ryuさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ドライブマイカーを経て、こういう感じで来るんだ?って衝撃作だった。
あのラストに関して驚くのは自分たちが都市に住み様々な犠牲の上、享受を受けてるあちら寄りだったからであって、片方は親しくなってるように
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.0

意外とこの完全版よりショートバージョンの方が良かった

青春神話(1992年製作の映画)

4.4

初のツァイ・ミンリャンの作品、
台湾の他の有名監督を沢山観てきたけど、この監督が一番自分は好みかもしれない。
昔の台湾映画は少し地味なイメージがあるけど、この作品に関しては結構派手なロケーションと若々
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ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.6

想像してたよりも結構良かった。
とにかく何度も出てくる兄の店のある通りの看板のネオンや働いてるKFCが美しくてノスタルジック。
なんだかクーリンチェ少年殺人事件と似た雰囲気がある。

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.8

この映画のミシェルチェンは全アジアの初恋で間違いないと思う。KAIKOもハマり役。
すごく好きなエンディングだった。

親愛なる君へ(2020年製作の映画)

3.1

映画的には絵はとても美しいし、山から雲を見下ろすシーンは壮大で素晴らしい。
ストーリーはまあどこかで見たような感じかな。

街のあかり(2006年製作の映画)

3.7

ミニシアターで初のアキカウリスマキ作品鑑賞。
小道具やセットには緑と赤の二色が印象的に使われている。後半赤い人たちが増えていき、あれは誰かに火をつけられたのか、もしくは流血のメタファーなのかな?なんて
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2046(2004年製作の映画)

3.9

花様年華後にトニーレオン色気上がりすぎ
。相変わらず多言語で無国籍で雑多な感じが好き。正直キムタクじゃなくて金城武で観たかった感はある。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

2.9

役所広司の演技は確かに凄いけど、前評判で期待していたほどではなかったかな。
日本人からみれば日常の風景の感じで映画的な体験を感じにくいかもしれない。
モラトリアムの中でこれとほぼ同じような生活をしてた
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少年の君(2019年製作の映画)

3.3

アカデミー賞まで進んだのになぜ金馬奨から完全スルーされたのかまぁ理解出来る。大陸の映画って途中まで監督の個性が光るのに結末だけ突然プロパガンダになって笑ってしまう。
主演が美形だなーと思って調べたらT
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ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

4.6

イチャンドンの芸術家的な美学と外見至上主義の韓国社会を上手く一人の人生と交差して描かれている名作でした。
これに関しては悪や善ともベクトルが違うなと思った、生き方の問題であって。

ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.6

彼らの太陽は母であり父だったと思う。
序盤の絶望的な状況下からあそこまで持っていく母の力量は素晴らしかった。
それぞれの役柄がはっきりと役割を果たしていて良かった。
悪の権化のような彼も親族が全員が逃
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先に愛した人(2018年製作の映画)

3.3

ジメジメとした台湾特有の湿度の高さが伝わってくる映像が凄い。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

5.0

ロウイエ監督の中でも一番好きな作品。
そこにかつてあった失われてしまった美しい瞬間を収めた作品。
中国、香港、台湾は3人のようにお互いを傷つけ合いながらも決して離れられない関係であることを改めて感じさ
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.4

都会の御伽話って感じ。荒廃した雰囲気の上海がとてもハードボイルドな世界観でよかった。
今ですら大都会の上海がちょっと前までこんな感じだったんだなと中国の発展のスピードの速さを改めて思い知らされる。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.7

とにかくオシャレ映画だった、00年代のファッション可愛い。蒼井優は髪質から何から全て存在自体がオシャレすぎる。
ラストシーンは完璧でした。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

Amazonオリジナルってなんかいつも豪華絢爛ですね。
バリーコーガンの存在感凄かった。
どちらかと言うと美術面が優れていて、ストーリーはと言うとまあまあかなと思います。
彼の目的はどちらなのか分から
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.3

なかなか映画的ではあると思うし、退屈はしないんだけど、見どころというか心をグッと掴まれるシーンは無いような。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.1

エドワードヤン監督の他の作品に比べるとあまりグッとくるシーンはなかったかも。
ただやっぱり細かい構図やご道具はとてもオシャレだし、富士フィルムのネオンの前のシーンがとても良かったです。
台北は大都市に
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.5

エドワードヤンは一生に一度あるかっていうような運命的な瞬間を描くのが本当に上手いと思う。
特にエレベーターで初恋の女性が降りてくるシーンはその一瞬で全てが戻ってしまうような象徴的なシーンでした。
独立
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

今の時代から考えるととんでもないことの連続だけど、あの激動の時代に生きていればそこまで特殊な状況って程でもないんだろうなと感じた。最後の警察官の反応とかを見ると。
にしてもビックリするくらい前半のスト
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