アウシュヴィッツ収容所の所長を務めたルドルフ・ヘスとその家族が、収容所から塀一枚隔てた場所で平和に暮らす様子を描いた作品。示唆的な台詞や映像はあるものの、予告で伝えられている以上の情報は本編では語られ>>続きを読む
全編モノクロのため先の戦争中の話だろうか、そうだと思い込みたくなる程、現代で今なお起きている難民に対しての非人道的行為がこれでもかと映され続け、かと思えば国境警備隊側の葛藤も描き、改めてかつてホロコー>>続きを読む
「戦争は爆撃ではなく、静寂とともに始まる」という言葉を痛感させられました。
ニュースで断片的に流れるのを目にしてきた映像の数々。時に「フェイクニュースだ」という心無い言葉が掛けられるのも目にしていま>>続きを読む
ウクライナ全面協力の実話を元にした戦争映画。
クリミア半島を巡る今なお続く戦争についてリアルに描いていて、考えさせられる一作です。
俳優を目指して故郷を離れた主人公。ある日、恋人を連れて帰省した先で久しぶりに再会した幼馴染達と過ごす、学生の頃のような甘い青春と、大人になって変わってしまったほろ苦さが心に沁みる一作でした。
成人男性版ふしぎの国のアリス/オオカミの家を添えて…って感じの不条理劇でした。
自分は不条理劇のつもりで鑑賞しましたし、不条理劇にしては主人公の置かれている状況(家族からの歪んだ愛情や精神衰弱状態)>>続きを読む
リバイバル上映で観てきました!
数えきれないくらい繰り返し観てきた作品だけど、改めてカーチスとの空中戦を大画面で観ることができてよかったです。
あと、劇場にいた「楽しめるのかな?」と心配になるくらい>>続きを読む
東京コミコンのジャパンプレミア上映で鑑賞しました。
巨大軍需企業の陰謀に巻き込まれ、スカラベ型の機械生命体に寄生されてしまったメキシコ人の若者が主人公のDCヒーローオリジン映画。
メキシカンな陽気>>続きを読む
Filmarks試写会にて。同名ゲームのトッププレイヤーが本物のレーサーになるまでを描いた、実話をもとにした映画。IMAXのど迫力な画面で観られたのでめちゃくちゃ没入感があって楽しかったです!
こん>>続きを読む
人間が痛みを感じなくなった近未来。公開解剖ショーが人々を魅了する倒錯的な世界で、進化する人間とそれを阻止しようとする政府を描いたSF作品。
ガラージュやダークシードが好きだった自分にはビジュアル10>>続きを読む
午前十時にて。記憶の中よりリーガンが悪魔に取り憑かれるまで時間がありましたね。医者のチェックこんなに長かったのか…とはいえ、取り憑かれてからの快演技は「待ってました!」という感じ。
マックス・フォン>>続きを読む
一度足を踏み入れたら最後の呪いの家という洋風の「呪怨」みたいな設定が、ポップなホラーとして描かれていました。
勝手に動く椅子にヒッチハイク感覚で乗り込むゴースト、話しかけてくる水晶玉、伸びてくる絵、>>続きを読む
試写会にて。安アパートで起こった強盗と殺人とレイプ事件に迫るサスペンス。1968年の栃木の尊属殺事件を思い出しましたね。「切り落とすべきは男の指ではない…首だ!」って感じですけど。
原作が2000年>>続きを読む
たしかに「ビースト覚醒」ってサブタイは詐欺じゃね?と思うくらいビースト陣営の出演数少ないし活躍も物足りないけど、直撃世代なもんで、玄田哲章さんと子安武人さんが揃った時点で拍手したい気持ちでした。
ス>>続きを読む
#NoBarbenheimer 上映開始前はいろいろあったけれど、SFコメディ作品としての純粋な面白さが最高でした!
たしかにフェミニズム入門編という感じで、人によって足りないと感じる部分や説教臭い>>続きを読む
アクションはいつも通りの盛り上がりでしたが、もう少しヘイリーアトウェルのバリバリのアクションが観たかったなあ…!と思っていたところ、まさかの前編後編。これは後編に期待です。
それにしても泥棒からの出>>続きを読む
年取って昔のようなキレがなくなってもやるときゃやる!そしてここぞというところで流れる、あの胸躍るテーマ曲!!これだけで評価しない理由はないのではないでしょうか。
ハリソンフォードの渋さが極まっていて>>続きを読む
若気の至りで盛り上がっただけなのでは…?と思っていた関係が、戦争を経て環境も考え方も一変する中、徐々に一途な面が見えてきて引き込まれます。
たくさんの犠牲の上に咲く一面のひまわりが美しくて、でも戦争>>続きを読む
連載当時は、魔物の子どもと魔物のじいさんと人間の老兵という「渋いにも程があるだろ!」ってパーティにそこまで惹かれなかったのですが、今、見直すとまあ、えらくカッコよかったです。
王道な展開と世界観が心>>続きを読む
カルト宗教「コロニア・ディグニダ」がもし子ども向けの洗脳教育アニメーションをつくったら…という、一体なに食べたらこれをつくろうという発想に至るんだ?という作品。
とはいえ、洗脳とグルーミングによる子>>続きを読む
炎と水、相容れない種族が惹かれ合う話……というのは王道だけれど、エレメントというファンタジーな世界に移民の問題が絶妙に織り交ぜられていて面白かったです!
予告から「これはラブロマンスです!」というの>>続きを読む
そろそろあらすじに触れても良さそうなので…戦時中、母を失い、継母と義理の弟を疎ましく思いながら過ごす少年がある日、異世界に迷い込む話。筋書きは『失われたものたちの本』ほぼそのまま。原作に忠実だからこそ>>続きを読む
ヴァチクソ、ばちくそ面白かった!!!(すみません、悪魔はジョークを嫌うので言わずにはいられなかったのです)
真面目な話、しっかりエクソシストものホラーをしつつ、バディアクションを挟み込んで最高のエン>>続きを読む
午前十時にて。曲が良い映画はそれだけでテンション上がりますよね…兄弟の確執と事件の犯人を探るサスペンス要素に炎の迫力が加わって面白い作品。
この作品のUSJアトラクションも大好きだったんですよね…子>>続きを読む
ヒーロー映画は最初に見た作品が親。なので私の場合は家族と観ていた、スーパーマンといえばクリストファー・リーヴ、バットマンといえばマイケル・キートンでした。
だからまあ、もうめちゃくちゃアツかったんで>>続きを読む
午前十時にて。何度観ても面白すぎる!曲が良すぎる!!
250人脱走計画で実際に脱走できたのが76人、ゲシュタポに射殺されたのが50人、成功者3人、と結果だけ見ればどう考えても失敗だし悲惨なんだけど、>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。以前も午前十時で観て、その時は前知識なしで、今回は中東の戦争やロレンスのセクシュアリティについても意識して観たのですが……うう、このどこまでも拭えない虚しさよ。
観賞後感が何度>>続きを読む
寿司配達のバイトをしながら会計の勉強をする苦学生でラッパーのアントワーヌ(要素多いな!?)
ある日、配達先の音楽学校で煽られて歌ってみせたところ、先生に見そめられ、オペラの道を歩み始める……という、>>続きを読む
プロテスタントの一派・メノナイトの集落で2005〜2009年に起きた性暴力事件を、架空の村に置き換え、事件後の女性たちを描いたドラマ映画。
「家庭にいて夫を支えるのに必要がない」と文字を教わらなかっ>>続きを読む
うーん……面白い……面白いですが……いや、なんかインフィニティウォーと同じで、ひとつのお話として完結するまではなんとも言えない作品だなあと思いました。
アニメーションとしての面白さは一作目で、もうこ>>続きを読む
いじめられっこの留守児童が、中国獅子舞の競技大会で優勝を目指すスポ根ストーリー。
清々しいほどに王道。
けれどそれが良かったです。
獅子舞というと日本ではもう少し「舞」に特化しているイメージですが>>続きを読む
基本は吹替派、ミュージカルのみ字幕派ということで、本作はハリー・ベイリーの歌声を堪能しようと思っていたのですが、時間が合わず…でもある意味、声を失ったアリエルとしての彼女を純粋に楽しめたように思います>>続きを読む
午前十時にて。義理の父親の葬儀…はじめてのお葬式。作法が分からず戸惑い、初めて知ることに不謹慎にも興味を惹かれ、失礼な親戚や、どういう関係?と思う程泣き叫ぶ弔問客がいて、ふとした瞬間、故人のことが偲ば>>続きを読む
午前十時にて。
国税局VS脱税者!
簿記の資格とって、確定申告するようになってから観る「マルサの女」めちゃくちゃ楽しい!!!
序盤の商店の「重箱の隅つつくような真似してさ!もっと悪いことしてる奴な>>続きを読む
誘拐犯と被害者の子どもの逃亡から始まり、実はその子どもには不思議な能力があって………というSF作品。
ジェイデン・マーテルくんの出ている作品をなんだか続けてみてますね…当時11歳か。演技が巧みなので>>続きを読む
漫画家・岸辺露伴が、この世で最も黒く、最も邪悪な絵を求めてルーヴルへ行くホラーサスペンス。
岸辺露伴はジョジョ4部のキャラですが、「ルーヴルへ行く」は描き下ろし短編のため、世界線や時系列が異なってお>>続きを読む