1

ロブロイがカッコいい!

奥さんも、芯がある感じで良い。

勧善懲悪、正々堂々というような日本の時代劇を、
洋画風にカッコよくしあげたイメージ。

奇をてらわない、
安心の映画。

今度は愛妻家(2009年製作の映画)

3.6

哀しい物語。
結果を知った上でもう一度映画を観たら、違う視点で楽しめそう。

喪失の哀しみ、苦しみは経験してみなければ分からないものであるが、
このような喪失を描いた作品があることに
心から感謝してい
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あん(2015年製作の映画)

4.2

冒頭の3分でイイ映画だろうな~と思い、
希林さんの登場でそれが確定する。

永瀬さんと希林さんの醸し出す雰囲気が絶妙、絶品。感動の涙を抑えきれない。

生きることは時に残酷で、
生きていることを呪いた
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

ドラム聴いてるだけでもテンション上がるが、テーマも素晴らしい。

夢に盲目になり、
自分を見失い、
全てを失う。

こんな悲劇があり、
更に奈落の底に突き落とすような事が起こる。

窮地に陥った時は、
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.1

喪失の物語。

同じ経験がある私としては、
共感でき、
勇気付けられる内容だった。

女性ととにかく一緒に居たくなる気持ち、
結婚生活から決別したくなる気持ち、
衝動的に行動を起こしたり、お金を使いた
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卒業(1967年製作の映画)

3.6

超ドロドロ映画。
序盤と終盤で映画のテイストが変わるのも妙味。

それにしても、ダスティン・ホフマンのストーカーっぷりが見事。
本当に欲しいものがあるのなら、全てを差し置いても最後の一秒まで諦めず、行
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.7

仕事もプライベートも順調だった男が、
病によって全て崩れていく。

命のリミットを感じた時、
余計なものが枌尾とされ、
素直な生き方になっていく。

最期のシーンでは、涙を堪えることができなかった。
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.7

ハリソンフォード久々の当たり役!といったところ。


メジャリティーの中に異質なものが入ってきた場合、人は拒否反応を起こしがち。

主人公は、
人種差別や中傷、迫害に負けず、苦しみに耐えた。
野球に打
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.7

アメリカ得意の安定の法廷映画。

重たい内容も、トムクルーズが演じると安心感が生まれる。

相手に喋らせてそれを利用して虚をつく戦法が鮮やかでクール。

どんな困難に直面しても、
自分のプライド、良心
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