hebさんの映画レビュー・感想・評価

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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マジメ系サメ映画っぽい導入に期待したものの、「焦らし」が長くて展開もゆっくりなので全体的にちょっと退屈でした。
なんとしてもイベントを開催したい行政側との摩擦なんかは古典へのオマージュも感じさせるし、
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これ以上ないほど分かりやすいタイトルそのままのリベンジもの。
とりあえず胸糞悪いし描写もいちいち痛いので相当気が滅入りますが、所々に目の覚める様なショットがあったりしてなんだか引き込まれてしまうのも事
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

勿論分かるところもたくさんあるんだけど、最近のSNSで持て囃されそうな「新しい価値観」とりあえずぶち込みましたみたいなキャラにしか見えなくてちょっとノれませんでした。
漫画原作なのもあるのかもしれませ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

設定だけ見るとリアリティもクソもないゆるゆるコメディとしか思えなくて、実際そういう話ではあるんだけどなぜか「くだらない」で切り捨てられない独特の空気感が作品全体を覆っています。
特に変声期という言葉が
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公が単に正義の人なのかどこか壊れてしまっているヤバい人なのか最後まで分からない、その得体の知れなさこそ本シリーズのポイントの一つだと思っているので、成り行きとはいえ普通にCIAと連絡とってお助けお>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の2人のイチャイチャにスッと入ってくる女友達、の部分でもう何かを感じ取ってしまってそれ以降ずっとヒヤヒヤが止まりませんでした。
いよいよ塔に登り出してからはお尻のムズムズが限界突破して未知の恐怖感
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ガスタウンやバレットファームの全貌、本領発揮とばかり儚く散っていくウォーボーイズのあまりに哀れな戦いぶり。怒りのデスロードで想像力を掻き立てられた数々の要素が映像化され、見たかったものを次々に見せてく>>続きを読む

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤の流れは飽きるほど見た「ヒーロー映画のオリジン一発目」の導入そのもので、悪くはないけどさすがに今更感強め。
その後もやはりどこかで見た感じのシーンが続くのですが、普通ならそろそろ出番が無くなってく
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.4

濃い80sの匂いをぷんぷんまき散らすオープニングにやたら大げさな劇伴、若干の戸惑いと共に始まったシリーズ3作目。
撮影の規模は更に大きくなり、セットや衣装などの美術面も大幅にグレードが上がっているのが
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

一作目で形になりかけていた要素に磨きをかけて、画的にもストーリー的にも高い完成度で生まれ変わった見事な続編。

より分かりやすく強烈なインパクトを残す各キャラクターの作り込みは、ワケの分からない異常な
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.1

近未来という設定なんでしょうがさすがに今の目で見るとなかなかしんどいクオリティ。
それでも衣装やセットに独特の感性が光る部分も確かにある様に思います。

話の方はシンプルな復讐劇…だと思っていましたが
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この日常をぶち壊す何かを期待している少女と、それを利用して再起を図る男。
最後に見えたのは利害関係を越えた真にピュアな絆なのか、あるいは都合の良い妄想か。

街を切り取る様な印象的なカットが多く、自然
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていたものがアマプラで無料になっていたので視聴。
あえて前情報はあまり入れずに臨んだので、冒頭の治験シーンでどういう話なのかいよいよ分からなくなって焦りました。

それにしても偶然出会っ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

微かな能力の表出とそれが徐々に大きくなっていく過程、主役である子供たちそれぞれの置かれた状況、全てが映像だけでスッと頭に入ってくる様な見事な表現。
つらい場面も多くありますが、互いにどこかでつながって
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2024 50
これは自分の人生じゃない様な気がする。
何かは分からないがより良い選択がきっとあるはず。
こんな想いは世代やジェンダーとは無関係に誰もが抱くタイミングがある気がします。
クリエイター気
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インフィニット・ストーム(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公が部屋で目覚めて山に入るまでの一連の流れ、とても静かではありますが微妙な違和感が散りばめられていて、うっすらと不穏な空気を感じさせます。
山で「彼」を見つけてからの展開は「いくらなんでもこいつは
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ウスナビ!キラービー!見知った顔がこういうエンタメ大作に出てくるのは嬉しいものです。
今回はこういうノリでいくんだな、というワクワクを感じさせてくれる序盤は楽しかったのですが、各勢力が出揃った辺りから
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

1.8

今更こんな出来の悪いエヴァみたいな作品を世に出す意味が分からない。
アニメでやったとしても古臭くて観ていられないであろう演出、陳腐な台詞、最後までわけが分からない上に気持ちの悪い謎ルール。
ここ10年
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プライベート・ベンジャミン(1980年製作の映画)

3.6

まるでシットコムに出てくるキャラクターみたいな主人公ジュディの魅力がやはり一番大きいかなと思います。
両親が迎えにきた時、彼女があの決断に至った理由は何だったんでしょうか。

軍パートが終わってからの
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

-

登場人物の関係性も事件の全容もなにひとつ理解できませんでした。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭差し込まれる不穏すぎるイメージが脳裏に焼き付いて、その後の華やかな結婚式がいつどうやって崩壊するのか、ひと時も目を離す事が出来ません。
その予兆の描き方もついに訪れる爆発の瞬間も、強烈な映像的違和
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

-

所謂法廷モノでお決まりの隠された真実が徐々に開陳されたりその結果誰かが大逆転する様なドラマチックな展開とは無縁です。

全ては推定無罪の原則を学ぶためのお勉強作品という感じでした。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あまりに大きな罪の意識に絶えず焼かれながら、社会の隅で救いを待ち続ける男。

カードゲームの要素はそこまで重要では無い様に感じましたが、延々とギャンブルを繰り返して生きて行くという行為は、過去に囚われ
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不都合な自由(2017年製作の映画)

3.9

20年ぶりに仮釈放された主人公の存在が、膠着していた関係性に楔の様にヒビを入れていく。

受刑者という肩書きと過ぎ去った時間が重くのしかかる現実の辛さ。
印象的に使われる自転車は、取り戻した自由と失っ
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パク・ソダムでベイビー・ドライバーをやりたいんだなという企画の意図を勝手に読み取りましたがカーアクションに絞ってみれば瞬間的にそれを上回る部分もあるかもしれません。
劇伴も今っぽくて一緒に行動するのは
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なかなか肌感覚で掴みにくい部分も多い海外の人種差別問題。
この手の作品を見る度に「こんな理不尽が通るのか」と絶句してしまいます。
長く続く構造的差別の中で人の意識がどう固着していくのか、そしてそれを変
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

設定は面白いし展開も読めないので、序盤から普通にのめり込んで見入ってしまいました。
シャマラン的な変異の見せ方やルールを利用したアクションシーン等、なかなか面白いアイデアが随所に見られて飽きさせません
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とにかくアートワークがツボすぎてもう全編どこを切り取っても最高に楽しい!
スパイダーバース以降の3Dアニメ表現の潮流の一つとして、今作はよりラフでよりエモーショナルで、描き手の筆圧まで取り込んでしまっ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からものすごい映像のつるべうちでサービス満点。フラッシュのキャラクターも愛嬌があって応援したくなります。
しかし過去に飛んで以降の2人のフラッシュ展開は良い所もたくさんあるのですがやや冗長で、中盤
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から猛烈なモノローグで面くらいましたが、この症状を映像だけで説明するのは難しいだろうし、受け手に勘違いさせてはいけない部分なのでこれは必要だったんだろうなと。PMSという言葉、自分は初めて知りまし>>続きを読む

フローレス(1999年製作の映画)

3.4

フィリップシーモアホフマンとロバートデニーロにこんな役与えたらそりゃ面白くなるに決まってる、とか思いながら観ていましたがこれと言った盛り上がり所の無いまま淡々と進んでいきます。
様々な属性の人達が集ま
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

透明人間(2019)やswallow、プロミシングヤングウーマンに去年のバービーと、自分の中では完全に一区切りついた感のあるテーマ。
今作もおそらく同じテーマを扱った作品なのだろうという事だけはなんと
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

2.7

最初から最後まで何やってんのかさっぱり分かりませんでした

不能犯(2018年製作の映画)

2.5

あまりに衝動的すぎる依頼者達の殺意
強力すぎてもはやなんでもありの犯人の能力
取ってつけたような爆破事件

ドラマの延長線上で作られるダメなタイプの邦画の中でも、さらに一段つらい感じの出来でした

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.4

自分の中でこういうホモソな関係性に対する強い憧れと嫌悪が常に同居している感じがしますが、この作品に関してはあんまりノれない方だったかな。
彼等に何が起こったのか解き明かしていく過程は単純に観ていて楽し
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.0

若さ故の好奇心に駆られた青年が、ズルズルと深みにハマり平素は隠されている裏の世界を体験する、みたいな話なのかと思いましたが登場人物みんなキマってる感じだし終盤の展開とかもうよく分かりませんでした。
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