Longsleeperさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

不快な気持ちになることを覚悟して行ったけど、思ったよりは拒否感薄かった。
原爆の実験や投下が成功して、拍手喝采大興奮のメンバーたちが不気味に描写されていた(倫理的葛藤を抱えるオッペンハイマーはそのリア
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

絶対に映画館で観るべき作品の一つ。
他の方も書いてる通り、ゴジラのテーマが流れるタイミングが神。

『シン・ゴジラ』が「日本という組織に何ができるか」と問う印象だったのに対し、こちらはより主人公敷島た
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.9

小さい頃見て、ドロシーみたいな服を着たいと思ってた。
君にはもう勇気はそなわってるって言われるところが好き。
ブリキの彼はあれでいいのか笑
カンザスは竜巻というイメージが確立した。

元ネタを観ていた
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

じわじわずっと温かさが残る映画。
カーネギーホールって住めるのか……

初対面で反目し、その溝がだんだん埋まっていくというのはオーソドックスな展開だけども、それが丁寧で描写もリアリティがあってどんどん
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

前半の展開がゆっくりなので、この話はどこ行くんだろうと思ってたけど、一応落ち着くべきところに落ち着いた感じ。
他の人のレビュー見て知ったけど、オマージュになってる作品が複数あるらしくそれをわかってない
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ久しぶりに映画館で映画を観た。
すずめの過去が昇華される場面ではめちゃくちゃ泣いてしまった……

新海誠作品の「世界(普通の人々の普通の日常)を救う」「会いたい人に会いに行く」の二本柱は変
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.3

ウィル・スミスがウィル・スミスに見えない演技力で輝いてる。
歩き方から訛りからウィリアムズ家のお父ちゃんを完コピ。
ウィリアムズ姉妹のヴィーナスのほうに焦点が当たっている。
アメリカのポジティブの力が
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ザ・ウォーター・ウォー(2010年製作の映画)

4.0

映画撮影のためボリビアを訪れたクルーが、民営化された水道事業の急な値上げに抗議するコチャバンバ水紛争を目の当たりにする話。
短めということもあり、全くダレない映画。

劇中劇となる映画では、インディオ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.4

エニグマ解読という歴史を変える快挙を遂げつつ、ひとりの人間には大きすぎる苦悩を負った数学者の生涯の話。

前半のチームメンバーとの関係の変化や、ジョーンとのやり取りは心温まったり勇気づけられる内容だけ
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.2

事実は映画より奇なり。
これがフィクションのあらすじだったら「そんなことできるわけないやん」って思う。

最初から最後まで緊迫感が途絶えず、アメリカ側の人々の軽妙なセリフ回しもあって一気見したくなる。
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

アイリスはジョディ・フォスターだったんか……
コロンバス・サークルで演説とかできるんだ、と思う。狭そう。

ネットが普及してない社会で鬱屈してしまうと、リアルな生活で孤立した人は軌道修正するタイミング
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

経過を追っていた事件が映画化されたと知って鑑賞。
胸糞悪すぎて細切れにしないと観られなかった。
劇場で観たら数日は立ち直れない。

子どもがどれだけ親を愛するか、知っていて手放さない秋子の執着が気味悪
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.7

自分の人生の主人公になる覚悟を持て、という本屋のオッサンの示唆とか、夢や希望が失われたところに入り込むものが人を操ってしまうというメッセージは良かったと思う。
ファルコンが犬型ウーパールーパーみたいな
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.6

原作が面白かったので、なるべくそれに忠実に映像化して欲しかった。
イギリスの本をアメリカ人や日本人が映像化するとなんか違うのはもうしょうがないんだけど。
優しいおじいちゃんとのやり取りは原作のままで嬉
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.3

本編や外伝を全部観た上で観るのが正解。
これで終わっちゃうと思うと寂しいけど、切なさも泣かせる感じも文句なしの締めくくり。
メインの一人がディオと同じ声優さんで驚愕した……同じ声で「お前は今までに食べ
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

本編と比べると展開の密度は低め。
本気になれば30分くらい削れそう。
でも相変わらず泣かせる。
エイミーとテイラーを見ていると、大事な人と日常を共有できることが幸せだなと思わされる。
名前を変えて生き
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用心棒(1961年製作の映画)

4.0

三船敏郎を堪能するための映画。
主人公が狂言回しポジションの任侠コメディという感じ。

同じ黒澤明監督作品の『羅生門』のが構成や心理描写は好き。
原作は芥川先生なのである意味当然だけど。

セリフのテ
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ミュージック・オブ・ハート(1999年製作の映画)

-

過去鑑賞
常識を知ってから思い返すと「カーネギーホール……? イツァーク・パールマン……?」てなる

チアーズ!(2000年製作の映画)

4.0

過去鑑賞
意外と結構面白い青春コメディで、また何も考えずに観てみたい

ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

4.0

ギャスパー・ウリエルを偲んで鑑賞。
ソンムの塹壕にいても華がありすぎる立ち姿で、この人がもう生きていないんだと思うと本当に残念である。。。

第一次世界大戦後、故意の負傷で処刑された恋人の消息を探すと
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ミュンヘン:戦火燃ゆる前に(2021年製作の映画)

4.2

切り取った歴史上の場面も、視点人物も地味だけど真摯な良作。
原作も読んでみたい。

第二次大戦前夜、チェコのズデーテン地方割譲を決めたミュンヘン会談を舞台に、ドイツとイギリスのかつての学友が戦争阻止の
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ジャイアントベビー /ミクロキッズ2(1992年製作の映画)

-

過去鑑賞
懐かしすぎる……子どもにおすすめ。
今だとステレオタイプすぎて無理だと思うけど、ママの見せ場はかっこよかった笑

眠れる森の美女(1959年製作の映画)

-

過去鑑賞
ディズニーの古典で一番好きかも
主人公でありながら自分では何もしないスタイル、今後は二度と造られないであろうストーリーだと思う。

シンデレラ(1950年製作の映画)

-

過去鑑賞
子どもが生まれたので小さい頃見たディズニー映画を振り返ってみる

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

世界観の構築力がすごい。
原作があるとは言え、この世界を映像に完成し切る情熱と技術と想像力は唯一無二だと思う。
カットや構成がいいのか、連続して見続けることにまったく飽きない映像。

セリフの量を絞っ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

普通の人たちの普通の幸せが、戦争という非日常にじわじわ侵蝕されていく。
その中でも、身近な人同士支え合える心があったから、すずたちは寄り添い合って立っていられたんだなと一抹の希望を感じる。

名もない
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

メインの人物の年齢がここまで高い映画ってあまりないなと思ったけど、イーストウッド監督作でもない限り、商業的に撮りにくいのかもしれない(キャッチーさが足りなくて)。
イーストウッドだからここまでのクオリ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

写真でしか見たことなかったホーキング博士が、そのまま立ち現れたかのようなエディ・レッドメインだった。
エマ・コリンのダイアナ妃でも思ったけど、断片的にしか知らない人と「似てる」って思わせる演技って凄い
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